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ランク処理とポイント有効期限のプロセスを確認する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ランクのしくみを説明する。
  • ランク評価プロセスの設定方法を説明する。
  • ポイントを管理するための標準の DPE 定義について説明する。

ランク評価

Cloud Kicks Inner Circle プログラムのエンゲージメントが低い主な理由は限定特典がないことです。メンバーエンゲージメントを促進するために、Mary はランクに基づいて特典が増えるリワード構造を設計します。ランクごとに特典、サービス、リワードがあり、メンバーのランクが上がるにつれてその価値が高くなります。

メンバーが Cloud Kicks Inner Circle プログラムに登録すると、シルバーランクに割り当てられます。プログラムにエンゲージするに従って、ゴールド、ダイアモンド、プラチナとランクが上がっていきます。 

シルバー、ゴールド、ダイアモンド、プラチナランクとその特典。特典には誕生日ギフト、追加ポイント、送料無料、返品の延長、優先サポートなどがある。

Cloud Kicks Inner Circle ロイヤルティプログラムでは、メンバーの対象ポイントに基づいてメンバーをランクに分類しています。対象ポイントはロイヤルティプログラムでのメンバーのエンゲージメントレベルを測るもので、ランクのアップグレードやダウングレードの評価に使用されます。Linda がランク評価プロセスを設定し、ポイントをリセットしたり有効期限切れにしたりするための DPE ジョブを設定する方法を見ていきましょう。

ランク評価プロセスを設定する

メンバーは、対象ポイントを獲得するロイヤルティ活動 (購入など) を行うたびに、ランク評価の対象となります。ランク評価は、ランクの有効期限が切れるときにも行われます。ランクごとに期間が定義され、この期間中、メンバーは新しく割り当てられたランクを保持できます。 

ランク評価プロセスを設定する前に、次のことを行う必要があります。 

  • ロイヤルティ管理の [ランク評価のメンバーを自動的に選択] 設定を有効にする。メンバーが対象ポイントを獲得する活動を行うと、メンバーのロイヤルティプログラムメンバーレコードの [ランク評価対象] チェックボックスが自動的にオンになります。ランク評価プロセスでこの情報がどのように使用されるかは後ほど説明します。
  • 各ランクの資格を得るために必要な最小ポイント残高を定義する。
メモ

ランク評価の対象ポイントを使用してランク資格を定義することもできます。ロイヤルティ管理では、ビジネス要件に基づいて柔軟に資格を定義できます。たとえば、企業間取引 (B2B) ロイヤルティプログラムでは、パートナーのランク資格を、達成した目標、パートナーとしての年数、四半期カンファレンスへの出席、全チャネルの売上、トレーニング認定などに基づいて定義することがあります。

Linda はプロモーション設定またはフローを使用してランク評価プロセスを設定できます。

プロモーション設定を使用する場合

Linda がプロモーション設定を使用してプロセスを設定する手順を次に示します。

フローを使用する場合

Linda がフローを使用してプロセスを設定する手順を次に示します。

Linda はプロモーション設定を使用してランク評価プロセスを設定します。その方が簡単だからです。彼女はロイヤルティ管理設定を有効にし、各ランクのポイント残高を定義し、プロセスを実行する一括処理ジョブをスケジュールします。   

対象ポイントをリセットする

ランクグループに関連付けられたすべての対象ポイントは、ランクグループレベルで定義されたリセット期間に基づいてリセットされます。リセットはランクモデルに基づいて、固定日付またはメンバーの登録記念日に行われます。 

Cloud Kicks Inner Circle ロイヤルティプログラムでは固定モデルランクグループを使用しており、対象ポイントは年に 1 回、12 月 31 日にリセットされます。Linda は標準の Reset Qualifying Points (対象ポイントのリセット) DPE ジョブを使用してリセットプロセスを実行します。DPE テンプレートをランク処理フローと組み合わせることも、別のフローを作成してプロセスを実行することもできます。 

ジョブが実行されてポイントがリセットされると、メンバーは新しい対象期間の対象ポイントをゼロから獲得していきます。 

対象外ポイントを期限切れにする

対象外ポイントは、元帳に記載された有効期限またはメンバーの最終活動日に基づいて期限切れにします。そのため、固定種別の対象外ポイントと活動ベースの対象外ポイントがあります。各種別を期限切れにする方法を見ていきましょう。

固定種別の対象外ポイントを統合して期限切れにする

ロイヤルティ管理では、メンバーの固定モデルの対象外ポイントが統合されて、ポイント有効期限プロセスがロイヤルティ元帳レコードから分離されます。最初のステップとして、ロイヤルティ管理の [期限切れにするメンバーポイントを統合] 設定を有効にします。これによって、メンバーの固定種別の対象外ポイントが有効期限の日付に基づいてロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳オブジェクトに統合されます。このオブジェクトのレコードはメンバーのポイントを計算して期限切れにするためにも使用されます。この設定を有効にすると、組織に次の 2 つのテンプレート DPE 定義が追加されます。

  1. Aggregate Fixed Non-Qualifying Points in Expiration Ledgers (有効期限元帳での固定対象外ポイントの集計): この定義では、定義の最後の実行の後に作成されたロイヤルティ元帳レコードに基づいて、有効なロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳レコードが作成および更新されます。最後の実行後にメンバーポイント残高にデビット処理またはクレジット処理されたポイントが計算されます。これにはポイント調整やキャンセルされた取引も含まれます。
    例を使用して説明します。Cloud Kicks Inner Circle メンバーの Alan Johnson は 1 足の靴下と 1 枚の T シャツを注文します。システムによって、注文品目ごとに 1 つの取引記録が作成されます。最初の取引では Alan に 200 ポイントの通常ポイントがクレジット処理され、2 つ目の取引記録では 100 ポイントの通常ポイントがクレジット処理されます。通常ポイントは対象外通貨であり、2024 年 1 月末に固定モードに基づいて失効します。

定義が実行されると、次のロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳レコードが作成されます。

メンバー

通貨

有効期限付きポイント

有効期限

状況

Alan Johnson

通常ポイント

300

2024 年 1 月 31 日

無効

次に、Alan が数日後に別の注文をするとしましょう。この取引に対して 300 ポイントの通常ポイントがクレジット処理されます。このポイントも同じ日に有効期限が切れるため、Alan のロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳レコードの [有効期限付きポイント] 項目は 600 に更新されます。

  1. Expire Fixed Non-Qualifying Points Using Aggregated Expiration Ledgers (集計済み有効期限元帳を使用した固定対象外ポイントの期限切れ): この定義では、ロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳レコードの有効期限を使用して、有効期限が切れる固定モデルの対象外ポイントが決定されます。
    この定義は 2024 年 1 月 31 日に実行され、ロイヤルティ集計済みポイント有効期限元帳レコードが次のように更新されます。

    メンバー

    通貨

    有効期限付きポイント

    状況

    Alan Johnson

    通常ポイント

    600

    無効

Expire Activity Based Non-Qualifying Points (活動ベースの対象外ポイントの期限切れ)

ロイヤルティプログラムが活動モデルに従っている場合はどうなるでしょうか? このモデルではメンバーの対象外ポイントは指定した期間にメンバーの活動がなかった場合に期限切れになります。ロイヤルティ管理ではそれにも対応できます。Cloud Kicks Inner Circle ロイヤルティプログラムの対象外通貨が活動モデルに基づいていた場合には、Expire Activity Based Non-Qualifying Points (活動ベースの対象外ポイントの期限切れ) DPE ジョブを使用します。  

Alan が 20,000 対象外ポイントを持っているとします。最後の活動は 1 月 1 日で、それから 6 か月間活動をしていません。7 月 1 日に Expire Activity Based Non-Qualifying Points (活動ベースの対象外ポイントの期限切れ) DPE ジョブによって、最後の活動日である 1 月 1 日に基づいて Alan の対象外ポイントが計算され、期限切れになります。

取引記録が処理されると、関連ルールによって更新アクションを使用してロイヤルティプログラムメンバーオブジェクトの [最終活動日] 項目の日付が設定されます。DPE ジョブではこの項目の日付を使用して活動がなかった期間が計算されます。 

対象外ポイント有効期限のジョブはロイヤルティプロセスが実行されるときに呼び出されます。ジョブの実行時に、有効期間が終了したポイントは期限切れなり、最新のポイント残数でレコードが更新されます。 

次の単元では、ランク評価後にメンバーに特典がどう割り当てられるかを学習します。

リソース

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