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リワードを設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 特典を作成してランクに関連付ける方法を説明する。
  • バウチャー定義を設定しバウチャーを発行する方法を説明する。
  • プロモーションを作成し、特定の利用者に送信する方法を説明する。

ランクに特典を割り当てる

ロイヤルティ特典は、ロイヤルティプログラムのメンバーが利用できるサービスや特権です。ロイヤルティプログラムのメンバーがメンバー限定の特典を獲得すれば、そのビジネスをさらに利用してくれます。

Mary はブレインストーミングして、ロイヤルティプログラムのメンバー限定の魅力的な特典をいくつか考えます。顧客はすでに Cloud Kicks の既存のスニーカーラインを愛用しています。そこでロイヤルティ特典が追加されれば、近く発売されるスニーカーを購入する別の理由が生まれます。

特典は特典種別に関連付けられています。特典種別は特典の役立ちます。Mary は、Cloud Kicks Inner Circle の各ランクに割り当てる特典種別と特典を図表にします。

特典種別 特典 シルバーランク ゴールドランク ダイアモンドランク プラチナランク

返品

注文の返品期間を 60 日に延長

あり

あり

あり

あり

返品

注文の返品期間を 90 日に延長

なし

なし

なし

あり

特別アクセス

店頭発売の 48 時間前に商品を購入

なし

あり

あり

あり

特別アクセス

スペシャルイベントに招待

なし

なし

あり

あり

Mary は Cloud Kicks Inner Circle プログラムレコードページから各特典種別を作成し、特典を種別に追加します。特典ごとに、優先順位も割り当てます。優先順位は、メンバーが 2 つの異なるランクグループに含まれる似た特典の対象となったとき、メンバースーパーバイザーがどちらの特典を提供するかを決定するのに役立ちます。

最後のステップで特典をランクに割り当てます。Mary は Inner Circle Tier Group の各ランクの [関連] タブに移動し、特典を割り当てます。メンバーは割り当てられているランクに基づいて特典を受け取ります。

特典が関連付けられた後のプラチナランクは次のように表示されます。

プラチナランクに関連付けられた特典。

バウチャー定義を作成する

バウチャーは、メンバーがまた戻ってさらに購入するように促すには効果的な方法です。バウチャーはライフサイクルのどの時点でもメンバーに付与できます。バウチャーは、購入後、プロモーションの一環として、閑散期、またはメンバーが新しいランクに到達間近の場合にメンバーに付与できます。

ロイヤルティ管理では 3 つの種別のバウチャーをメンバーに付与できます。

バウチャー種別 使用方法

固定値

メンバーはこの種別のバウチャーを使用して商品またはサービスに対する特定の割引金額を受け取ることができます。

割引率

メンバーはこの種別のバウチャーを使用して商品またはサービスに対する特定の割引率を受け取ることができます。

商品またはサービス

メンバーはこの種別のバウチャーを使用して特定の商品またはサービスを購入できます。

メンバーはこのバウチャーを使用してロイヤルティプログラムパートナーのサービスを購入または利用することもできます。特定の季節にメンバーを対象設定する場合、メンバーがバウチャーを使用できる期間を定義できます。

Mary は 2 つのバウチャーを作成することにします。1 つは顧客が 2022 年末まで 10% の割引を受けられるバウチャーです。もう 1 つは Ursa Major Solar のソーラーパネル電池の 50 ドル割引で、有効期間は 2 か月です。 

同じバウチャーを複数のメンバーに発行できるため、Mary はまずバウチャー定義を作成する必要があります。その後で、バウチャー定義を使用して固有のバウチャーを各対象メンバーに発行できます。Mary は次のバウチャー定義を作成します。

名前 種別 商品 有効期限設定

次回の購入を 10% 割引

割引率

N/A

  • 有効期限種別: 固定日付
  • 発効日: 2021 年 1 月 1 日
  • 有効期限: 2022 年 12 月 31 日

Ursa Major Solar のソーラーパネル電池を 50 ドル割引

固定値

ソーラーパネル電池

  • 有効期限種別: 期間
  • 発効日: 2021 年 1 月 12 日
  • 有効期限期間単位: 月
  • 有効期限期間: 2

Cloud Kicks Inner Circle ロイヤルティプログラムに作成されたバウチャー定義。

バウチャー定義が準備できて有効になったところで、Mary はいつでも Cloud Kicks Inner Circle のメンバーのレコードページで [バウチャーを発行] クイックアクションを使用してバウチャーをメンバーに発行できます。

プロモーションで広く伝える

プロモーションは、顧客の活動を増やし、ロイヤルティプログラムメンバーに他にはない特典を提供するのに適した方法です。顧客のプロファイルに基づいて、顧客のニーズに応じたプロモーションを発信できます。季節固有の商品に絞ったプロモーションを作成することもできます。 

Mary は 3 種類のプロモーションを作成できます。

  • 標準プロモーション: 顧客が活動を完了したらすぐに特典が付与されます。
  • 累積プロモーション: 顧客が複数の購入を完了して、特定期間中にその累計が一定金額に達した場合、特典が付与されます。
  • 共同プロモーション: パートナーはプロモーションの資金の割合にコミットするため、1 社以上のパートナーが共同で貢献して債務を埋め合わせます。これは、プロモーションレベルで債務を把握するのに役立ちます。

組織はプロモーションを使用し、ポイントを付与して即座に顧客に満足してもらうことも、バウチャーで顧客のエンゲージメントを促進することもできます。 

Mary は、この夏にスリップオンシューズを 2 足以上購入した顧客に次回購入時の 10% 割引を提供するバウチャーを発行する標準プロモーションを計画しています。南部の州に居住する顧客を対象にしようと考えています。

プロモーションは次のようになります。

バウチャーを発行する標準プロモーション。

対象利用者にプロモーションを送信する

Mary はこのプロモーションで非常に限定した対象利用者を想定していますが、ロイヤルティプログラムメンバーの中からその利用者を絞り込む方法がわかりません。そこでシステム管理者の Linda にガイダンスを求めます。

Linda は Cloud Kicks の Salesforce アカウントエグゼクティブと短いチャットをします。その結果、Data Cloud を使用してロイヤルティプログラムメンバーをセグメント化することで、対象利用者を絞り込むプロセスを自動化できることがわかりました。

Linda は、南部の州に居住する顧客のみを選択するセグメントを作成して公開します。Mary を手助けするため、プロモーションを Mary が作成したセグメントに関連付けもします。 

時間はかかりませんでした。Linda はこのタスクがこんなにあっさり完了するとは思っていませんでした。そのため、Marketing Cloud Engagement でプロモーションを対象利用者にメールで送信するキャンペーンを作成することにしました。

メモ
セグメントは Salesforce レポートを使用して作成することもできます。また、Journey Builder を使用してプロモーションを送信できます。

メンバーをセグメント化し、カスタマイズしたキャンペーンを作成することで、Mary はブランドとのエンゲージメントに基づいてカスタマイズされたコンテンツを使用して、さまざまなエンゲージメントプラットフォームのメンバーにリーチできます。これは、リワードをパーソナライズするための優れた方法です。Mary はプロモーションの可能性にワクワクしており、さらに多くのプロモーションを作成するつもりです。彼女は、ロイヤルティ管理を使用してプロモーションをすばやく簡単に設定する別の方法を知りました。  

クイックプロモーションを作成する

Mary は、クイックプロモーションウィザードを使用して、数回クリックするだけでプロモーション、対象資格、リワードを設定できます。たとえば、1 週間にわたる感謝祭のプロモーションを作成し、購入額が $100 を超えるメンバーに $20 のバウチャーを提供したいと考えています。 

クイックプロモーションウィザードを使用して 5 つのステップで設定する手順を見てみましょう。

  1. プライマリ情報を入力: プロモーションを定義し、該当する取引記録サブ種別を選択します。
    プライマリ情報を入力する、クイックプロモーションウィザードの最初のステップ。
  2. プロモーション対象資格を定義: プロモーションの対象となる商品、顧客、イベントを決定します。また、登録要件も定義します。
    プロモーションの対象資格を定義する、クイックプロモーションウィザードの 2 番目のステップ。
  3. プロモーションテンプレートを選択: [Accrual Events (獲得イベント)] テンプレートを使用して、購入やエンゲージメントに対するリワードをメンバーに付与します。
    プロモーションテンプレートを選択する、クイックプロモーションウィザードの 3 番目のステップ。
  4. プロモーションテンプレートを設定: 対象メンバーがプロモーションでどのようなリワードを受け取るかを指定します。
    リワードの種別を設定する、クイックプロモーションウィザードの 4 番目のステップ。
  5. プロモーションを確認および有効化: プロモーションの設定を確認して有効にします。
    プロモーションを確認して有効化する、クイックプロモーションウィザードの最後のステップ。

プロモーションが有効になると、該当する取引にプロモーションを適用するルールが作成されます。メンバーが指定された期間に $100 を超える取引を行うと、$20 のバウチャーを受け取ります。 

バッジでメンバーのマイルストーンを認める

メンバーエクスペリエンスを向上させるもう 1 つの方法は、ロイヤルティプログラムでのやりとりに基づいてメンバーにバッジを割り当てることです。メンバーはプログラムとやりとりしながら、バッジを収集し、特別なレコグニションを得ることができます。たとえば、メンバーはソーシャルメディアで 10 回メンションすると Evangelist バッジを受け取り、取引を 5 回行った後に Frequent Customer バッジを受け取ります。バッジの獲得により、メンバー間に競争心が生まれ、エンゲージメントが高まります。 

Mary は、プログラムとエンゲージすることはメンバーにとって楽しい経験であるべきことを知っています。月間の取引件数が最も多いメンバーのバッジを作成することにしました。バッジの有効期間は、メンバーに割り当てられた日付に関係なく特定の日付まで、または割り当てられてから指定された期間です。バッジは 1 か月の取引に関連するため、バッジの有効期間を 1 か月に設定します。グラフィックチームは、バッジに関連付けられたアイコンを作成します。

バッジをデザインする [新規ロイヤルティプログラムバッジ] ウィンドウ。

バッジの準備ができたら、メンバーに割り当てます。バッジを誰にいつ割り当てるのかは、プログラムでどのようにして認識されるのでしょうか? バッジは、対象資格の条件とバッジの割り当てに関連付けられたアクションを定義するルールを使用して割り当てられます。Mary は Linda と協力してルールを作成します。ルールについては次の単元で詳しく説明します。

Mary は Linda の手を借りてロイヤルティプログラムのリワードの設定を完了しました。次は、日常的にロイヤルティプログラムを実行する方法を理解したいと考えています。

リソース

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