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Journey Builder アクセス権の設定

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Journey Builder を定義する。
  • ユーザーのロールと権限を管理する。
  • マルチチャネルジャーニーの作成が、それらのチャネルへのユーザーのアクセスによってどのように左右されるのかを説明する。

はじめに

Journey Builder は、Marketing Cloud Engagement のキャンペーン計画および実行ツールです。マーケティング担当はこれを使用して、ブランドとの一連のインタラクションで顧客を誘導するキャンペーンを設計し、自動化することができます。Journey Builder には次の特長があります。

  • マルチチャネル: メール、SMS、プッシュ通知、広告、ランディングページ、アプリケーション間でシームレスにコミュニケーションを行い、顧客は適切な情報を適切な場所で入手できます。
  • 反応型: 購入、モバイルアプリケーションのダウンロード、メールを読む、サービスケースのクローズなど、リアルタイムのイベントに基づいてカスタマージャーニーをカスタマイズします。
  • 適応性: 現在の行動や予測される行動に基づいて顧客のパスを継続的に調整します。

Journey Builder の基盤はカスタマージャーニーです。カスタマージャーニーとは、顧客が組織との特定のインタラクションで行う一連のステップです。インタラクションには、広告のクリック、メールを読む、購入、返品、サービスエージェントと電話で話をする、ホワイトペーパーのダウンロード、クーポンの使用などがあります。カスタマージャーニーについてまだ学習していない場合は、「カスタマージャーニーの基本」モジュールで、つながっている顧客、パーソナライズされたカスタマージャーニーの重要性、より一般化されたジャーニー戦略の作成についての詳細を確認してください。次の動画でも、Journey Builder のしくみをすばやく把握することができます。

始める前に

このツールを使用する前に、Journey Builder を使用するには Marketing Cloud Engagement アカウントがプロビジョニングされている必要があります。サポートが必要な場合、詳細は Marketing Cloud Engagement のアカウントエグゼクティブにお問い合わせください。 

このモジュールでは、受講者が Journey Builder にアクセス可能な Marketing Cloud Engagement 管理者であると想定しています。ただし、Marketing Cloud Engagement の管理者でなくても問題ありません。このまま読み進み、本番組織でシステム管理者がこれらの手順をどのように実行するのかを学習しましょう。Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。Trailhead Playground では Marketing Cloud Engagement を使用できません。

[セットアップ] タブの概要

有意義なマルチチャネルカスタマージャーニーを作成して管理するために、マーケティング担当者がすぐに使用できるコンポーネントの設定と構成をここで行います。 

ロールと権限の決定

権限を設定するために、一般アカウント設定を見てみましょう。アクセスには、ロールと権限の 2 種類があります。 

ロールは、ユーザーの種別とユーザーが実行するタスク (データのインポート、ユーザー権限の割り当て、イベントや連絡先の削除など) に基づきます。Marketing Cloud Engagement 管理者は、1 人のユーザーまたはビジネスユニット全体に、次のロールを適用できます。

Marketing Cloud Engagement には、次のような標準のユーザーロールがあります。

  • システム管理者
  • アナリスト
  • コンテンツ作成者
  • データ管理者
  • Distributed Sending
  • Marketing Cloud Engagement 管理者
  • Marketing Cloud Engagement チャネルマネージャー
  • Marketing Cloud Engagement コンテンツエディター/パブリッシャー
  • Marketing Cloud Engagement セキュリティ管理者
  • Marketing Cloud Engagement ビューアー

権限では、Marketing Cloud Engagement アプリケーションに基づいてユーザーアクセスが制御されます。これらの設定は、アプリケーションレベルで割り当てます。たとえば、クリエイティブチームがデジタルマーケティングチームから完全に切り離されている場合、クリエイティブチームのユーザーには、Contact Builder ではなく、Content Builder へのアクセスを許可できます。

権限は次のように設定できます。

  • 許可: ユーザーには、アプリケーションまたは機能へのアクセス権があります。
  • 拒否: ユーザーには、アプリケーションまたは機能へのアクセス権がありません。
  • 設定されていない: このアプリケーションまたは機能に対するユーザー権限は、明示的に許可も拒否もされていませんが、デフォルトで [拒否] に設定されます。

Journey Builder で選択可能な権限は次のとおりです。 

  • 一般的なアクセス、表示: この権限が許可されており、[オートメーション作成、編集] が拒否されている場合、Journey Builder を表示できます。
  • オートメーション、編集: この権限が許可されており、[一般的なアクセス、表示] が許可されている場合、ジャーニーを作成、編集、パブリッシュできます。

ユーザーロールを割り当てるには、[管理] の [アカウント] タブに移動します。

ユーザーが行うさまざまな作業に応じて、ロールと権限の両方を割り当てなければならない場合があります。ロールまたは個人の権限をカスタマイズして、ジャーニーを作成、編集、パブリッシュするフルアクセス権を付与したり、ジャーニーを表示する合制限付きアクセスを許可したり、アクセスを拒否したりします。

ユーザーへの Journey Builder アクセスの提供

Marketing Cloud Engagement ユーザーに権限を割り当てる手順を見ていきましょう。

  1. [ようこそ、[ユーザー名] さん] にマウスを置き、ドロップダウンメニューから [設定] をクリックします。
  2. [ユーザー] メニューをクリックし、[ユーザー] を選択します。
  3. ユーザーを選択します。
  4. [ロールの管理] をクリックします。
  5. [ロール] で [ロールの編集] をクリックします。
  6. [Marketing Cloud Engagement Channel Manager (Marketing Cloud Engagement チャネルマネージャー)] または [Marketing Cloud Engagement Content Editor/Publisher (Marketing Cloud Engagement コンテンツエディター/パブリッシャー)] を選択します。
  7. [Save (保存)] をクリックします。
  8. [権限の編集] をクリックし、割り当てる Journey Builder 権限の横にあるチェックボックスをオンにします。
  9. [Save (保存)] をクリックします。
メモ

権限が明確に付与されていない限り、デフォルトで [拒否] に設定されます。

Journey Builder ユーザーにロールと権限を割り当てたので、マーケティング担当者はこの強力なツールを使用して、反応型マルチチャネルカスタマージャーニーの作成と管理を開始できます。

リソース

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