基本的な機能の配置
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Lightning Experience ヘッダーのアイコンを識別し、その機能を理解する。
- Lightning Experience プロファイルページにアクセスする。
- Lightning Experience プロファイルページをカスタマイズする。
- Lightning Experience のどこからでもヘルプを表示する。
Lightning Experience にようこそ
こんにちは。Lightning Experience にようこそ。Lightning Experience は Salesforce が提供する最新の生産性向上環境です。営業およびサービスのビジネスプロセスのサポートを強化するため、デスクトップ環境が一新されました。その結果、直観的でインテリジェントなインターフェースで、より自然に効率よく作業ができるようになりました。これから説明する内容をきっと気に入っていただけるでしょう。
このモジュールでは、Salesforce Classic の操作経験があり、会社がすぐに Lightning Experience に切り替えることが前提となります。積極的なタイプで新しい環境について学ぶことにワクワクしている人も、Salesforce システム管理者から切り替えに向けた準備としてこのバッジを獲得するように求められた人も、その時間が貴重であることに変わりはありません。多忙であれば、変更のために時間をかけたくはないでしょう。
Lightning Experience は、見た目は違うものの、皆さんがすでに理解している Salesforce の概念と原則に基づいています。しかも、インターフェースは直観的で、クリック数を減らして作業を簡略化するように設計されています。心配はいりません。皆さんはすぐに Lightning Experience のプロになるでしょう。
どこに何があるかを把握する
Salesforce Classic なら目を閉じていても操作できるでしょう。どこに何があるかや、正しい作業方法もわかっています。Lightning Experience に切り替えた後、最初はどこをどうすればよいのか少し迷うかもしれません。操作方法がわからずに作業効率が低下すればストレスがたまります。そこでまず、短いツアーで基本的な機能の配置を確認しましょう。
一見すると、Lightning Experience は見慣れない最新のデザインであるため、大きく変わったように感じるかもしれません。ただし、よく見ると、多くの Salesforce Classic コア機能が Lightning Experience に移行されていることがすぐにわかります。
これは、基本的な Salesforce Classic 機能 (下の画像) が Lightning Experience のどこにあるか (上の画像) を示しています。
Salesforce ヘッダー (1) では、これらの使い慣れたオプションにいつでもアクセスできます。
- グローバル検索 (2) — レコード、ファイル、グループを検索できます。
- ヘルプ (3) — ウォークスルー、動画、Trailhead など、ヘルプとトレーニングリソースにアクセスできます。
- 設定 (4) — 組織の設定、メンテナンス、カスタマイズができます (管理者権限が必要)。
- プロファイルと個人設定 (5) — Chatter プロファイルへのアクセス、個人設定の表示や更新ができます。
- アプリケーションランチャー (6) — Salesforce アプリケーションと接続アプリケーションを表示し、切り替えることができます。
- ナビゲーションバー (7) — 組織のオブジェクトと機能にアクセスする主要な手段。
いくつか馴染みのないものがあることに気付かれたでしょう。確かに Lightning Experience では、日々の効率性向上のために複数の新しい機能強化が提供されています。これらのオプションは、Lightning Experience のどこからでも常に使用できます。
- お気に入り (8) — 定期的に使用するレコード、リスト、グループ、およびその他のページへのショートカットを作成できます。
- グローバルアクション (9) — 重要なアイデアが浮かんだとき、仕掛かり中の作業から切り替えて離れなくても、複数の同時作業が可能です。ToDo や行動の作成、メモの作成、活動の詳細の記録などすべてを、ユーザーが移動しても常に表示されるコンポーザーウィンドウから行うことができます。
- 通知 (10) — ToDo アラーム、Chatter 投稿のメンション、承認申請など、通知を常に把握できます。未読の通知があるときは アイコンが知らせます。さらに、通知リストから詳細にすばやく移動できます。
- ユーティリティバー (11) — この常時表示されるフッターから生産性ツールにすばやくアクセスできます。ユーティリティ (メモ作成、リストビューの表示、最近のレコードへのアクセス、反復作業) をはじめ、豊富なオプションがあります 。(組織でユーティリティバーが表示されない場合は、Salesforce システム管理者に、Salesforce アプリケーションの一部または全部にユーティリティバーを追加することを検討するように依頼してください)。
こうした新しい時間節約オプションを日常業務に効果的に組み込めるようになるには、あきらかにもっと説明が必要です。詳細は、このモジュールの後半と、「Lightning Experience による生産性向上」モジュールで説明します。
先に進む前に、レコードについてお伝えすることがあります。ツアーからわかるとおり、レコードページの外観はかなり変更されています。次の単元では、Lightning Experience の一新された効率的なワークスペースでの操作にすばやく慣れることに特化して説明します。
プロファイルと個人設定を見つける
Salesforce Classic では、自分の名前が表示されたメニューからプロファイルと個人設定にアクセスします (1)。Lightning Experience でも概念は同じですが、自分を表すものがアバターになりました (2)。
個人情報を更新するには、プロファイルメニューから [設定] をクリックします。または、自分の名前をクリックしてプロファイルにアクセスします。
自分らしくパーソナライズする
プロファイルにまだ自分の写真を追加していない場合、Lightning Experience では が自分の画像になります。Astro はとても可愛らしいですが、自分らしい写真の方がよいと思いませんか? この機会に情報をパーソナライズして、あなたがどのような人か同僚がわかるようにしましょう。
プロファイルページからプロファイルの写真をアップロードします。プロファイルへのアクセス方法はもうわかりますね。
デフォルトの Astro アバター (1) をクリックし、[写真を更新] を選択します。
カスタムバナー写真を追加してプロファイルページを装飾することもできます (2)。楽しめるものにしましょう。1 日を明るくする画像を使用したり、個人的に意味のあるものを同僚と共有したりします。最良の結果を得るには、1280×300 ピクセル以上のパノラマ画像を使用します。
また、まだの場合は忘れずに簡単な自己紹介を追加します (3)。
Diego は次のようにプロファイルをパーソナライズしました。素敵でしょう?
休暇に入る前に
休暇を取ることを事前に手っ取り早く同僚に伝える方法(または「邪魔しないください」と伝える方法) があればいいのにと思ったことはありませんか? Lightning Experience プロファイルページの不在通知機能を利用しましょう。
デフォルトでは、不在通知メッセージとして「外出中」と選択した開始日および終了日が表示されます。ただし、メッセージをカスタマイズして関連性を高めたり、楽しくしたりすることができます 。(「ビーチに外出中」とか?)
メッセージの保存後すぐに表示が開始されます。メッセージは、プロファイルの名前の横および Chatter の投稿とコメントに目立つように表示されます。さらに、終了日には無効になるため、オフにすることを覚えておく必要はありません。
どこでも必要な場所でヘルプを表示する
当面、休暇はやめておいた方がよさそうです。Lightning Experience での作業について説明することがまだ沢山ありますからね。新しい環境について学習するときに、知っておくべき最も重要なことの 1 つは何でしょうか? ヘルプの表示方法です!
新たな希望のともしび (ヘルプのともしび?) に刮目せよ。Salesforce Classic の Salesforce ヘルプアクセスポイント (旧称 [ヘルプ & トレーニング]) と [このページのヘルプ] リンクが 1 つのヘルプメニューにまとめられ、すべてのページの上部にいつも表示されるようになりました。
これはただの汎用的なヘルプセンターでもありません。単独のヘルプトピックではなく、表示中のページ固有のコンテキストに沿ったマルチメディアリソースとそのページで実行できるアクションのキュレーションリストが表示されます。
- システム管理者が組織に固有のヘルプリソースを追加してある場合、それらが最初に表示されます (1)。次のセクションと項目は、システム管理者が削除していれば、ヘルプメニューには含まれていない可能性があります。
- Lightning Experience を初めて使用する場合、または新しいヒントが欲しい場合は、[使用開始] (2) で役に立つ動画、情報のトピック、Trailhead コンテンツを参照してください。このリストを使用していると、さらに推奨事項がポップアップ表示されるので、すぐに Lightning Experience のプロになれます。
- 現在のページに適したヘルプリソースが [このページのヘルプ] に表示されます (3)。動画、ウォークスルー、ヘルプトピック、開発者ガイド、PDF など、何をどう学ぶかを自分で決めることができます。ページ固有のリソースがない場合、このセクションは非表示になっています。
- Salesforce ヘルプと Trailhead 全体を検索すると、ヘルプメニュー内に結果が表示されます (4)。(Winter '21 以降、[ドキュメントを検索] ボタンのテキストは [Salesforce ヘルプを検索] に変更されました。)ヘルプトピックをクリックし、ヘルプメニュー内で記事を参照します。検索結果で Trailhead のリンクを開くと、新しいブラウザータブが開きます。
- [その他のリソース] で、キーボードショートカットを参照したり、Lightning Experience に関する自分の見解を Salesforce に直接送信したりできます (5)。意見などは匿名で共有することも、連絡先情報を含めることもできます。フィードバックは Lightning Experience のさらなる向上のための参考にさせていただきます。
ヘルプメニューを初めて開くと、各セクションに最も関連性が高いリソースが 2 つ表示されます。セクション名または矢印をクリックすると、そのセクションのすべてのリソースが表示されます。
コンテキスト内で常時表示されるコンテキストヘルプ
素晴らしいでしょう? でも、これからが最良の部分です。最良の部分は、ヘルプトピックと動画が別のブラウザータブではなく、Lightning Experience 内で開くことです。つまり、ヘルプを必要とするページのコンテキストのままで、必要なヘルプを得ることができます。
- ヘルプトピック () は、ヘルプメニュー内に直接表示されます。ただし、実はこれもまだ最良の部分ではありませんでした。最良の部分は、作業中もトピックを開いたままにできることです。メニュー上部にあるドッキングアイコンをクリックするだけです。トピックは画面下部に「ドッキング」されて、他のページに移動してもそのまま表示されます。ドッキングされたウィンドウを邪魔にならないように最小化することも、読みやすいように拡大することもでき、ヘルプトピックでの調査が終了したら閉じることができます。
- Salesforce ヘルプからヘルプトピックを表示する場合も、これは問題ありません。ヘルプトピックの下部にあるリンクを使用します。トピックは新しいブラウザータブで開き、全画面で参照できます。
- 動画は () は、ページの上位レイヤーの動画プレーヤーで開きます。視聴が終わったら、プレーヤーを閉じると直前の場所に戻ります。
ヘルプメニューの他のリリースは異なる方法で開きます。ウォークスルー () は、おそらく別のページ上にある、組織のウォークスルーの最初のステップに移動します。開発者ガイド、PDF、Trailhead のリンクは新しいブラウザータブで開きます。