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プラットフォームイベントの作成と納入商品オブジェクトの変更

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
  • プラットフォームイベントとは何かを説明する。
  • Salesforce IoT でのプラットフォームイベントのしくみを説明する。
  • 簡単な使用事例のプラットフォームイベントを作成する。
  • 各イベントメッセージをオーケストレーションの実行中のインスタンスに照合するプラットフォームイベントのキー項目を作成する。
  • 各レコードをオーケストレーションインスタンスに照合する納入商品オブジェクトのキー項目を作成する。

プラットフォームイベントとは?

離陸し、美しく晴れた空が周りに広がっています。でもちょっと待ってください。向こうに見えるのは何でしょうか? あちらにも、こちらにも何かあります。電波に乗って流れてくるストリーミングイベントです。この単元では、これらのイベントがどのようにしてプラットフォームイベントメッセージ経由で Salesforce IoT に流入するのかについてお話しします。

「プラットフォームイベントの基礎」バッジを獲得している場合も、プラットフォームイベントがどのようなものかここで再確認しておきましょう。

カスタムオブジェクトと同様に、プラットフォームイベントは Salesforce で定義します。名前を付け、カスタム項目を追加して、プラットフォームイベント定義を作成します。Flying Fridge の冷蔵庫から送信されるペイロードのプラットフォームイベントに追加する、カスタム項目のサンプル定義は次のとおりです。
項目の表示ラベル 項目の API 参照名 データ型
serial_no serial_no__c テキスト (255)
door_open door_open__c チェックボックス
temperature temperature__c 数値 (18.0)

プラットフォームイベントとカスタムオブジェクト

プラットフォームイベントは特殊な種類の Salesforce エンティティであり、多くの点でカスタムオブジェクトに似ています。イベントメッセージは、プラットフォームイベントのインスタンスで、レコードがカスタムオブジェクトのインスタンスであるのと似ています。カスタムオブジェクトの場合と異なり、Salesforce ユーザインターフェースではイベントレコードを表示できず、これらの更新や削除もできません。

プラットフォームイベントに対する参照および作成権限は設定できます。プロファイルまたは権限セットで、ユーザに権限を付与します。

Salesforce IoT でのプラットフォームイベントのしくみ

プラットフォームイベントを作成して、オーケストレーションにストリーミングイベントデータを送信し、Salesforce 内でアクションをトリガします。顧客名、これまでのケースの数、製造詳細など、Salesforce オブジェクトの履歴またはコンテキストデータで、プラットフォームイベント項目のデータが充実するようにオーケストレーションを設定できます。

Flying Fridge 使用事例のプラットフォームイベントの作成手順に従ってください。

プラットフォームイベントの作成

[設定] メニューからプラットフォームイベントを作成します。Flying Fridge の冷蔵庫からのイベントデータを保持するプラットフォームイベント定義を作成しましょう。

Fridge Event (冷蔵庫イベント) という名前のプラットフォームイベントを定義します。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「プラットフォームイベント」と入力し、[プラットフォームイベント] を選択します。
  2. [プラットフォームイベント] ページで、[新規プラットフォームイベント] をクリックします。
  3. [表示ラベル] に「Flying Fridge Event (Flying Fridge イベント)」と入力します。
  4. [表示ラベル (複数形)] に「Flying Fridge Events (Flying Fridge イベント)」と入力します。
  5. [説明] に「Flying Fridge events received from commercial refrigerators (商業用冷蔵庫から Flying Fridge イベントを受信しました)」と入力します。
  6. [保存] をクリックします。
  7. [カスタム項目 & リレーション] 関連リストで、[新規] をクリックします。
  8. [テキスト] を選択し、[次へ] をクリックします。
  9. [項目の表示ラベル] と [項目名] に「serial_no」と入力します。
    後でこの serial_no 項目を、イベントメッセージとオーケストレーションインスタンスを照合するキーとして使用します。
  10. [文字数] に「255」と入力します。
  11. [必須項目] をクリックします。
    プラットフォームイベントキー項目は、必須項目である必要があります。
  12. その他の項目はデフォルトのままにし、[説明] 項目は空白のままにします。[保存] をクリックします。
  13. ステップ 7、8、9 を繰り返して次の 2 つの項目を追加します。
    項目の表示ラベル/名前 項目種別
    door_open チェックボックス
    temperature 数値 (文字数=18)
    上記のステップに従うと、次のようなプラットフォームイベントオブジェクトを得られます。

    Fridge Event (冷蔵庫イベント) プラットフォームイベントと、door_open、serial_no、temperature のカスタム項目

納入商品オブジェクトでのキー項目の作成

Salesforce IoT の優れた機能の 1 つは、オーケストレーションで Salesforce オブジェクトからのデータにアクセスできる点です。そのためには、オブジェクトをコンテキストに追加して、オーケストレーションインスタンスの各レコードに一致するオブジェクトのキー項目を作成します。各オーケストレーションインスタンスでは、レコードのキー値も、オーケストレーションインスタンスで使用されるイベントメッセージのキー値と一致する必要があります。ただし、キー項目名は、プラットフォームイベントとオブジェクトで異なっても構いません。

複雑であるように感じ、またオーケストレーションやコンテキストが何であるのか不明な場合も心配ありません。以降の単元で、コンテキストやオーケストレーションについて扱います。ここで理解するべき重要な点は、各納入商品の参照および履歴データにアクセスし、納入商品の受信イベントデータに結合するには、Salesforce IoT で使用する納入商品オブジェクトのキー項目を作成する必要があるということです。

Flying Fridge 使用事例の手順を参考にしてください。

キーとして使用する納入商品オブジェクトに、カスタム項目を追加します。

  1. [設定] で [オブジェクトマネージャ] をクリックします。
  2. オブジェクトマネージャで [納入商品] を選択します。
  3. [納入商品] で [項目とリレーション] を選択します。
  4. [項目とリレーション] ページで、[新規] をクリックします。
  5. [テキスト] を選択し、[次へ] をクリックします。
  6. [項目の表示ラベル] に「Fridge Serial Number (冷蔵庫シリアル番号)」と入力します。
  7. [文字数] に「255」と入力します。
  8. [項目名] に「Fridge_Serial_Number」と入力します。
  9. [ユニーク][値の重複を許可しない] を選択します。
  10. [次へ] をクリックします。
  11. [項目レベルセキュリティ] はデフォルトのまま変更せず、[次へ] をクリックします。
  12. [ページレイアウトへの追加] では [保存] をクリックします。
    [項目とリレーション] の下に [Fridge Serial Number (冷蔵庫シリアル番号)] 項目が表示されます。

     [項目とリレーション] ページと [Fridge Serial Number (冷蔵庫シリアル番号)] 項目

    次の単元では、いよいよ巡航高度に入り、Flying Fridge 使用事例のためのコンテキストについて学習し、作成しましょう。
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