フィードとグループを使用したコラボレーション
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Lightning Experience でのライブフィードについて説明する。
- 投稿にインライン画像とハイパーリンクを追加する。
- 個人的な Chatter ストリームを作成して管理する。
- Salesforce Classic と Lightning Experience の共有の違いについて説明する。
- バナーをグループに追加する。
史上最高の新バージョンにようこそ
Chatter の Lightning Experience バージョンをもう試しましたか? まだの方、驚きの世界が待っています。それは、これまでで最高のコラボレーション環境です。
Salesforce Classic は、Chatter に暖かく迎え入れてくれた古い友人のようなものです。Lightning Experience は、ビジネスコラボレーションの輝かしい未来へと連れていってくれます。ぜひお試しください。
Chatter の新旧比較
概要を把握するために、各バージョンの Chatter パブリッシャーを見てみましょう。
以下は Salesforce Classic の Chatter パブリッシャーです。スタイルとリストを投稿に追加するためのコントロールがあります。
Salesforce Classic の Chatter パブリッシャーの上部には、ファイルリンクを投稿したり、行動を追加したりするためのコントロールがあります。さらに、質問やアンケートの実行など、他のアクションもあります。
以下は Lightning Experience の Chatter パブリッシャーです。Salesforce Classic で利用できるすべてのスタイルコントロールがありますが、それだけではありません。
投稿からインラインイメージやリンクを追加するためのコントロールもあります。コードスニペットを挿入したり、絵文字を選択したり、人またはグループをメンションしたりできます。パブリッシャーの下部にはレコードにリンクするためのヒントが表示され、投稿内でレコードにリンクする方法が示されます。このペーパークリップボタンを使用して、最大 10 個のファイルを投稿に添付できます。質問やアンケートの実行の場合、そのためのタブが上部に常時表示され、アクセスしやすくなりました。Lightning Experience では、投稿のドラフトが 7 秒ごとに自動保存されます。自分のドラフトは、Chatter ページにある [私のドラフト] フィードに表示できます。
このように、Lightning Experience の Chatter パブリッシャーには多くの機能が追加され、機能へのアクセスもはるかに容易になりました。
各バージョンの違い
Salesforce Classic が素晴らしいことに変わりはありませんが、コラボレーションは Lightning Experience の方が優れています。作業を迅速化でき、機能も追加されています。
Lightning Experience の Chatter では、Salesforce Classic で使い慣れた機能だけでなく大幅に進歩した機能も提供されます。たとえば、ライブフィード、ストリーム、レコードのリンク、投稿やコメント内のハイパーリンク、投稿のドラフトの自動保存、複製による共有などです。これらは何で、どのような機能を提供するのでしょうか? 続きはこの後で!
インライン画像の追加
Salesforce Classic と Lightning Experience のどちらでも、画像を投稿に添付できます。Lightning Experience ではさらに進化し、投稿の本文に画像をインラインで追加することもできるようになりました。利用者はより直接的に視覚的な体験ができます。
画像は投稿のどこにでも追加できます。準備ができたら、Chatter パブリッシャーの画像アイコンをクリックし、画像を選択して [開く] をクリックするだけです!
インラインハイパーリンクは、Lightning 固有のもう 1 つのインラインアクションです。投稿やコメントで、リンク元のテキストを強調表示し、リンクアイコンをクリックして URL を入力し、保存します。
ライブフィード! ライブ!
Lightning Experience の Chatter では、グループでライブフィードを、また、あらゆる場所でライブコメントを使用できます。フィードを最新の状態にするためにページを更新する必要はもうありません。新しい投稿やコメントは、追加されると黄色く点滅します。このライブ更新に気が付かない場合は、フィード上部に通知がポップアップして更新があることを知らせます。
ライブコメントは、グループに限らず、あらゆる場所で使用できます。誰かがコメントを入力すると、アニメーションが投稿に動きがあることを示し、誰がコメントしているかを知らせます。コメントが保存されると、フィードで黄色く点滅し、ポップアップ通知が開いて新しいコンテンツが参照可能になったことを知らせます。
確実に更新したい場合にも、改善が加えられています。時間のかかる全ページ更新をしなくてもよくなりました。各フィードにはそれぞれ更新アイコンがあり、ページ上でそのフィードだけを更新し、他の要素は更新せずにすみます。この控えめな効率化で時間が節約され、少しずつ積み上がれば大きな効果が生まれます。
自分専用のストリーム
ストリームをご存知ですか。Lightning Experience に限り、各種のオブジェクトから複数のフィードをストリームという 1 つのビューにまとめることができます。
たとえば、現在取り組んでいるプロジェクトに関して投稿されたあらゆる情報を読みたいと思っているとします。ストリームを使用すれば、プロジェクトに取り組んでいるグループ、プロジェクトについて話し合うトピック、プロジェクトの担当者からのフィードを集約できます。プロジェクトに関連する他の種別のフィードを追加できます。全体的な視点でとらえるためにさまざまなフィードにアクセスしていた場合、この 1 つのストリームで突如としてすべてを把握できるようになります。
ストリームはすばやく簡単に作成できます。Chatter ページに移動し、[ストリーム] ヘッダーの横にある [新規ストリーム] アイコンをクリックします。
[新規ストリーム] ダイアログで、ストリームの名前を入力し、通知設定を選択します。このとき、ストリームでフォローするレコードを追加できます。後で追加することも可能です。
[保存] をクリックすると、Chatter ページの [ストリーム] ヘッダーの下に新しいストリームが表示されます。最大 5 個のストリームがリストされます。ただし、上限は 100 ストリームです。すべてのストリームを表示するには、[ストリーム] ヘッダーをクリックして [ストリーム] ホームページを開きます。
各ストリームには最大 25 個のフィードを追加できます。フィードをストリームに追加するのはとても簡単です。ストリームホームページで、ストリーム行の [編集] アクションを選択します。または、ストリーム名をクリックしてそのストリームに移動し、[編集] ボタンをクリックします。
[ストリームを編集] ウィンドウの [フォローするレコード] に移動し、追加するフィードの種別を選択します。次に、同じ項目で、特定のフィードを検索して、ストリームに追加するフィードをクリックします。すべて指定し終わるまで、フィード種別の選択とフィードの追加を続けます。終わったら、[保存] をクリックします。
ストリームを作成したら、フィードの [フォローする] アクションから直接フィードを追加できます。追加するフィードに移動し、[フォローする] をクリックし、フィードを追加するストリームを選択します。[自分がフォローするもの] フィードでは引き続き [フォローする] ボタンを使用してユーザーやオブジェクトをフォローできます。
ストリームの通知オプションを変更する場合は、ストリームを開き、[通知] ボタンをクリックします。
ストリームの利用価値がなくなった場合、簡単なアクションで削除することができます。ストリームに移動して、[削除] ボタンをクリックします。または、ストリームホームページに移動し、ストリーム行のアクションメニューから [削除] を選択します。ストリームに含まれていたフィードが失われる心配はありません。ストリームを削除しても、そのストリームに含まれていたフィードは削除されません。
共有がコピーから複製へ
Salesforce Classic と Lightning Experience の共有には興味深い違いがあります。Salesforce Classic では、共有された投稿は基本的に元の投稿のコピーです。Lightning Experience では、共有された投稿は、元の投稿のウィンドウのようなものです。そのため、元の投稿が編集されると、共有バージョンにもその更新が表示されます。素晴らしいですね。素晴らしいですね!
投稿へのリンクを取得するプロセスも少し効率化されました。投稿の [共有] メニューから、[リンクをコピー] を選択し、[リンクをコピー] をクリックします。リンクがクリップボードにコピーされるため、どこにでも貼り付けることができます。
どこにリンクを貼り付けても、その共有された投稿にアクセスできるのは、その投稿のホームフィードへのアクセス権を持つユーザーのみです。
グループの新機能
Lightning Experience のグループでは、Salesforce Classic のグループとは異なる、独自で非常に便利な一連の機能が提供されます。
ライブフィードについてはすでに説明しました。もう 1 つの例が、非公開グループおよびリストに記載しないグループでの参照したユーザー機能です。参照したユーザー機能が有効の場合は、投稿ごとに参照したユーザー数が表示されます。数をクリックすると誰がその投稿を参照したかを確認できます。これは、投稿を見て欲しい人に見てもらえたかを知る素晴らしい方法です。
ただし、[参照したユーザー] は、Lightning Experience のグループが提供する優れた機能のほんの一部でしかありません。
たとえば、投稿の固定を考えてみます。グループマネージャーまたはグループ所有者 (またはシステム管理者) は、グループフィードとトピックフィードの上部に投稿を 3 つまで固定できます。固定された投稿は、固定が解除されるまでフィードの上部に表示されます。投稿の固定を使用すると、グループフィードとトピックフィードで必要に応じて重要な情報を目に付く場所に置くことができます。
グループの新旧比較
各バージョンの Chatter グループを見てみましょう。
以下は、Salesforce Classic に Chatter グループがどのように表示されるかを示しています。
グループのアイデンティティを補強するよいグループ画像ですね。画像の角には、グループが顧客に参加を許可していることを示すマーカーがあります (1)。また、グループで実行できる充実した多くのアクションのリストがあります (2)。ここまではまずまずです。
次は、同じグループを Lightning Experience で見てみましょう。
グループのアイデンティティを補強する画像と、ページの視覚的な魅力を高めるバナーがあります。グループ種別に関する文章「非公開、顧客を含む」が、画像の色付きの角から置き換わっています (1)。こちらでもグループでは数多くのアクションを実行できます (2)。Lightning Experience では、これらのアクションがより目立つため、見つけやすくなりました。アンケート、質問、お知らせの追加アクションは、直接ビューに表示されます (3)。このフィード内だけを検索する項目まであります (4)。とても便利ですね!
リッチな視覚的環境
グループのデザインの設定から、役に立つグループの統計情報の参照に至るまで、Lightning Experience のグループではリッチな視覚的環境が用意されています。
楽しさという点では、バナー画像をグループページに追加して、グループのブランドアイデンティティを強化することができます。バナーを指定すると、楽しげなグループ写真が、色鮮やかな野原を背景にした楽しげなグループ写真になります。さらに、グループバナーを意味や関連性のある画像にすることもできます。
バナーの追加
ここで、少し時間をとってバナーをグループページに追加するプロセスを説明します。
バナーはグループの作成時に、または後から追加できます。最良の結果を得るには、1280×300 ピクセル以上のパノラマ画像を使用します。グループの所有者またはグループマネージャーであれば、グループバナーを追加または変更することができます。グループは簡単に作成でき、グループを作ればそのボス、となるため、ぜひやってみてください。
グループのページに移動し、デフォルトのバナーの をクリックします。
[バナー写真を更新] ダイアログで [画像を選択] をクリックします。次に、グループバナーに使用する画像に移動して選択します。[開く] をクリックし、[保存] をクリックします。すぐ簡単にできます!
リソース
- Trailhead: Lightning Experience の Chatter
- ヘルプ: Lightning Experience での Chatter の操作方法
- ヘルプ: Chatter ストリーム
- ヘルプ: 非公開グループおよびリストに記載しないグループの参照者情報
- ヘルプ: ライブフィード
- ヘルプ: 投稿またはコメントからのレコードへのリンク
- ヘルプ: 投稿の固定権限の割り当て
- ヘルプ: ドラフト投稿
- ヘルプ: 投稿の概要
- ヘルプ: Chatter 件数の特性
重要
このハンズオン Challenge に取り組むときには、必ず Trailhead Playground にログインしてください。Playground を使用すると、会社の Chatter フィードに投稿することを回避できます。Playground を開くには、「ハンズオンの Challenge」セクションで [起動] をクリックします。