Salesforce CRM でのインストールと設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce CRM 組織に管理パッケージをインストールする。
- メールのページレイアウトを変更する。
- CRM API ユーザーを設定する。
- Marketing Cloud Connect を使用できるように管理者権限を更新する。
始める前に
このモジュールでは、冒頭で述べたとおり、受講者が Marketing Cloud Engagement と Salesforce CRM の管理者で、両方のアカウントにアクセスして構成する適切な権限を有するものと想定しています。どちらか一方のみの管理者である場合は、インストール手順を実行する適切な権限を有する他のユーザーと協力してください。また、Salesforce Classic UI を使用していることと、Salesforce CRM でカスタムプラットフォームイベントが有効になっていることを確認してください。管理パッケージを正常にインストールするには、有効になっている必要があります。
一緒にトレイルを進みましょう
Trailhead Academy のインストラクター、Brian Richardson が以下のステップとプロセスの詳細を説明します。
2: 管理パッケージをインストールする
いよいよ管理パッケージをインストールします。管理パッケージとは、Salesforce CRM アカウントと Marketing Cloud Engagement アカウント間の接続を機能させるコンポーネントやアプリケーションの集合体です。次の手順に従って、管理パッケージの最新バージョンをダウンロードします。
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サポート対象の Web ブラウザーの最新バージョンを使用していることを確認して、次のいずれかの URL をクリックします。
- 本番組織: https://sfdc.co/MCC
- Sandbox 組織: https://sfdc.co/MCCSandbox
- 管理者資格情報を使用して Salesforce CRM アカウントにログインし、[管理者のみのインストール] を選択します。
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[インストール] をクリックします。(アクセス権を付与するよう促されたら、サードパーティ Web サイトにアクセス権を付与します)。
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[続行] をクリックします。
管理パッケージのインストールが完了するまで待機したうえで、次のステップに進みます。
3: CRM 設定を構成する
管理パッケージをインストールしたら、初期設定のいくつかの更新を Salesforce CRM アカウントで行う必要があります。まだ Salesforce CRM アカウントを開いていない場合は、移動して管理者資格情報を使用してログインします。
インストラクターが以下のステップとプロセスの詳細を説明します。
ページレイアウトを変更する
ユーザーが Salesforce CRM アカウント内からメール活動を表示するためには、ページレイアウトに一定の変更を行う必要があります。
- Salesforce CRM 組織で、[設定] をクリックします。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Users
(ユーザー) と入力し、[Build (ビルド)] > [Customize (カスタマイズ)] の下にある [Users (ユーザー)] を選択します。
- [ユーザー] で、[ページレイアウト] をクリックします。
- [ユーザーページレイアウト] で、[ユーザーレイアウト] の横にある [編集] をクリックします。
- ユーザーページレイアウトの [追加情報] セクションまでスクロールダウンして表示します。
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[Marketing Cloud Engagement for AppExchange Admin (Marketing Cloud Engagement for AppExchange 管理者)] をパレットからユーザーページレイアウトの [追加情報] セクションにドラッグします。
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[Marketing Cloud Engagement for AppExchange User (Marketing Cloud Engagement for AppExchange ユーザー)] (1) を同じセクションにドラッグします。
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[Save (保存)] をクリックします。
リードページレイアウトを変更する
次は、Marketing Cloud Connect ユーザーが Marketing Cloud Connect の関連項目を表示できるようにリードページを設定します。
- 引き続き CRM の [設定] にある [ビルド] > [カスタマイズ] で、矢印アイコンをクリックして [リード] メニューを展開します。
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[ページレイアウト] をクリックします。
- 作業するページレイアウトを見つけて、[編集] をクリックします。
- 選択したレイアウトで、ツールパレットのオプションから [関連リスト] を選択します。
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[メール送信] をパレットからリードページレイアウトの下部 (1) にドラッグして、新しい関連リストを作成します。
- 続いて、[個別のメールの結果] をパレットからリードページレイアウトの下部にドラッグして、新しい関連リストをもう 1 つ作成します。
- 次に、パレットのオプションから [Visualforce ページ] を選択します。
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[LeadActions] をパレットからリードページの [詳細情報] セクション (1) にドラッグします。
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[Save (保存)] をクリックします。
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[ユーザーの関連リストのカスタマイズを上書きしますか?] で [はい] をクリックします。
取引先責任者ページレイアウトを変更する
次に、同様の手順を繰り返して、[設定] 画面から取引先責任者レイアウトを変更します。
- 引き続き CRM の [設定] にある [ビルド] > [カスタマイズ] で、矢印アイコンをクリックして [取引先責任者] メニューを展開します。
-
[ページレイアウト] をクリックします。
- 前回と同様、管理者のみに表示するレイアウトの中から更新するものを選択します。選択したら、名前の横にある [編集] をクリックします。
- ツールパレットで、[関連リスト] を選択します。
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[メール送信] をパレットから取引先責任者ページレイアウトの下部にドラッグして新しい関連リストを作成します。
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[個別のメールの結果] をパレットから取引先責任者ページレイアウトの下部の [メール送信] の次にドラッグしてもう 1 つ新しい関連リストを作成します。
- パレットで [Visualforce ページ] をクリックします。
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[ContactActions] をパレットから取引先責任者ページの [追加情報] セクションにドラッグします。
-
[Save (保存)] をクリックします。
-
[ユーザーの関連リストのカスタマイズを上書きしますか?] で [はい] をクリックします。
これで、リードと取引先責任者の両方のメール送信を表示できます。お疲れ様でした。
Marketing Cloud Connect 管理者にアクセス権を付与する
ユーザー権限に進みましょう。次は、Marketing Cloud Connect 管理者に一定の権限を付与します (この管理者があなたの場合もあれば、別のユーザーの場合もあります)。次の手順に従って、[設定] メニューから該当するユーザーに権限を割り当てます。
- [設定] メニューの [管理] で、矢印アイコンをクリックして [ユーザーの管理] メニューを展開します。
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[ユーザー] をクリックします。
- 決定したシステム管理者ユーザーの名前の横にある [編集] をクリックします。
- [追加情報] で、[Marketing Cloud Engagement for AppExchange Admin (Marketing Cloud Engagement for AppExchange 管理者)] と [Marketing Cloud Engagement for AppExchange User (Marketing Cloud Engagement for AppExchange ユーザー)] を選択します。
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[Save (保存)] をクリックします。
これで管理者に権限が付与されました!
CRM API ユーザーを設定する
次は、Marketing Cloud Engagement を CRM 組織に接続する CRM API ユーザー (Salesforce システムユーザーともいう) を作成します。
- [設定] メニューの [管理] で、矢印アイコンをクリックして [ユーザーの管理] メニューを展開します。
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[ユーザー] をクリックします。
-
[新規ユーザー] をクリックします。次の設定で新規ユーザーを作成します。
- First Name (名):
MC
- Last Name (姓):
Connect-CRM
- メール: あなたがアクセスできるメールアドレスを使用します。
- ユーザー名: 一意かつメールアドレス形式にする。推奨:
mc-connect-crm@youremail.com
。
- ユーザーライセンス: Salesforce
- プロファイル: システム管理者
- ロール: <未指定>
- [一般情報] で、[マーケティングユーザー] チェックボックスをオンにします。
- [追加情報] で、[Marketing Cloud Engagement for AppExchange Admin (Marketing Cloud Engagement for AppExchange 管理者)] チェックボックスと [Marketing Cloud Engagement for AppExchange User (Marketing Cloud Engagement for AppExchange ユーザー)] チェックボックスをオンにします。
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[パスワードをリセットしてユーザーに通知する] チェックボックスをオンにします。
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[Save (保存)] をクリックします。
重要: 指定したアドレスにメールが送信されます。そのメールに記載の手順に従って、新規ユーザーレコードの ID を確認し、この新規ユーザーアカウントのパスワードを指定します。
Salesforce CRM で権限セットを作成する
2 つのシステムが適切に通信するように、Salesforce CRM に汎用権限セットを作成し、Marketing Cloud 接続アプリケーションの設定を更新する必要があります。これは、Marketing Cloud Engagement から Salesforce CRM に接続するユーザーにアクセス権を付与するために必要です。
- [設定] メニューの [管理] で、矢印アイコンをクリックして [ユーザーの管理] を展開します。
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[権限セット] をクリックして、[新規] をクリックします。
- 権限セットに覚えやすい表示ラベルを指定し、説明を記入します。
Marketing Cloud Connected App
(Marketing Cloud 接続アプリケーション) という名前にし、Gives access from CRM to Marketing Cloud Engagement
(CRM から Marketing Cloud Engagement へのアクセス権を付与) という説明を記入することをお勧めします。
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[Save (保存)] をクリックします。
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[割り当ての管理] をクリックして、[割り当てを追加] をクリックします。
- 前のセクションで作成した CRM API ユーザーのアカウントを選択します。
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[割り当て]、[完了] の順にクリックします。
権限セットに権限がない? 心配はいりません。手順は合っています。この権限セットの目的は接続と認証を行うことです。
項目レベルセキュリティを更新する
[メール送信除外] は取引先責任者オブジェクトとリードオブジェクトの標準フィールドです。Marketing Cloud Connect を適切に機能させるには、すべての Marketing Cloud Connect ユーザーにこの項目への参照アクセス権があることを確認する必要があります。
- [設定] メニューの [ビルド] で、 をクリックして [カスタマイズ] を展開します。
- 次に、[リード] を展開します。
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[項目] をクリックします。
- 標準フィールドのリストで、[メール送信除外] をクリックします。
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[項目レベルセキュリティの設定] をクリックします。
- Marketing Cloud Connect へのアクセスが必要なすべてのユーザープロファイル (システム管理者プロファイルを含む) の [参照可能] チェックボックスをオンにします。業務要件に基づいて、この値を編集できないようにするユーザープロファイル (パートナーコミュニティユーザーなど) に参照のみ制限を追加します。
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[Save (保存)] をクリックします。
- [設定] メニューに戻り、[ビルド] > [カスタマイズ] で、 をクリックして [取引先責任者] を展開します。
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[項目] をクリックします。
- 標準フィールドのリストで、[メール送信除外] をクリックします。
-
[項目レベルセキュリティの設定] をクリックします。
- Marketing Cloud Connect へのアクセスが必要なすべてのユーザープロファイル (システム管理者プロファイルを含む) の [参照可能] チェックボックスをオンにします。業務要件に基づいて、この値を編集できないようにするユーザープロファイルに参照のみ制限を追加します。
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[Save (保存)] をクリックします。
CRM 設定を構成することができました! 一息ついたら次の単元に進み、今度は Marketing Cloud Engagement の設定を実行して構成を完成させましょう。
リソース
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Salesforce ヘルプ: Marketing Cloud Connect 管理パッケージのインストール
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Salesforce ヘルプ: ページレイアウト
-
Salesforce ヘルプ: 権限セット