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あらゆるチャネルでの顧客へのリーチ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • メールデータを広告に使用する方法を説明する。
  • モバイルメッセージを使用する機会について説明する。

メールデータを使用したターゲティング広告

マーケティングテクノロジーと広告テクノロジーが統合されたことで、メールマーケティングビジネスのリーチとパフォーマンスを向上させる機会が大きく広がりました。これらのテクノロジーを組み合わせることで、すべてのファーストパーティデータを使用して、高度に対象を絞った広告を作成できます。このすべてのテクノロジーをまとめる鍵となるのがメールアドレスです。

前述したように、インターネット上でのほぼすべての活動において、人々はメールアドレスを使用し、アカウント、ソーシャルネットワーク、アプリケーションにサインインしています。そのため、Web サイトやモバイルアプリケーション上で広告を表示すれば、マーケターは、ソーシャルメディア上で顧客にリーチするための絶好の機会を得られます。これはすべて、メールアドレスを使用してファーストパーティデータを対象顧客に結び付けることで行われます。Marketing Cloud Engagement では、それを安全に行うことができますエンゲージメント。

Salesforce ではすべてのデータが安全に保持されるため、ターゲティング広告キャンペーンを作成することによって、購読者の個人識別情報 (PII) が広告パートナーに渡ってしまう心配はありません。

自動キャンペーン (スケジュールおよびトリガーの両方) を作成すれば、ターゲティング広告を通じてその効果を強化できます。広告を追加できるキャンペーンは 4 つあります。では、1 つずつ見ていきましょう。

Welcome シリーズ

顧客が製品やサービスを購入したら、新規顧客へのデジタルおよびソーシャル広告の対象からその顧客を除外します。これによって広告費用を節約できるだけでなく、優れた顧客体験を提供できます。

未エンゲージ購読者

購読者のエンゲージメントに注意します。90 日間メールを開封していない購読者を広告キャンペーンに移動します。つまり、ソーシャルメディアやインターネット上でその購読者にメッセージを表示します。これには 2 つの利点があります。1 つは、エンゲージしていない購読者にメール送信を続けることによるメール配信到達性の低下を避けられることです。もう 1 つは、別の方法によって、これらの購読者とのつながりを取り戻すチャンスを得られることです。

アップセルキャンペーン

現在の顧客が何を購入したのかがわかっているため、それを補完する製品やサービスの広告を送信します。あるいは、毎月または毎年の更新のための更新広告を対象のユーザーに送信することもできます。

放棄されたカートまたは閲覧

顧客の興味は移ろいがちです。常に注意を引き付ける効果的な方法は、前回 Web サイトを訪問したときに何をしていたのかを知らせることです。これは、製品やサービスのことに限りません。以前に参照した任意のコンテンツを使用して、購読者を再びターゲットにできます。以前に見始めた動画や読み始めたホワイトペーパーについて、購読者に知らせましょう。

メールと広告を組み合わせることで、一貫性のある、パーソナライズされたクロスチャネルエクスペリエンスを顧客に提供できます。一貫性のあるエクスペリエンスを作成すれば、マーケティング活動のリーチと頻度を高めることができ、コンバージョンが向上します。

外出先の顧客へのリーチ

顧客は、どこへ行くにもモバイルデバイスを持っていきます。多くの場合、人々が 1 日の始まりと終わりに見るのはスマートフォンやタブレットです。また、消費者はメールの半分以上をモバイルデバイスで読んでいます。そこで、必ずメッセージング戦略の一環にモバイルを含めるようにします。ただし、購読者にメッセージを送信する方法については注意してください。

まず、メールがモバイル向けに最適化されていることを確認します。メールがモバイルデバイスで適切に表示され、購読者がクリックするすべてのリンクがモバイル対応ページにリンクされていることを確認します。顧客の目線でプロセス全体を順に操作して、モバイル操作がユーザーフレンドリーであることを確認します。

メールが適切に表示されるようになったら、チャネルの追加を開始できます。ただし、消費者は個人所有デバイスに関しては保守的であることに注意してください。MMS や SMS などのモバイルメッセージは注意して使用し、どうしても必要な場合にのみ採用します。プッシュ通知は、ユーザーが自分のデバイスでオプトインまたはオプトアウトすることが可能で、位置情報のトラッキングも無効にできるため、柔軟性が高いです。

プッシュ通知

モバイルデバイスに表示されるプッシュ通知、ソーシャル広告、ディスプレイ広告を作成するときには、メールと同じように頻度やコンテンツに関する基本的なガイドラインに従います。プッシュ通知には、位置データを利用できるという利点があります。アプリケーションを使用中のユーザーに、店舗や展示会のブースなど、選択された物理的位置に近づいたタイミングで対象を絞ったオファーを送信できます。

次の動画では、プッシュ通知の作成方法を説明しています。

テキストメッセージ

次に、最も個人的なメッセージ種別であるテキストメッセージ (SMS または MMS ともいう) について見てみましょう。この種のコミュニケーションは、最も緊急または個人的な種類のメッセージに使用します。法人から購読者への送信テキストメッセージは、予約リマインダー、パスワードリセット、発送通知などに適しています。ただし、送信が多すぎると、顧客がオプトアウトしてしまいます。

SMS は受信メッセージを利用して新しい購読者を獲得できる貴重なツールです。プッシュ通知とは異なり、SMS では消費者がどこにいてもリーチできます。購読の可能性があるユーザーに、短いコード (番号) とキーワードを使用してオプトインできるチャンスを提示します。たとえば「テキストメッセージで 12345 に OFFER というキーワードとお客様のメールアドレスを送信して、メールリストに登録すれば、10% の割引を獲得できます」という内容にします。オプトインコードは、あらゆる広告や看板に掲載できます。

Marketing Cloud Engagement でテキストメッセージを作成する方法を確認しましょう。


一貫性の保持

使用する広告やモバイルメッセージの種類にかかわらず、それらを通して一貫性が保たれるようにします。メールマーケティング、モバイルメッセージ、その他の広告によって購読者に伝えるメッセージは同じである必要があります。モバイルデバイスを使用している顧客は、ソーシャルアプリケーション、メール、モバイル Web、テキストメッセージを切り替えて使用しています。どのような方法でつながっている顧客に対しても、信頼性の高い優れたエクスペリエンスを作成しましょう。

使用開始

成功するマーケティングオートメーションと優れたカスタマーエクスペリエンスの設定に必要なツールが揃いました。まず、データとメールキャンペーンを調べて、何が自動化できるのかを判断します。どのように自動メール送信をスケジュールし、対象が絞られてパーソナライズされたメッセージを作成するのかを検討します。

オンボードシリーズや Welcome シリーズを設定し、忘れずに感謝の言葉を伝えます。モバイルメッセージで、つながりのある優れたエクスペリエンスに最後の仕上げを加えて、顧客との強固な関係を築きます。

さあ、今すぐ開始しましょう。

リソース

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