Skip to main content

[データ] タブについて知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • [Data (データ)] タブのレイアウトと機能について説明する。
  • データ項目とデータ条件を区別する。

先行の単元で、デザイナーをナビゲートする方法を学び、[Plans (プラン)] タブを確認して、シートとテーブルについて理解しました。この概念はどれも、報酬プランを綿密な方法で管理して整理し、実行する各自の能力を基盤とします。ここでは、データの処理において極めて重要なツールとなる [Data (データ)] タブを中心に説明します。

[データ] タブ

[Data (データ)] タブは、報酬ロジックに必要な未加工データを管理して操作する場所です。このデータは CRM から取り込むか、Spiff に手動でアップロードします。このタブは [Fields (項目)] と [Filters (検索条件)] という 2 つのセクションに分かれています。プラン内でデータをどのように整理、操作、利用するかにおいて、各セクションがそれぞれの役割を果たします。

[項目] タブ

[Fields (項目)] タブには、CRM やアップロードされたデータセットなどのソースデータから同期されたオブジェクト (またはテーブル) のリストが示されます。オブジェクトを展開すると、そのソースから取り込まれた使用可能なすべての項目が表示されます。たとえば、ソースシステムから取り込んだ標準項目のほか、Salesforce Spiff で直接作成したカスタム項目が示されます。

オブジェクトとその項目の例が示されている [Data (データ)] タブ

たとえば、販売データの場合、商談金額、完了予定日、営業担当名のような属性を表す項目が設定されている場合があります。このため、報酬プランに関連する主なメトリクスや情報に基づいてデータを整理できます。必要に応じて項目を追加または削除すれば、システムのオブジェクトを管理できます。

任意のオブジェクトまたは項目をクリックすると、主オブジェクトシートというものが開きます。このシートは、データシートから作成されたか、ソースシステムから直接同期されたかに関係なく、そのオブジェクトに関連するすべての項目の包括的なビューと考えることができます。コミッションルール全体で使用可能な関連データポイントをすべて保持したライブラリのように機能し、報酬プランを活用するための主要なデータを表示できます。

項目の例とその情報が示されている主オブジェクトシートのサンプル

[検索条件] タブ

[Fields (項目)] タブがデータの整理や管理に役立つ一方で、[Filters (検索条件)] タブではコミッション計算に使用する特定のレコードやデータセットを絞り込むことができます。データ条件を使用して、関連するレコードのみを選別するという方法でデータを絞り込む条件を作成できます。たとえば、特定の担当者がクローズした商談のみを表示するデータに絞り込むことや、売上を特定の期間、地域、商品カテゴリで絞り込むことができます。

オブジェクトとデータ条件の例が示されている [Filters (検索条件)] タブのサンプル

このデータを絞り込めば、コミッションプランに取り込まれる情報が正確で関連性の高いものになり、不正確なデータや不必要なデータにコミッションルールが適用されるリスクが回避されます。

[Filters (検索条件)] タブでは、ソースシステムから取り込んだ使用可能なオブジェクトのリストまたはデータのテーブルを表示できます。オブジェクトを展開すると、作成済みの検索条件が表示され、データを効率的に整理することができます。新しい検索条件を作成する場合は、絞り込むオブジェクトを選択して、条件を定義します。たとえば、特定の四半期にクローズした商談のみが表示されるようにセールスデータを絞り込む条件を設定します。

また、フォルダーを使用して検索条件を分類すれば、ワークスペースをすっきりと整理することができます。このタブは、各種のプランで使用する複数のデータ条件を管理するときに特に役立ちます。不要になった検索条件は削除できます。削除すると完全に消去されるため、慎重に実施します。

まとめ

4 つの単元を通して、Spiff デザイナーを使用して報酬プランを管理する強固な基盤を構築しました。最初にプラットフォームをナビゲートする方法を学び、[Plans (プラン)] タブを設定して管理する方法を確認し、プランの構築プロセスでシートやテーブルがどのように機能するかを理解しました。最後に [Data (データ)] タブを確認して、データ項目を整理し、検索条件を適用してデータを効果的に絞り込む方法を学習しました。

こうしたスキルを結集させれば、各自のビジネスニーズに応じたデータドリブンの柔軟な報酬プランを作成することができます。Spiff デザイナーのコア領域をナビゲートする方法を習得したため、より複雑なロジックに対処し、プランを微調整して、パフォーマンスを最適化することができます。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む