Salesforce パートナー、パッケージ化、および AppExchange
学習の目的
- Lightning Experience で使用できないパートナーツールを挙げる。
- Lightning Experience のパッケージ化プロセスを説明する。
- Lightning Experience による AppExchange への影響を特定する。
- 製品を Lightning 対応にする方法を説明する。
Salesforce パートナー、パッケージ化、および AppExchange
Salesforce AppExchange パートナー (ISV) の皆さんは、開発およびリリースプロセスが Lightning Experience によってどのような影響を受けるのかという疑問をお持ちでしょう。既存の製品は引き続き動作するのか。既存のプロシージャに大幅な変更が必要になるのか。今後のリリースはどうなるのか。
どれも当然の懸念ですが、よいお知らせがあります。製品の構築、テスト、配布に使用しているツールの多くは、Lightning Experience でも使用できます。また、製品を Lightning 対応にするためのガイドとなるリソースも用意されています。
Lightning Experience でのパートナーツール
機能 | サポートされている環境 |
---|---|
|
Salesforce Classic および Lightning Experience の両方 |
|
Salesforce Classic のみ |
- 開発、テスト、およびデモ用の組織の作成
- すべての組織の一元管理
- AppExchange で公開したアプリケーションのライセンス付与およびサポート
- AppExchange Checkout を使用して販売された製品の登録データの表示およびレポート
- Channel Order App を使用した注文の送信と管理
Lightning Experience が成熟していくほど、使用できるツールが増えていきます。
Lightning Experience でのアプリケーションのパッケージ化
アプリケーション、Lightning コンポーネント、その他の製品を配布する準備が整ったら、Lightning Experience を使用して作業に移ることができます。パッケージマネージャを使用すると、Salesforce Classic で行っていたのと同様の方法で、[設定] からパッケージを作成して管理できます。Developer Edition で管理パッケージを作成する場合でも、Enterprise Edition で未管理パッケージを作成する場合でも、開発プロセスの新しいパッケージ作成操作を以前と同様に使用できます。
AppExchange および Lightning Experience
AppExchange で製品を提供する皆さんは、Lightning 対応に関して質問をお持ちでしょう。すべてのエンドユーザの使用事例が Lightning Experience で期待どおりに動作する場合に、その製品は Lightning 対応であるとみなされます。
では、いつまでに Lightning 対応にすればよいのでしょうか。その答えは、製品の種別、および Salesforce との販売契約によって異なります。AppExchange Checkout を使用して販売する新しい製品や新しい無料製品は、セキュリティレビューまでに Lightning 対応にする必要があります。その他の種別の販売契約の場合、契約に署名した時期によっては、Lightning Experience 対応が必要となる可能性があります。既存の製品の場合は、できるだけ早く Lightning 対応にすることをお勧めします。詳細とリソースは、Salesforce パートナーコミュニティの Lightning 対応ページを参照してください。
AppExchange では、製品リストの Lightning 対応認証によって、その製品が Lightning Experience に対応しているかどうかを確認できます。Lightning 対応と認定されていない製品も Lightning Experience で使用できますが、期待どおりに動作する保証はありません。こうした製品は Salesforce Classic で使用することをお勧めします。