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Lightning Experience の概要

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • Lightning Experience と Salesforce Classic の概要と両者の違いについて説明する。
  • Lightning Experience の主要な機能を説明する。
  • 会社の各「人格」が Lightning Experience を活用する利点を理解する。

Lightning Experience にようこそ

業 Lightning Experience への業務移行によって最大限の価値を得られるように、ここでは Lightning Experience がもたらす可能性を説明したいと思います。Lightning には、ワークフローと生産性の向上を実現するユーザエクスペリエンスを構築し、より簡単かつ直感的に作業を進めることを可能にして、ビジネスの変革すら実現できるパワーが秘められています。どんな選択肢があるかを理解できれば、十分な考慮の上で移行を計画し、既存のカスタマイズを再評価して古い問題を排除することができます。また、上層部や他の意思決定責任者を納得させるのに十分なデータも入手できます。

Lightning Experience とは何かと問われたら、Salesforce のページがセールスやサービス向けに最適化されていることや、営業やセールスチームのユーザがいつログインしても適切な案件、適切なお客様、そして適切な活動に集中できる新機能があることや、誰もがデータを視覚化して業務に活かせる柔軟なインタラクティブツールが用意されていることなど、説明したいことはたくさんあります。

でもその前に、Lightning Experience の名前の由来と開発の発端についてお話しておきたいと思います。

Lightning Experience を開発した理由

まず、名前の話から始めましょう。なぜ「Lightning」という名前が付いたのでしょうか。嵐の中で本物の稲妻が光る瞬間を想像してください。稲妻の閃光は矢のごとく、瞬きをしている間に見逃すこともあるほどです。稲妻の美しさには、見惚れることもあります。そして稲妻は独特で、2 つとして同じものはありません。

Lightning Experience によく似ています。高速で、美しく、営業およびサービスユーザごとに異なります。営業チームの迅速な販売を促進するシンプルなユーザエクスペリエンスで、営業担当が重要事項に意識を向けられるようパーソナライズされたアラートやインタラクティブなアシスタントを備えています。また、サービス担当がお客様を迅速にサポートできるように、ケース、ナレッジ、そしてサポートツールを統合した、効率的に問題を解決できる環境を実現します。このすべてが組織内の全ユーザの生産性を向上させます。

つまり、Lightning Experience はお客様、すなわち皆さまの声から生まれたのです。Lightning Experience は、過去の年月とリリースを通してお客様から学んだことすべてを形にした結果です。Lightning Experience は、お客様から生まれたチームのためのキラーセールスアプリケーションなのです。

従来のユーザエクスペリエンス

従来のユーザエクスペリエンスも廃止されたわけではありません。区別するために、こちらを Salesforce Classic と呼びます。

従来のエクスペリエンス

Salesforce Classic とは、Lightning Experience が登場するまでの旧 Salesforce インターフェースを指します。このインターフェースでは、ヘッダーの右上隅に、Force.com アプリケーションメニューと、ユーザ名、[設定]、および [ヘルプ] のリンクがあります。ロゴをカスタマイズしていなければ、左上隅に季節ごとの Salesforce ロゴも表示されます。

まだ Salesforce Classic から移行する準備ができていない組織があることは分かっています。会社の文化と規模に応じて、変化に時間を要することがあります。移行が複雑にならないように、Lightning Experience の使用を開始しながら、Salesforce Classic も引き続き使用できるようになっています。そのため、ユーザは安心して新しい操作環境に移ることができます。(段階的なロールアウトプランと変更管理については、それ自体が重要なトピックであるため、「Lightning Experience のロールアウト」モジュールで詳細に説明します。)

ただし、2 つの Salesforce インターフェースを切り替えて使用することになりますから、いま自分がどちらの環境にいるのかを識別できないとなりません。

右上にアプリケーションメニューがあれば、Salesforce Classic を使用中 右上にアイコンがあれば、Lightning Experience を使用中
従来のエクスペリエンス
Lightning Experience

ユーザの質問にいつでも答えられるように、難なく 2 つのエクスペリエンスを見分けられるようにしてください。トラブルシューティング時のユーザとの電話で最初に確認しなければならないことの 1 つは、ユーザが Lightning Experience と Salesforce Classic のどちらを使用しているかです。

次は、Lightning Experience への移行によって得られる利点について説明します。

Lightning Experience が特別な理由

さまざまな新機能が導入され、ページが刷新された Lightning Experience には、使用上の利点がたくさんあります。ここではすべては取り上げませんが、製品の領域ごとに優れた機能のいくつかを紹介します。

  • 効率的なナビゲーションおよびカスタムブランドアプリケーション間の切り替え
  • 何が表示されるかではなく、何を実行できるかを重視した新しいレコードレイアウト
  • データを簡単に絞り込んで視覚化できる、瞬時に表示されるリストビュー
  • ユーティリティバーの [メモ] や [最近使ったデータ] などの生産性ツールへのクイックアクセス
  • 複数の列と行の両方にまたがるコンポーネントを含む洗練されたダッシュボード
  • すばやく絞り込んで最も重要なデータを表示できる、整然としたレポートビュー

Lightning Experience のツアーを開始する

Lightning Experience がどうして特別なのか、詳しく説明します。

ホーム

インテリジェントなホームページで 1 日をスタートできるようにホームページを刷新しました。営業担当は、目標達成までのパフォーマンスをモニタリングして、重要な取引先に関するインサイトを得ることができます。また、アシスタントという新しい機能が追加されています。これはユーザの ToDo アクションリストです。Lightning アプリケーションビルダーを使用して、プロファイルに応じて異なるカスタムホームページを作成することもできます。
  • カスタマイズ可能でインテリジェントなページで、スピーディに 1 日のスタートを切る。
  • パフォーマンスグラフで目標達成までの進捗を確認する。
  • ニュースを使用して、お客様、パートナー、競合他社に関連するニュース記事を遅滞なく閲覧する。
  • ミーティングの予定や期日が本日の ToDo を確認する。
  • アシスタントで今日取り組むべき主な問題を特定する。
  • [最も重要な商談] で営業活動の焦点を絞る。
ホーム

商談ワークスペース

セールスプロセスがアクション重視のワークスペースに配置され、営業担当が商談をより速くよりインテリジェントに処理できるようになっています。セールスプロセスのステップごとにコーチングスクリプトをカスタマイズできるほか、レコード作成の手順も簡略化されています。これで、商談をさらに短時間で成立させることができます。
  • ページ上部にある新しい強調表示パネルに重要なレコードの詳細が表示される。
  • 便利なコンポーザを使用して活動の記録、ToDo の作成、メールの送信などをすばやく行う。
  • 重要なコーチングの詳細とカスタマイズ可能なパスで、セールスプロセスをサポートする。
  • 商談ページから移動することなく、クイックビューを使って豊富な関連情報をフロート表示する。
  • 数回のクリックだけで、取引先責任者と同じように、コンテキストに関連レコードを追加する。
  • 商談が関連付けられている取引先について関連性が高くタイムリーなニュースを表示する。
商談ワークスペース

取引先と取引先責任者

商談 (やリード) と同じく、取引先と取引先責任者についてもレイアウトを最適化し、主な使用事例である「参照」別にコンテンツを編成してあります。営業やサービス担当は、一目で情報検索と情報収集を行うことができるようになりました。
  • レイアウトが刷新された Lightning Experience ページで、重要なデータを効率よく検索する。
  • 取引先レコードの重要なコーチングの詳細とカスタマイズ可能なパスで、セールスプロセスをサポートする。
  • ニュースから顧客の最新ニュースを入手する。
  • 項目レベルの重複照合により、効率よく作業し、データをクリーンな状態で維持する。
  • 過去の活動や今後の活動を一目で確認する。
Lightning Experience でのサンプル取引先レコード

レポートとダッシュボード

レポートで独自の検索条件を作成できるのは、ユーザにとって非常に嬉しい機能です。複数の行と列にまたがるコンポーネントを使用できるようになった最新のダッシュボードエディタは非常に便利です。
  • レポート表示時に検索条件を作成する。
  • 3 列以上を使用して視覚的に優れたダッシュボードを作成する。
  • Salesforce Classic から Lightning Experience に簡単に切り替える。レポートおよびダッシュボードは新しいインターフェースで自動的に表示可能です。また、Salesforce Classic で定義されたすべての権限と共有設定が継承されます。
レポート & ダッシュボード

リストビュー

営業やサービス担当は、便利なグラフでリストビューをグラフィカルに表示したり、簡単に検索条件を適用して検索結果を絞り込んだりすることができます。
  • データを数秒でリストビューグラフに視覚化し、データを絞り込む検索条件を簡単に作成する。
  • Lightning Experience の直感的な検索条件パネルを使用して、リストビューを作成する。
  • 先行入力検索を使用して、お気に入りのリストビューをすばやく見つける。
  • Lightning Experience から、Salesforce Classic で作成されたリストビューを自動的に開く。
  • インライン編集を使用して、リストビューのレコードに迅速に変更を加える。
  • リストビューの検索バーで必要なデータをすばやく検索する。
  • リストビューを組織のユーザグループと共有する。
  • デフォルトのリストとして読み込まれるようリストビューを固定する。
リストビュー

Kanban ビュー

Kanban ビューには、選択されたリストビューに基づいたレコードが表示されます。レコードの状況を更新するには、レコードを別の列にドラッグします。ボードは、列と集計が基づく項目を選択することで設定できます。主要な商談に関するカスタマイズしたアラートをリアルタイムで表示できます。
  • 各フェーズまたは状況で作業を視覚化する
  • ドラッグアンドドロップ機能を使用して列間でレコードを移動する
  • 列と集計項目をその場で設定する
  • レコードを編集または削除して、最新の状態に保つ
  • 目的に応じてデータを絞り込むための検索条件をすばやく作成できる
  • 商談の場合、重要な案件に対するアクションが必要になったらアラートを表示して通知する
商談の Kanban ビュー
  1. Kanban ビューのレコードは、選択したリストビューに基づきます。
  2. リストビューのグリッドビューと Kanban ビューは簡単に切り替えられます。
  3. レコードを絞り込んで、レコードの特定のサブセットを表示することができます。
  4. 現在のビュー内でレコードを検索できます。
  5. 表示するレコードタイプを選択します。
  6. 列はグルーピング項目に基づいて作成されます。
  7. Kanban 設定を使用して列を整理して集計する方法を変更します。
  8. カードをドラッグすれば、レコードを簡単に別の列に移動できます。
  9. 商談については、ToDo や行動を作成するなど、取引を円滑に進めるために必要な作業をアラート機能が教えてくれます。

コンソールアプリケーション

営業やサービス担当は、最小限のマウスクリックと画面スクロールだけで、レコードの検索、更新、および作成を迅速に行うことができます。Lightning コンソールアプリケーションは、タブベースのワークスペースであり、複数のレコードを 1 つの画面で管理できるようにします。営業やサービスに標準の Lightning コンソールアプリケーションを活用すれば、変化の速い環境にも容易に対応できます。

Lightning サービスコンソール

その他の便利な機能

  • ブランド設定やカスタマイズが可能なアプリケーションを切り替えることを可能にして、ユーザの効率性を向上することができる。ナビゲーションバーから直接、特定の項目のレコードを作成したり、最近のレコードやリストにアクセスしたりできます。
  • 活動が有効なオブジェクトの活動タイムラインで、未完了の ToDo、予定されたミーティング、達成事項を確認する。便利なコンポーザを使用して活動の記録、ToDo の作成、メールの送信などをすばやく行う。
  • 新しい主従関係ビューなど、新しい ToDo 用ページで ToDo を検索する。1 つの ToDo と ToDo の完全リストを横並びで表示できます。
  • Salesforce から離れることなく電話機能を使用できる。電話の発信と着信、通話メモの追加、通話情報ログの記録が簡単にできます。追加料金が必要です。
  • Salesforce メールを使用して Gmail または Office 365 アカウントでメールを送信する。さらに、送信したメールメッセージを Gmail または Office 365 の [送信済みアイテム] フォルダで表示でき、完璧なインテグレーションが実現されます。
  • 自動保存、リッチテキスト機能、インライン画像、バージョン管理により、より適切なメモを作成する。メモを複数のレコードに関連付けたり、チームメイトや Chatter グループと共有したりできます。
  • Adobe Flash Player を必要としない豊富なファイルプレビュー環境を利用する。
  • 上位の結果と最近のレコードを含む、強化されたグローバル検索により、レコードをよりすばやく検索できる。

このように、Lightning Experience には、多くの優れた機能があります。次に、Lightning Experience と Salesforce Classic の主な違いを説明します。移行方法を決める上での参考にしてください。

ペルソナ別に考えた Lightning Experience がもたらすメリット

Lightning Experience の魅力的な機能についてはだいたいご理解いただけたと思います。ただし、実際に Lightning Experience のすばらしい機能やその他の側面はどのようなメリットをもたらすのでしょうか?

簡単に言うと、Lightning Experience は、ロールを問わず、すべてのユーザに生産性の向上をもたらします。すべてのユーザにです。Lightning Experience に移行したお客様は、パイプライン管理に費やす時間の短縮、商談成立までの期間短縮、エージェント生産性の向上、リリースの迅速化など、効率性の向上を実感しています。

Salesforce ペルソナごとに生産性がどのように向上するかを見てみましょう。

営業ユーザ
Lightning Experience は、効率的な営業ワークフローを推進する、合理化されたアクション指向の環境です。あらゆるコンテキストにおいて、ページ上では最も重要な情報が最初にフォーカスされます。ワークスペースにより、セールスプロセスが明確化され、プロセスの段階ごとにベストプラクティスでサポートされます。詳細、関連情報、コラボレーションが別々のタブに分かれているため、ページが見やすく、最小限のスクロールで必要な情報を見つけることができます。メモを取る、電話をかける、メールを送るなどのアクションを状況に応じて必要なところで実行できます。さらに、ニュースやインサイトから Salesforce Einstein まで、組み込まれたインテリジェンスが効率的で迅速な商談成立をサポートします。
サービスユーザ
Service Cloud for Lightning Experience により、サービスエージェントはケースを迅速に解決できます。Lightning サービスコンソールは、顧客ごとに 1 つのビューを提供する高生産性ワークスペースです。これにより、サービスエージェントは複数のアプリケーションを切り替える必要がなくなります。また、エージェントは順を追って表示されるプロセスに従ってケースを管理することができ、分割ビューやドラッグアンドドロップ操作でのファイル添付、ケースの詳細のフロート表示などを利用して、すべてのステップを短時間で効率的に完了できます。Lightning Knowledge をツールに加えることで、エージェントは正しい情報を見つけて共有し、記事を添付し、ケースを迅速にクローズすることができます。
管理者
Lightning フレームワークを利用すれば、システム管理者はページを毎回新たに作り直すことなく、短時間で作成してカスタマイズすることができます。フレームワークと聞いても身構えることはありません。管理者は、Lightning Experience の [設定] ページから利用できるフレームワークの宣言型ツールを使用して、魔法のような作業を行うことができます。
Lightning Experience を構成するビルディングブロックは Lightning コンポーネントです。これらのコンポーネントは Lightning Experience 全体で再利用可能であるため、必要なものを簡単に作成することができます。すぐに使用できる豊富なコンポーネントや、直感的なビジュアルツール「Lightning アプリケーションビルダー」が用意されています。管理者は、ホームページ上やレコードページ上でコンポーネントをドラッグアンドドロップするだけで、簡単に追加、削除、および並べ替えが行えます。ページ上でのコンポーネントの配置だけではなく、コンポーネントの動作も制御できるため、たとえ同じページ上であっても、配置する場所によってコンポーネントに異なるプロパティを与えることができます。この柔軟性により、カスタマイズ作業が大幅にスピードアップします。
開発者
Lightning フレームワークは開発者にも恩恵をもたらします。フレームワークにはビルディングブロックが含まれているため、これを使用してカスタム Lightning コンポーネントをすばやく作成できます。それだけではありません。Lightning フレームワークは開発者の生産性にも貢献します。たとえば、完全なスタイリングライブラリである Salesforce Lightning Design System を利用することで、開発者は自分で HTML や CSS を書く必要がありません。Lightning Data Service により、データアクセスコードが再利用可能なコンポーネントに統合されるため、コントローラコードを書く必要がなくなります。これはまだまだほんの一部に過ぎません。開発者の効率が向上することは間違いありません。コーディングの複雑さが軽減されることで、プログラムの開発がスピードアップされ、パフォーマンスや品質の試験に費やす時間が短縮されます。

リソース

著作権

Rights of ALBERT EINSTEIN are used with permission of The Hebrew University of Jerusalem. (ALBERT EINSTEIN の権利は、ヘブライ大学の許可を受けた上で使用しています。)Represented exclusively by Greenlight. (Greenlight が排他的に代理人を務めています。)