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企業をリサーチする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 面接に備えて企業をリサーチする。
  • 企業の文化や福利厚生を検討する。
  • あなたのバリューや優先事項に企業が合致していることを確認する。
メモ

メモ

このモジュールは、Colorado University Boulder の Leeds School of Business Career Development Office と提携のもとに制作されています。この目的は、就職面接に向けた一般的なリソースや情報を紹介することです。企業や Salesforce への就職を保証するものではありません。

あなたは履歴書とカバーレターを書き上げ、多数の企業に応募し、遂に面接にこぎ着けました。努力の甲斐がありました。次は、あなたの経験とスキルで企業に好印象を与えられるように準備する必要があります。

面接対策は大変なように思えるかもしれませんが、恐れる必要はありません。このモジュールでは、全米の上位 20 校に挙げられる Leeds School of Business が、リサーチや簡潔な自己 PR の考案といった面接対策の進め方を解説します。

準備はいいですか? では始めましょう。

企業をリサーチする

「なぜここで働きたいのですか?」これはよくある質問ですが、特にその答えを準備していない場合には戸惑うことがあります。職務を熟知していても、企業のことは本当に理解しているでしょうか? 

Leeds School of Business は、徹底的なリサーチを行う場合の Web 上のチェックポイントを挙げています。 

  • 企業の Web サイト
  • Web 検索
  • キャリアサイトやネットワーキングサイト

企業の Web サイト: 企業の Web サイトを見れば、そのミッション、バリュー、目標、社歴の明確な概要を知ることができます。「長期計画はどのようなものか?」「どのような信念を抱いているか?」「どのような商品やサービスを提供しているのか?」といった点を把握できます。また、企業の Web サイトから、あなたのバリューに企業がどの程度合致しているかについてのインサイトを得ることもできます。結局のところ、面接は双方向のプロセスです! このモジュールの後半で、企業のバリューや文化の評価について学習します。 

Web 検索: インターネットで企業を検索すれば、企業の業績に関する最新のニュースや情報が簡単に見つかります。「業界のトレンドで、この企業に影響を及ぼしているものは何か?」「上場企業の場合、株価はどうなっているか?」「最近ニュースになったのはいつか? その内容は?」「定期的にブログを更新しているか、あるいはイベントを開催しているか?」といった情報を得ることができます。 

最初にこの 2 段階のリサーチを行えば、企業の構造、バリュー、外観などの大まかな概要を把握できます。 

企業を異なる視点でとらえる

レビューに目を通す: 人々がその企業をどのように評価しているかオンラインで確認します。キャリアサイトやネットワーキングサイトで企業のプロファイルを見れば、その内情を知ることができます。こうしたサイトに、現在そこで仕事をしている関係者が書いた記事が掲載されていることがあります。また、通常の面接プロセス、面接で聞かれることが多い質問、平均給与額、そして何よりも重要な点として、現在や過去の従業員が抱いた印象など、企業の実情がわかるものもあります。 

おそらくどの企業も肯定的な評価と否定的な評価が混在すると思われますが、新たなトレンドや、そうしたトレンドについて自分がどう感じるかに注意を向けます。 

オンラインで企業とつながる: 多くの企業は、ソーシャルメディアのほか、キャリアサイトやネットワーキングサイトにプロファイルを掲載してオンラインプレゼンスを築いています。こうしたチャネルは最新のニュースを追っていることが多く、企業の文化に接することができます。面接が控えているときはこれらのチャネルをフォローして、定期的にチェックすることをお勧めします。

人脈: 知り合いが現在その企業で働いている場合、あるいは以前働いていた場合は、話を聞く機会を設けます。こうした人々はこの企業で働くことがどういうことか身をもって知っているため、おそらくこれは最善のリサーチ方法です。情報収集を目的とする面談を依頼し、その企業で働くことの良い点と悪い点を聞き出します (忘れずにメモします)。 

あと一息です。ここまでのリサーチで、あなたがなぜこの企業で働きたいと思うかのインサイトが得られたはずです。ただし、この問いの完全な答えを出すためにはもう一つ、あなたのバリューや優先事項に企業が適合していることを確認する必要があります。

企業のどの点に共感しているのか?

ミーティング中の人々

ここで留意すべき重要な点は、面接が双方向のやり取りであることです。確かに、企業はあなたを面接して、あなたのスキルや経験がその職務のニーズを満たすかどうか判断します。他方、企業の職務や職場環境によってあなた独自のスキルや能力、生活状況が高められるかどうかを判断するために、あなたが企業を面接することも同様に大切です。 

Leeds School of Business では、文化、福利厚生、ワークライフインテグレーションの観点から、あなたにとって何が重要なのか慎重に判断することを勧めています。続いて、上記の要素を「絶対に必要なもの」から「あればよいもの」のスケールでランク付けします。このリストの一部の要素はあなたにとって就職の絶対条件である一方で、他はさほど重要でないため妥協しても構わないことが判明するかもしれません。 

次の質問を検討し、必要に応じて自分でも質問を作成します。

文化

  • 企業は継続的な学習を支援し、教育給付金やメンターシッププログラムのほか、特別プロジェクトに参加して多様なスキルを習得する方法を整えているか?
  • オフィスでの勤務時間が厳格に定められているか、フレックス制が採用されているか?
  • 組織はダイバーシティ、インクルージョン、サステナビリティ、ボランティア活動に関する情報を公表しているか? さらに重要な点として、リサーチで明らかになった情報でこうした主張が裏付けられているか?

福利厚生

  • 企業は医療保険に加入しているか?
  • 退職金制度や企業のマッチング拠出プログラムがあるか?

ワークライフインテグレーション

  • 在宅勤務は可能か?
  • 明確な休暇制度があるか? 有給育児休暇があるか?
  • 夜間、週末、さらには休暇中にも従業員がメールに返信することが求められるか?

上記の問いに正解も不正解もありませんが、職務や企業によってあなたのスキルやニーズが満たされるかどうかを評価する明確な手段になります。たとえば、出張が多い役職がよいのか、オフィス内の任務がよいのかは、あなたが望むライフスタイル、現在のスキルセット、磨きたいスキルに大きく左右されるものと思われます。

「なぜここで働きたいのですか?」

オンラインで知りたい情報がすべて見つかるとは限りませんが、Web は情報収集の適切な出発点です。このリサーチによって、「なぜここで働きたいのか?」という極めて重要な質問に答えられるようになります。

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