Lightning Knowledge の機能の活用
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ユーザーにとっての Lightning Knowledge の利点を挙げる。
- システム管理者にとっての Lightning Knowledge の利点を説明する。
サービスチームにとっての利点
Ursa Major Solar は、米国南西部を中心に、太陽光発電関連の商品やシステムを提供している企業です。中規模の企業であり、ソーラーエネルギーの価値に気付く人が増えるにつれて、急速に成長しています。これまで数年間 Salesforce を使用していて、顧客とのつながりに役立っていることに満足しています。
Ursa Major のサービスチームは、最初は Salesforce Classic を使用していましたが、数か月前に Lightning Experience に移行しました。チームは、新しいインターフェースを気に入り、今では Lightning が不可欠だと考えています。
ただし、知識ベースでは、まだ Salesforce Classic のナレッジが使用されていて、チームは、Lightning の便利な機能を知って愛用するようになり、それが使用できないことを残念に思っています。そのため、Lightning に移行したいと考えています。また、現在、新入社員のトレーニングでは、ほとんどの作業で Lightning を使用しているにもかかわらず、ナレッジのトレーニングは Classic で行う必要があります。移行しない限り、この問題は解消しません。
サービスチームは、Lightning Knowledge に移行するように Ursa Major のシステム管理者である Maria Jimenez を説得したいと考えています。そのために、彼らはお気に入りの機能の一部をリストにしました。
- ドラッグしてファイルを添付する。
- ナレッジコンポーネントまたは関連リスト内の記事にマウスポインターを置くと詳細が表示される。
- さまざまな検索条件でリストビューを作成することによって記事を管理する (記事が誰に割り当てられているかの表示など)。
- スマートフォン、タブレット、デスクトップなどのすべてのデバイスからナレッジにアクセスし、レコードタイプを使用してデバイスごとに異なるレイアウトを指定する。
これらの機能によって多くの時間を節約できるため、チームは得意な業務、つまり顧客のサポートに時間を使うことができます。さらに、チームは Lightning Experience や Lightning Knowledge 向けの新機能についての話をよく耳にします。
Ursa Major が常にすべてを Lightning で行えるようになることがチームの願いです。そのため、チームは Salesforce Classic のナレッジから Lightning Knowledge へのアップグレードを Maria に依頼しました。
システム管理者にとっての利点
結局、Maria を説得する必要はありませんでした。Maria はすでにその移行が良い考えだと知っていたのです。Ursa Major のサポート組織はすでに Lightning Knowledge を使用しています。業務がより的確かつ迅速に行えるようになったと好評です。
彼女は喜び、さらに多くの機能をリストに追加できると指摘しました。たとえば、改善された検索、グローバル検索、そして 6 つ以上のファイルを記事に添付できることなどです。Lightning Knowledge では、全般的な設定や管理も簡単になります。Maria は管理者にとっての利点をリストにしました。
- レコードタイプを使用することで、これまで以上に迅速に入力規則の定義やすべての記事への項目の追加を行う。
- Visualforce ではなく Lightning アプリケーションビルダーを使用してページを設定する。Lightning アプリケーションビルダーでは、コードを 1 行も書くことなく標準コンポーネントとテンプレートを使用できます。記事を表示しているユーザーや含まれる情報に基づいてコンポーネントを表示するように設定することもできます。たとえば、ユーザーにマスター言語の記事または翻訳を表示することができます。
- レコードタイプを使用して、各ユーザープロファイルのページレイアウトに何が表示されるかを制御する。
Lightning は未来のプラットフォームであるため、今後もサービスチーム向けのイノベーションが次々と登場することです。Maria は利点を理解しており、移行を開始することに前向きです。
ただし、まずはそのための計画が必要です。
リソース