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ジャーニーキャンペーンの計画

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Welcome キャンペーンの利点を説明する。
  • Welcome キャンペーンを使用する例を挙げる。

はじめに

「カスタマージャーニーの基本」で学んだように、新しいジャーニーキャンペーンを計画する前に、オーディエンス、データ、コンテンツ、チャネルなど、いくつかの要素を考慮することが重要です。「Journey Builder の基本」では、ツールとその機能について説明しました。このツールを使用して、ブランドとの一連のインタラクションを通じてお客様を誘導するキャンペーンを設計し、自動化することができます。 

この単元では、ジャーニーキャンペーンを計画する方法を学習します。まず、一般的な Welcome メールの代わりに使用する、一連のパーソナライズメールで構成されたシンプルな Welcome シリーズについて説明します。アウトドア用品の小売企業である Northern Trail Outfitters (NTO) のデジタルマーケティングマネージャー Isabelle が、この種類のキャンペーンを作成するプロセスを一緒に見ていきましょう。 

Welcome シリーズジャーニーを使用する理由

新規のお客様が各種のお知らせを購読またはオプトインしていれば、すでにお客様に Welcome メールを送信しているかもしれません。これはマーケティングにおいて標準的なベストプラクティスですが、Journey Builder を使用して 1 通のメールを一連のメッセージに拡張することで、カスタマーエクスペリエンスを改善できることをご存じですか? Welcome シリーズはブランドを紹介するガイド付きツアーのようなものです。お客様がブランドを初めて利用するときに、インタラクションの機会を複数回提供するほうが、たった 1 通の Welcome メールよりも効果的であることがデータからわかっています。そうすることで好印象を残すことができます。たとえば、次のようなメリットがあります。

  • より具体的で測定可能な目標に基づいてメールを送信できる。
  • 会社や製品について毎回何か違うことを紹介できる。
  • コミュニケーションの内容、質、頻度について期待を抱かせる。
  • お客様の行動や以前のコミュニケーションに基づいてすべてをカスタマイズできる。

Welcome シリーズは数回に分けてエンゲージメントの機会を提供します。たとえば、次のようなシナリオが考えられます。

  1. デバイスを購入したお客様にお礼のメールが届きます。このメールにはアラートと通知を設定できるリンクが含まれています。2 通目はプロファイルの入力を完了するよう促すメールで、3 通目は会社のソーシャルメディアフィードをフォローするよう求めるメールです。
  2. 口座を開設したお客様に Welcome メールが届きます。このメールにはモバイルアプリをダウンロードできるリンクが含まれています。2 通目は口座間の送金方法を紹介する メールで、操作方法を説明する動画が含まれています。3 通目は無料の支払サービスを紹介するメールです。
  3. 資金調達キャンペーンの作成方法に関するホワイトペーパーをダウンロードした教師に Web サイトの Welcome メールが届きます。2 通目はユーザープロファイルへの入力を促して Web サイトの利用を奨励するメールです。3 通目は資金調達キャンペーンの例を紹介するメールで、「資金調達キャンペーンを今すぐはじめよう!」というリンクが含まれています。

ジャーニーの計画

キャンペーンを計画するときには次の推奨事項に留意してください。  

  • 各ステージのマーケティング目標は 1 つに絞ります。サインアップしてくれたお客様やボランティアを歓迎 (感謝) します。
  • 小さく始め、成功を積み重ねていきます。1 通の Welcome メールを短いシリーズに拡張して基本的なジャーニーを作成し、より高度なジャーニーを作成する前のテストやベースラインを設定するために使用できます。
  • メッセージの順序とタイミングを検討します。
  • Journey Builder でジャーニーを作成する前に、ジャーニーの概略とデータとコンテンツのニーズを計画します。

メールの作成

Journey Builder で Welcome シリーズを設定する前に、Content Builder で送信するメッセージを作成します。ここで紹介する 3 つのサンプルメッセージは、メッセージの内容と焦点のバリエーションを示したものです。メールを作成したら、Journey Builder のメール送信アクティビティで選択することができます。次に例を示します。

  • メール 1: サインアップを確認し、今後のコンテンツと頻度について期待を抱かせ、ブランドを紹介する。
  • メール 2: 感謝を表すオファーやクーポンを提供する。
    または機能やサービス (ロイヤルティクラブのメンバーシップ、ソーシャルメディアプログラムなど) を紹介する。
  • メール 3: オファーやクーポンをリマインドしてフォローアップする。
    または他の機能やサービスを紹介する。
メモ

パーソナライズ文字列や動的コンテンツで使用される属性名は、データエクステンションの属性名と必ず一致させてください。

事例: Isabelle のキャンペーン計画

Isabelle は Northern Trail Outfitters のデジタルマーケティングマネージャーです。

Northern Trail Outfitters (NTO) は、オリジナルアウターウェア、男性用と女性用の衣料品、用具、アクセサリを提供するアウトドアブランドです。NTO のデジタルマーケティングマネージャーである Isabelle は、パーソナライズされた Welcome メールシリーズを作成して、NTO のプロモーションまたはニュースレターに最近オプトインした新規顧客と潜在顧客に送信したいと考えています。最大の目標はプロファイルを入力してもらうことです。Isabelle は「Northern Trail Outfitters へようこそ」、「プロファイルの入力」、「myNTO Rewards への登録」という 3 つのメッセージをジャーニーに含めることにしました。クリエイティブ部門と協力して、Content Builder でメッセージを作成します。

エントリソース、3 つのメール送信アクティビティ、2 つの待機アクティビティ、終了条件で構成された Welcome ジャーニー。

次の単元では、Isabelle がデータ要件を評価し、エントリソースを選択して設定します。

リソース

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