他の開発ツールへの変更について
学習の目的
- Lightning Experience が次のような開発ツールに与える影響について説明する
- インストール済みパッケージ管理
- API と Apex
- 認証とセキュリティ
- Canvas
- Salesforce モバイル開発
- Salesforce Mobile SDK
他の開発ツールへの変更について
この最後の単元では、さまざまな細かい内容について説明します。主要な事項についてはすでに取り上げたので、後は最後の追い込みです。これが終われば、新しいバッジの取得が現実味を帯びてきます。では始めましょう。
Lightning Experience のインストール済みパッケージ
Lightning Experience でのインストール済みパッケージの管理はこれまでと同じです。Lightning Experience 設定領域で [インストール済みパッケージ] ランディングページを使用できます。ページの外観と機能は、Salesforce Classic の場合と同じです。
当然、このページの検索と使用以外にも検討しなければならないことがあります。AppExchange からインストールしたパッケージが Lightning Experience でも動作するかどうかもわかりません。
これに対し、現時点では「たぶん」としか言えません。AppExchange にリストされたアプリケーションには、Lightning Experience と完全互換であれば「Lightning 対応」マークが付けられます。アプリケーションが「Lightning 対応」かどうかはリストを確認してください。対応マークが付いていなくても Lightning Experience で使用してみることはできますが、予期しない動作を回避するために、引き続き Salesforce Classic を使用することをお勧めします。
Lightning Experience の API と Apex
開発者にとって、どのプラットフォームでも最も重要なツールの 1 つが API です。Salesforce 開発者にとって、成功するために Apex も同様に重要です。
開発者にとってこのように重要な API が機能しなくなることは決してありません。Lightning Experience と Salesforce Classic のどちらを使用していても、Apex コードおよびクエリは、引き続き期待どおりに機能します。このことがはっきりしていれば、安心ですね。
Lightning Experience の認証とセキュリティ
どのユーザエクスペリエンスを開発する場合でも、セキュリティは Salesforce の最優先事項です。当然、Lightning Experience でも組織のデータは安全に保護されます。
認証とセキュリティは、Salesforce Classic で開発する場合と同様に引き続き提供されます。Salesforce Classic と Lightning Experience のアクセス制御で唯一の違いは、アプリケーションランチャーにあります。アプリケーションランチャーは、デフォルトで組織のすべてのユーザが利用できます。この変更は、特にシステム管理者にとって懸念となっているため、Salesforce システム管理者と連携して、開発作業が適切な担当者にのみ公開されるようにすることが重要です。
Lightning Experience のキャンバス
Canvas を使用すると、サードパーティアプリケーションを簡単に Salesforce に統合できます。Lightning Experience でのキャンバス機能は、Salesforce Classic での機能と同じです。引き続き Visualforce ページ、Salesforce アプリケーション、サポート対象のあらゆる場所にキャンバスアプリケーションを埋め込むことができます。さらに、Lightning コンポーネントにキャンバスアプリケーションを統合できます。
Lightning Experience の Salesforce モバイル
Lightning Experience と Salesforce モバイルは最高のコンビであり、相性は抜群です。Lightning Experience でのモバイル開発方法は、Salesforce Classic での方法と同じです。
実際、これら 2 つはお互いのために作られました。ユーザが使い慣れた sforce.one JavaScript オブジェクトは、かつて、Salesforce モバイル開発でのナビゲーションのイベントメカニズムとして使用されていました。現在は、Lightning Experience のナビゲーションにも使用できます。詳細は、『Salesforce モバイルアプリケーション開発者ガイド』を参照してください。