レポートの形式を設定する
レポート形式の使用
使用できるレポート形式は、表形式、サマリー形式、マトリックス形式の 3 つです。デフォルトは表形式です。
レポート形式 | 主なユースケース | ダッシュボードでのサポート | レポートグラフのサポート | バケット項目** | 数式** | クロスオブジェクト数式** |
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表 | リストの作成 |
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まとめ | グループ化と集計 | ![]() |
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マトリックス | 行と列によるグループ化と集計 | ![]() |
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* 行制限が必要。詳細はこちら。
** バケット項目と数式は、このモジュールでは取り上げません。
手順に従って各レポート形式のサンプルレポートを作成しましょう。
表レポート
表レポートは、データを最も簡単かつ迅速に表示できる方法です。スプレッドシートと同様に、簡単に列に項目が並べられ、行にそれぞれの一致するレコードが表示されます。メーリングリストの生成などの作業に最もよく使用されます。Lincoln から進行中の商談がすべて表示されたレポートが欲しいと依頼された Maria は、これには表形式のレポートが最適だと判断しました。
それでは、この表レポートを作成しましょう。
- [レポート] で、[新規レポート] をクリックし、[商談] レポートタイプを選択して [レポートを開始] をクリックします。
-
[条件] をクリックし、次の検索条件を適用します。
- [表示] 標準検索条件に、[すべての商談] を選択し、[完了] をクリックします。
- [商談状況] 標準検索条件に、[進行中] を選択し、[適用] をクリックします。
- 標準の日付検索条件で、範囲に [Created Date (作成日)] と [All Time (常時)] を選択し、[Apply (適用)] をクリックします。
Trailhead Playground では、範囲を [All Time (常時)] にすることをお勧めしますが、本番環境で結果を短時間で表示するには、できるだけ狭い日付範囲を指定します。指定された日付範囲が広いと、目的の情報が表示されるまで時間がかかります。
- [商談名]、[種別]、[リードソース]、[金額]、[完了予定日]、[次のステップ]、[フェーズ]、[確度 (%)]、[会計期間]、[商談日数]、[作成日]、[商談 所有者]、[所有者ロール]、[取引先名] の各列はすでにレポートに含まれています。
- [保存] をクリックします。
- レポートに
「Open Opportunities This Year」
(今年度進行中の商談) と名前を付けます。 - 説明を入力し、[公開レポート] フォルダーにレポートを保存します。
- [実行] をクリックします。レポートは、次のようになります。

サマリーレポート
サマリーレポートは表レポートと似ていますが、データ行のグルーピングや小計の表示、グラフの作成ができるところが違います。サマリーレポートにはデータを整理するためのオプションが他にもたくさん用意されており、ダッシュボードで使用するのに最適です。
レポートの中で最もよく使用されているのがサマリーレポートです。実際、ユーザーが作成するほとんどのレポートがこの形式で作成されています。
Ursa Major Solar の COO、Roberto Alvarez は、クローズ済みのカスタマーサポートケースのうち、優先度が高、中、低のものが何件あったかを知りたいと考えています。この場合、Maria が作成するべきなのはサマリーレポートです。
- [レポート] タブで、[新規レポート] をクリックし、[カスタマーサポートレポート] フォルダーから [ケース] レポートタイプを選択して [レポートを開始] をクリックします。
-
[条件] をクリックし、次の標準検索条件を適用します。
- [表示] で、[すべてのケース] を選択し、[適用] をクリックします。
- [日付項目] で、範囲に [作成日] と [常時] を選択します。[適用] をクリックします。
-
[検索条件を追加...] 選択リストから、[クローズ済み] が [True] と一致するケースの項目検索条件を次のように適用します。
- [クローズ済み] を検索して選択します。
- ドロップダウンリストから [True] を選択して、[適用] をクリックします。
- [ケース所有者]、[件名]、[オープン日時]、[対応期間]、[オープン]、[クローズ]、[取引先名] の各列がレポートに表示されていることを確認します。必要に応じてこれらの項目を追加します。
- このレポートをサマリーレポートにするには、行をグループ化する必要があります。行をグループ化するには、[アウトライン] をクリックします。
- [行をグループ化] で [グループを追加...] 選択リストから [優先度] を選択します。
- 各優先度の合計のみを表示するには、プレビューページの下部にある [詳細行] をオフにします。
- レポートに
Open Cases for All Time
(全期間のオープンケース) と名前を付け、自動生成される一意の名前を受け入れます。 - 説明を入力し、[公開レポート] フォルダーを選択し、[保存] をクリックします。
-
[実行] をクリックします。レポートは、次のようになります。
マトリックスレポート
マトリックスレポートでは、行や列を基準にレコードをグループ化できます。マトリックスレポートは、設定に最も時間がかかりますが、最も詳細なデータ表示が得られます。
さて、マトリックスレポートはどのような場合に使用するのでしょうか? 特に総収益や商品の販売数量などのデータの概要を一目で把握したいなら、マトリックスレポート形式がお勧めです。
では、マトリックスレポートを作成しましょう。CEO の Sita は来年度の計画を立てており、月ごとの収益のトレンドを知りたいと考えています。
基本的なレポートの作成から始めましょう。このステップでは、各月の種別ごとの売上を示すマトリックスレポートを作成します。
- [レポート] タブで、[新規レポート] をクリックし、[商談] レポートタイプを選択して [レポートを開始] をクリックします。
-
[条件] をクリックし、次の標準検索条件を適用します。
- [表示] 標準検索条件に、[すべての商談] を選択し、[完了] をクリックします。
- [商談状況] 標準検索条件に、[商談成立] を選択し、[適用] をクリックします。
- [日付項目] 標準検索条件に、[完了予定日] を選択します。[範囲] に、[常時] を選択します。[Apply (適用)] をクリックします。
結果を短時間で表示するには、できるだけ狭い日付範囲を指定します。指定された日付範囲が広いと、目的の情報が表示されるまで時間がかかります。
- レポートを合計金額で集計するには、[金額] 列をクリックします。次に、[集計] をクリックし、[合計] を選択します。
- レポート形式をマトリックスに変更するには、まず行を [完了予定月]、列を種別でグループ化します。グループ化を開始するには、[アウトライン] をクリックします。
- [行をグループ化] で [グループを追加...] 選択リストから [完了予定月] を選択します。
- [列をグループ化] で [グループを追加...] 選択リストから [種別] を選択します。
- マトリックスレポートを表示するときに、レポートの詳細を非表示にする場合もあります。通常は、その方が理解しやすくなります。レポートの詳細を非表示にするには、[詳細行] をオフにします。
- レポートを
「Opportunities by Sum of Amount」
(合計金額別商談) という名前で保存し、自動生成される一意の名前を受け入れます。 - [レポート実行] をクリックします。
- レポートは、次のようになります。