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本番への移行

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 移行した Sandbox をテストする。
  • 本番組織を移行する許可を申請する。
  • 本番組織を移行する。
  • チームのトレーニングを行う。

Sandbox でのテスト

Sandbox は Maria がわかる範囲では正常に見えますが、それだけでは十分ではありません。彼女は、徹底的な実務テストを行いたいと考えています。そこで、Ursa Major の優秀なサービスエージェントの Ada Balewa に協力を求めました。

Ada は、チームの Lightning Knowledge への切り替えの力になれることに喜んでいます。Maria は、Salesforce Classic のナレッジと Lightning Knowledge の違いを丁寧に説明します。次に、Ada は Sandbox をテストして、使い慣れた方法で組織が表示され、動作することを確認します。テストが徹底しているほど、最終的な移行に自信を持って臨むことができます。

許可申請

移行した Sandbox に Ada がゴーサインを出したら、Maria は Ursa Major の本番組織で移行を実行できます。Maria は、本番組織で Lightning Knowledge への移行を有効にすることを Salesforce サポートに要請します。このプロセスには 1 週間かかります。幸い、Maria はスケジュールにその時間を見込んでいました。

サポートチームは、準備が整っていることを確認するために、Maria に一連の質問をします。

  • Lightning Knowledge の移行に関するドキュメントを読みましたか?
  • Lightning Knowledge の制限を理解し、移行後は元に戻せないことを理解していますか?
  • 移行しようとしている組織の複雑度を把握していますか? (記事タイプ数、記事数、バージョン数、項目数、翻訳数、記事フィード数など)。
  • 移行の詳細な計画があり、その計画には項目の対応付けと、Apex や Visualforce などのカスタマイズの更新も含まれていますか?
  • スケジュールは正確ですか?
  • テスト移行にフルコピー Sandbox を使用しましたか?
  • Sandbox でメタデータとデータの確認とテストを行いましたか?
  • 本番移行を開始する直前に Sandbox を更新しますか?

Maria はすべての質問に「はい」と答えました。彼女はサポートチームに自分の計画、リスト、そして Sandbox 移行中に作成したメモを見せました。Salesforce サポートは、彼女の徹底ぶりに感心し、準備が整っていることに同意して、本番組織での移行を有効にしました。

Sandbox の更新

移行を開始する前に、Maria はフルコピー Sandbox を更新します。これで、本番の移行を実行する前にバックアップができました。更新した Sandbox を移行後に本番組織と比較することで、新しい組織が完璧であることを確認します。

本番組織への移行

Maria は、Sandbox 組織で実行したのと同じ手順を本番組織ですべて実行します。

  1. 移行前の作業: Sandbox の移行で学んだことを活かして、既存のチェックリストを更新します。そして、チェックリストの各項目を実行します。最後に、移行中に誰も組織を変更できないように、アクションを無効にします。
  2. 移行: ピーク時間外に移行をスケジュールし、Lightning Knowledge 移行ツールを起動し、Sandbox の移行と同じように手順を実行します。Sandbox の移行時に不備を取り除き、計画を文書化したので、今回はさらに簡単です。移行が完了したら、結果を検証し、移行を受け入れます。
  3. 移行後の作業: Sandbox の移行で作成したメモを参考にしながら、本番組織を設定します。基本設定を実行し、新しいナレッジオブジェクトをカスタマイズし、コードを更新し、権限を作成し、AppExchange アプリケーションの Lightning バージョンをテストします。Sandbox を参照して、変更されたコードとカスタマイズを本番組織にコピーします。すべてが一致することを確認します。
  4. テスト: 最後にさまざまなシナリオを慎重にテストして、結果を確認します。

彼女は入念に計画したので、移行した組織は完璧に動作しました。本番組織で Lightning Knowledge が使用されるようになりました。ただし、まだ作業が残っています。

チームに対する通知とトレーニング

Maria のチームは、組織の他の部分ですでに Lightning Experience を使用しているため、それほど多くのトレーニングは必要ありません。Maria は、Ada がテストを開始する前に Ada をトレーニングしたので、トレーニング業務を Ada に任せることにしました。

Ada は、Lightning Knowledge を 2 つの別個のグループにロールアウトします。移行後、チームメンバーはいつでも Classic インターフェースのナレッジと、新しく更新した Lightning Experience のナレッジを切り替えることができます。トレーニングを受けるまでは、全員が Classic ユーザーインターフェースを使用します。トレーニングの一環として、Ada は最初のグループに Lightning Experience への切り替えを指示します。そして、新しい機能についてのトレーニングを行います。翌日、同じプロセスを 2 番目のグループに対して繰り返します。

これで、Ursa Major は完全に Lightning Knowledge に移行しました。あなたも同じことを行う準備ができていますか?

リソース

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