メンバーポータルを作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Experience Cloud を使用してロイヤルティメンバーポータルを作成する方法を説明する。
- ロイヤルティメンバーサイトを使用してプログラムの詳細をメンバーと共有する方法を説明する。
メンバーに最良の席を用意する
Mary と Linda はロイヤルティプログラムの設定を終え、Mary は日常のプログラム管理方法を学びました。Linda は Mary をサポートして、いくつかのプロセスを自動化しました。
Mary のウィッシュリストに残っているのはあと 1 つだけ、メンバーにプログラムメンバーシップに関するライブ更新を提供することです。毎日プログラムメンバーにメールを送信することもできますが、それではやり過ぎです。そのため、メンバーが必要なときにいつでも各自のメンバーシップの詳細を表示できるソリューションを探しています。
Mary は再び Linda にガイダンスを求めました。
ロイヤルティメンバーポータルの概要
Cloud Kicks ではすでに Experience Cloud サイトを使用してさまざまな情報を顧客と共有しています。Linda は似たものを作成して、ロイヤルティ顧客にプログラムの詳細が表示されるようにすることができます。
そこでロイヤルティ管理に付属する Experience Cloud サイトテンプレートにすばやく目を通します。なんと、ロイヤルティメンバーポータルというテンプレートが見つかりました。このテンプレートを使用して、メンバーに各自のロイヤルティプログラム詳細、ポイント残高、最近の取引、現在割り当てられているランクを表示するサイトを作成できます。
Linda はテンプレートを使用してサイトに着手します。サイトに Cloud Kicks Inner Circle という名前を付けます。
Mary は今年ロールアウトするロイヤルティプログラムは 1 つのみにする計画であるため、Linda は 1 つの簡単なステップを実行してサイトにロイヤルティプログラム固有のデータを入力するだけですみます。Linda はロイヤルティプログラムのレコードページで、Cloud Kicks Inner Circle プログラムを Cloud Kicks Inner Circle サイトに関連付けます。
Linda は Cloud Kicks Inner Circle ロイヤルティプログラムのメンバー向けの新しいサイトを披露します。サイトを開いた顧客には次のように表示されます。
Linda にはもう 1 つサプライズがありました。Linda は自分の Experience Cloud に関する知識を活かしてサイトをカスタマイズし、Cloud Kicks のブランディングやその他の会社固有の詳細を追加しています。
ロイヤルティ管理をはじめる
Mary と Linda はほんの数日で Cloud Kicks のロイヤルティプログラムを設定しました。Linda が Mary に必要な権限を付与した後、Mary は次のこと行いました。
- ロイヤルティプログラムを設定する
- ランクグループとランクを設定する
- 通貨を設定する
- パートナーをロイヤルティプログラムに関連付ける
- ロイヤルティプログラムメンバーを追加する
- リワードを設定する
- 特典種別と特典を設定し、特典をランクに関連付ける
- バウチャー定義を作成する
- プロモーションを作成し、プロモーションをどう配信できるかを学ぶ
- クイックアクションとプロセスを確認する
- ロイヤルティ管理で使用できるクイックアクションについて学ぶ
- ロイヤルティ管理に標準で付属するプロセスについて学ぶ
Linda は次のことを見つけ出しました。
- 特定のロイヤルティ管理プロセスを設定する方法
- データ処理エンジン、決定表、一括管理を使用する方法
- Experience Cloud のロイヤルティメンバーポータルテンプレートを拡張する方法
まとめ
Salesforce ロイヤルティ管理はカスタマイズ可能で設定と維持が容易です。ロイヤルティ管理を使用すると、顧客に加えてパートナーのエンゲージメントも維持できます。任意の方法を使用して適切なタイミングで顧客にリワードを付与することもできます。ロイヤルティプログラムを設定したら、自動プロセスを使用してロイヤルティ管理であらゆるデータをバックグラウンドで取得できるため、必要なときにデータを使用できるようになります。
Cloud Kicks がどのようにロイヤルティプログラムの設定を成功させたかを確認したところで、次はあなた自身のロイヤルティプログラムをはじめてください。成功をお祈りしております。