lightning-record-picker を使ってみる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- lightning-record-picker を実装して設定する。
- lightning-record-picker コンポーネントを使用してレコードを検索する。
lightning-record-picker コンポーネントを使用すると、ユーザーが Salesforce レコードをすばやく検索して選択できます。このコンポーネントの動作と表示の設定方法を学習し、さらに絞り込みを有効にしてユーザーが必要なレコードを検索して表示できるようにします。ハンズオン Challenge については、このコンポーネントを Playground 組織で使用して、お客様が在庫を検索する新たな方法を設定します。
lightning-record-picker コンポーネントを使用してレコードを検索する
Salesforce アプリケーションで lightning-record-picker コンポーネントを使用し、デスクトップユーザーとモバイルユーザーが Salesforce レコードをすばやく検索して選択できるようにします。コンポーネントの動作と表示を設定し、絞り込みを有効にして、ユーザーがまさに必要とするレコードを取得して表示できるようにします。この機能は、前回のリリースから一部変更され、今回正式リリースされました。検索可能なレコード数が、これまでは 50 件でしたが、100 件になりました。また、無効な仕様を設定すると明確なエラーメッセージが表示されるほか、新しい属性もサポートされています。このコンポーネントでは、オフラインでの使用を可能にする GraphQL ワイヤーアダプターが使用されています。
対象: この機能は、すべてのエディションの Lightning Experience で使用できます。
方法: 以下は lightning-record-picker コンポーネントをはじめて使用する場合の一例です。コンポーネントの属性は、入力項目の表示ラベル、検索するオブジェクト、レコードの選択を処理するコールバックを指定します。
<lightning-record-picker label="Select a record" placeholder="Search..." object-api-name="Contact" value={initialValue} onchange={handleChange} ></lightning-record-picker>
上記の例は UI で次のように示されます。
value
属性にレコード ID を指定すると、レコードピッカーコンポーネントにデフォルトの選択されたレコードが表示されます。
この単元で、lightning-record-picker を使用してユーザーがレコードを検索して選択する方法と、コンポーネントの動作や表示を調整する方法を学びました。次は、lightning-record-picker コンポーネントに関する知識を、お客様がボートの在庫を検索する実践的なケースに適用します。