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ジャーニーキャンペーンの作成

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • テンプレートを使用してキャンペーンを作成する。
  • キャンペーンを最初から作成する。
  • キャンペーン設定を選択する。

キャンペーンを計画してデータソースを選択したら、Journey Builder でキャンペーンを作成します。テンプレートを使用するか、最初からジャーニーを作成できます。 

ジャーニーテンプレートの使用

ジャーニーテンプレートは一般的なユースケースとマーケティングのベストプラクティスに基づいて事前定義された編集可能なジャーニーです。プロセスを説明する設定ガイダンス、コンテンツレコメンデーション、関連ヘルプドキュメントのリンクが含まれています。テンプレートはそのまま使用するか、ユースケースに合わせて変更します。 

Welcome シリーズテンプレートではデータエクステンションエントリソースを使用します。ジャーニーで使用されるデータの記録システムには必ず Marketing Cloud Engagement を使用してください。対象オーディエンスは、Journey Builder のエントリソース設定ウィザードを使用して選択します。

キャンバスの使用

キャンペーンを最初から最後までゼロから作成したい場合は、ジャーニーキャンバスを使用します。

  1. 新しいジャーニーを作成します。ジャーニーダッシュボードに移動して [新規ジャーニーの作成] をクリックし、[複数ステップジャーニー][単一送信ジャーニー] (メール、SMS、プッシュの場合)、または [Transactional 送信ジャーニー] を選択します。ジャーニーの名前と説明を入力します。エントリソースを選択して構成し、ジャーニーに連絡先を追加するスケジュールを設定します。このスケジュールによって、データエクステンションを 1 回だけ使用するか、連絡先をさらに追加するために再評価するかも制御できます。オプションには [一回実行]、[定期的]、[オートメーション] があります。この設定でエントリソースサマリーとスケジュールのタイルがキャンバスに表示され、参照しやすくなります。
  2. メール送信アクティビティを構成します。最初のメール送信アクティビティをキャンバスにドラッグし、手順に従ってメール送信アクティビティを構成します。このモジュールの最初の単元で定義した計画を参照してください。このプロセスを繰り返して計画した各メールメッセージを追加します。
  3. 待機アクティビティを追加します。待機アクティビティを含めてアクティビティ間のタイミングを設定します。「Journey Builder の基本」で説明したように、目標または分岐アクティビティ条件を満たしているかどうかを確認するために、待機中に連絡先が評価されます。ヒントをいくつか紹介します。
    • コンテンツと連絡先に何を期待させたいかに基づいて、待機のタイミングを検討します。
    • 連絡先にメールが配信されるのに最適な時間を検討します。
    • 1 時間未満の待機は避けます。
  4. 分岐アクティビティを追加します。分岐アクティビティを使用して、各連絡先が進むパスをカスタマイズします。
    • エンゲージメント分岐はメールとのインタラクションに基づいて、連絡先を 2 つのパスのいずれかに送ります。エンゲージメントデータに依存するため、メッセージアクティビティの後にしか発生しません。この種類の分岐を使用する場合は、必ずメールのトラッキングを有効にしてください。
    • Einstein 分岐Einstein エンゲージメントスコアリングデータに基づいて、お客様をジャーニーにセグメント化します。エンゲージメントとコンバージョンを最大化するために、このデータサイエンス駆動型の機能で各購読者にスコアを割り当てる予測モデルが生成されます。
    • Einstein エンゲージメント頻度分岐Einstein エンゲージメント頻度データに基づいて、お客様をジャーニーのさまざまなパスにセグメント化します。このデータ駆動型の機能は、個人連絡先ごとに送信頻度を最適化して、エンゲージメント率を最大化し、購読取り消しを減らします。
    • Einstein 送信時間最適化分岐Einstein 送信時間最適化データに基づいて、各連絡先がメッセージにエンゲージする可能性が最も高いときにその連絡先にメッセージを送信します。このデータ駆動型の機能では、ユーザーがメッセージにエンゲージする可能性が高くなる最適な送信時間を見つけます。
メモ

この機能を有効にするには、「Einstein エンゲージメントスコアリングの有効化」を参照してください。
  • 判断分岐はデータ属性を使用して連絡先のパスを選択します。たとえば、ロイヤルティプログラムレベルに基づいてパスをカスタマイズするには、判断分岐を使用してシルバー、ゴールド、プラチナの各メンバーに別個の体験を作成します。判断分岐のパスは、上から下へ連続して評価されるため、パスの順序が重要になります。大部分の連絡先が対象となる分岐を一番上に配置します。連絡先がパスの複数の条件セットを満たす場合、最初に条件を満たしたパスを進みます。連絡先属性を評価条件として使用して、最大 20 個のパスを作成できできます。属性をフィルターして判断分岐を作成する。

5.合流アクティビティを追加します。ジャーニーの後半でさまざまなパスから 1 つのパスに連絡先が進むようにするには、合流アクティビティを含めます。

6.終了は追加しないでください。終了はジャーニーパスの終了を表します。キャンバスで終了を追加したり構成したりする必要はありません。

目標と終了条件の設定

ジャーニーがアクティブ化されると、Journey Builder では目標ターゲットとして設定したフィルターに対して連絡先データを評価して、目標がいつ満たされたのかが判断されます。たとえば、特定の数または割合の人々がクーポン使用などのマーケティング目標に達すると連絡先が排出されるように選択できます。 

メモ

評価は、毎晩中部標準時の深夜と、待機期間の終了時または連絡先がジャーニーに追加されると行われます。

お客様にモバイルアプリケーションのダウンロードを奨励する行動喚起を含め、3 つのメッセージで Welcome シリーズを構成するとします。少なくとも 3 通りの方法でジャーニーから連絡先を削除できます。

  1. 受信したメッセージの数やジャーニーのフェーズに関係なく、モバイルアプリケーションをダウンロードしたら連絡先を削除する目標を設定します。目標を達成します。
  2. 連絡先がすべてのメッセージを受信してジャーニーを完了しますが、モバイルアプリケーションをダウンロードしていません。割り当てた時間が経過した後、目標を達成せずにジャーニーを終了します。
  3. 終了条件で購読データを使用して、購読を取り消した連絡先を削除します。

ジャーニー設定の選択

連絡先エントリモードを使用して、連絡先がいつジャーニーへのエントリ対象となるかを指定します。再エントリモードは、連絡先がジャーニーに複数回エントリできるかどうかを制御するジャーニーレベルの設定です。再エントリモードを選択すると、ジャーニーのすべてのバージョンに適用されます。

たとえば、お客様にブランドを紹介するのは 1 回のみでよいため、Welcome ジャーニーは通常 [再エントリなし] にされます。季節限定プロモーションまたは年間更新のキャンペーンを設計していて、連絡先が複数回連続してジャーニーを通過できるようにする場合は、[終了後にのみ再エントリ] を使用します。[いつでも再エントリ] の場合、連絡先は同時に複数回エントリできます。これは、連絡先が購入後にジャーニーにエントリする購入後エンゲージメントジャーニーキャンペーンに便利です。

各連絡先にデフォルトのメールアドレスを設定します。ジャーニー中にメールアドレスが変更されることがあります。その場合は、連絡先のメール属性を特定して使用してください。

事例: Isabelle の Welcome ジャーニーのドラフト

Journey Builder を使用する初めてのキャンペーンであるため、Isabelle はシンプルな Welcome シリーズテンプレートを使用することにしました。オートメーションを使用して連絡先を追加する代わりに、データエクステンションエントリソースを使用して、フィルターを OptInDate equal to Today Minus 1 (オプトイン日 = 今日から減算 1) に設定します。目標属性を CompleteProfile (プロファイル完成) = Yes に設定し、エントリソース = メールアドレスデータ型でメールアドレスを指定します。これは Welcome キャンペーンです。したがって、エントリモードは [再エントリなし] に設定します。 

Isabelle は 1 通目のメールとエンゲージしないお客様にはフォローアップメッセージを送信することにしました。そこで、テンプレートを編集して判断分岐を追加します。1 通目のメールに返信した連絡先はそのまま元のパスを進みますが、反応がなかった連絡先には「ご返信がありませんがメールは届いておりますでしょうか」というメッセージが送られます。  

キャンバスを使用して作成された NTO Welcome ジャーニー

次の単元では、ジャーニーを検証してテストした後にアクティブ化する方法を学習します。

リソース

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