リーダーとして自分自身を知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • マネージャとして自分自身を知ることの重要性を理解する。
  • マネジメントにおける自身の優れた点と改善の余地がある点を特定する。

自己認識を構築する

マネージャとして自分自身をどのくらい理解していますか? 自身の優れている点と改善の余地がある点をはっきりと自覚していますか? 明確に認識している場合は、極めて重要な「己を知る」という課題をクリアしていることになります。

ハーバード大学で行われた研究では、優れた起業家、マネージャ、リーダーの万人にとって切り札となる 1 つの資質として自己認識が挙げられています。あなたの超人的能力と致命的欠点を認識すれば、さらなる成果を挙げ、さらなる成功を収め、素晴らしいチームを構築することができます!

自己認識を構築するためには、自らの超人的能力 (長所) と致命的欠点 (短所) を理解する必要があります。

考えてみてください。私たちの誰もが、自らの優れた点や改善の余地がある点をじっくりと考えてみることでさらなる成功を収めることができます。幸いにも、自己認識を高めるためのツールが用意されています。準備はいいですか? マネジメントパックをダウンロードして、優れたマネージャ自己評価を受け、すでにうまくやっている点と改善の余地があると思われる点を確認します。

いかがでしたか? 詳しく見てみましょう。

自分の強みと成長の機会の特定

すべてのマネージャには強みがあり、それをチームで毎日発揮しています。そして、すべてのマネージャには改善が必要な点もあります。あなたの強みと成長の機会を探してみましょう。

自分の『Great Manager Assessment』(優れたマネージャ評価) を見てください。

  • 驚いたことは何ですか?
  • 学んだことは何ですか?
  • 優れたマネージャの特性のうち、最も高く評価したのはどれですか? それはなぜですか?
  • 最も低く評価したのはどれですか? それはなぜですか?

自分について知るには、まず自己評価を行ってみるとよいでしょう。しかし、さらに効果的なのは最も身近で働いている人に尋ねることです。通常の 1 対 1 面談で尋ねることもできますし、そのことを話すための特別な時間を設けることもできます。会社で提供されている場合には、正式な 360 度フィードバック評価を受けることもできます。Salesforce には、マネージャが優れた点と改善の余地のある点を把握するために自身が受け取ったフィードバックを後々参照できる Feedback アプリケーションがあります。

誰にフィードバックを求めるのがよいでしょうか?

  • まずは自分の上司から始めます。全体的な視点で適切に評価してくれるでしょう。
  • あなたの日々の行動を見ているチームメンバーにも尋ねます。
  • 同僚にも尋ねてみましょう。

フィードバックを行うことは必ずしもたやすいことではありません。

あなたの上司、チーム、同僚にとって、建設的なフィードバックを提供するのが簡単ではないかもしれません。正直な気持ちを伝えることに不安を感じることもあります。的外れなことを言いたくなかったり、何を言ったら良いかわからない場合もあります。長所についてのフィードバックであっても、それを伝えるのはぎこちなくなりがちです。重要なのは、他の人がフィードバックを安心して提供できる環境を作ることです。

次のことを心がけましょう。

  • 同僚、上司、チームメンバーに、あなたがより優れたマネージャになる方法を知るために正直なフィードバックを歓迎することを伝えます。
  • 具体的で焦点を絞った質問をします (下のリストにある質問を試してみましょう)。
  • 自己評価を共有します。改善の余地があると思う領域について正直になりましょう。
  • フィードバックを受け取ったときのボディランゲージに注意します。
  • フィードバックに率直に耳を傾け、自己弁護しないようにします。
  • フィードバックをしてくれた相手に感謝します。

あなたの強みと成長の機会についてフィードバックを受けるための質問

適切な質問
不適切な質問
私が行っていることで、あなたにとってうまくいっていて、今後も続けるべきなのは何ですか? うまくいっていないことは何ですか?
私に対してどんなフィードバックがありますか? (漠然としすぎている)
(具体的な状況を示す) 私が適切に行ったことは何ですか? 異なる行動をした方がよかったことは何ですか?
私のどこが悪いですか? (否定的な面に焦点を絞りすぎている)
あなたをより良くサポートするために、私がやり方を変えた方がよいことを 1 つ挙げてください。
私がうまくやっていないところはどこですか? (批判的すぎる)
あなたから見て、チームに対して私が発揮している強みは何ですか? 反対に、私が改善することで、より影響を与えられる部分はどこですか?
私に対してどのような批判がありますか? (否定的すぎる)

マネジメントにおける強みと成長の機会を特定するために、他に何ができるでしょうか?

1.マネージャとして受けた高評価や建設的なフィードバックについて考えましょう。

  • あなたがうまくやっていることは何ですか?
  • あなたが達成したことは何ですか?
  • もっと良くできることは何ですか?
  • 以前にフィードバックを受けたことで、やり方を変えることができるのは何ですか?

2.友人、家族、同僚が何と言うかを考えてみましょう。

  • 彼らがあなたの強みだと見ていることは何でしょう? 成長の機会は?
  • 彼らがあなたがうまくやっていることで、もっとできると考えていることは何ですか?
  • 彼らがあなたの強みが表れている行為として挙げた例は何ですか?
  • 彼らがあなたの成長の機会ととらえているのは何ですか?

3.過去のパフォーマンスレビューを見てみましょう。

  • 上司が取り上げた強みは何でしたか? 成長の機会は?
  • 何に対するパフォーマンスが最も良かったですか? 苦労したのはどこですか?
  • あなたの強みと成長のテーマを示す例として上司が挙げたことは何ですか?

フィードバックに賛成できない時はどうしますか?

フィードバックを受けて、次のように思ったことはありますか?

  • 「以前はそうだったけど、今は変わったんだ。」
  • 「私がどんなに苦労しているか、誰も理解してくれない。」
  • 「そんなはずはない。それは私のことじゃない。」
  • 「その通りだけど、構うものか。」

フィードバックを聞くのは難しいことです。以下のことを自分自身に尋ね、実行できるアクションを検討しましょう。フィードバックは贈り物だということを忘れないでください。フィードバックはマネージャとして成長する方法を知る最良の方法です。自分自身について知らないことは変えられないからです。


フィードバックを受けるときは、次の点を自問します。

フィードバックを理解したか?
明確に理解していない場合には、より詳しく尋ねます。
それは正当あるいは正確か?
そうでないと思う場合は、別の意見を尋ね、それが正当でない理由を書き留めます。
それは重要か?
フィードバックが、優れたマネージャの特性のいずれかのマネジメントスキルに関するものであれば、それは重要です。
私は変わりたいと思うか?
心の中に目を向けましょう。変わることによる利点は何でしょう? 変わらなかった場合の代償は何でしょう?

これで、フィードバックについてアクションを起こす準備ができました。目を開いて、耳を澄ましてください。次に、優れたマネージャになるための良い方法をいくつか紹介します。

リソース