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各種の面接法を確認する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 各種の面接を定義する。
  • 各種の面接の準備ややり取りが、対面面接の場合とどのように異なるか理解する。

ここまでは、対面面接の準備やエチケットについて説明しました。対面以外にも、さまざまな種類の面接が存在します。この単元では、Leeds School of Business が各種の面接と、そうした面接を受けるときにあなたができる具体的な事項について概説します。

電話面接

多くの組織は、候補者を対面面接に進める前に電話面接を実施します。この際の会話がスクリーニングツールとして使われることもあれば、一次面接になる場合もあります。電話で話し始めるまで面接と認識しておらず、驚かされることもあります!

電話面接を受けている Linda。

けれども心配はいりません。電話面接は対面面接の短縮版のようなものです。ですから、このモジュールの準備方法に従って、十分な練習を積んでおきます。

電話面接のヒントとコツ

  • スケジュールされていない電話面接は丁重に断ります。
    • ミーティングや授業に出席しようとしていたときや、混雑している店内にいるときに電話がかかってくることがあります。電話に集中できない可能性があることを面接官に丁寧に説明し、気が散ることなく話ができる日時に面接をスケジュールします。こうすれば、準備する時間を稼ぐことができます!
  • 求人の職務内容、履歴書、カバーレターを手元に置いて、参照できるようにします。
    • また、組織に関する情報や質問したい点を記したメモを用意しておくとよいかもしれません。
  • 電話の終わりに面接官に氏名とメールアドレスを尋ね、お礼メールを送ってフォローアップできるようにします。

ビデオ面接

ビデオ面接は対面面接とよく似ています。あなたと面接官の間にスクリーンが存在するだけです。ただし、留意点や相違点もあります。

ビデオ面接のヒントとコツ

  • 前の単元で説明した積極的なエンゲージメントの原則は、ビデオ面接でも同様に重要です。
  • アイコンタクト — 話すときにスクリーン上の面接官を直視しないようにします。ビデオ面接の場合、実際には面接官から目を逸らした状態になります。画面上の面接官ではなく、カメラのレンズを見るようにすると、対面時のアイコンタクトのような効果が得られます。
  • 技術的な問題が発生することを想定しておきます。また、必ず明るい場所で通話します。インターネットが接続され、機能していることを確認します。通話前に機器をテストします。面接が始まる前に、切断された場合に連絡可能な電話番号を面接官に聞いておきます。

ケース面接

コンサルティング職ではケース面接がよく行われます。ケース面接では通常、面接官がシナリオや問題 (「ケース」) を提示し、その課題にどのように対処するか具体的な質問をします。 

面接官の目的は、あなたが問題にどのように取りかかり、どのように解決するかを観察することです。一般に、詳細なケース面接が行われることは事前に通知されますが、どのような質問やシナリオに取り組むかは知らされません。 

また、雇用主が従来の質問のほか、ケース面接形式の質問をすることがあります。 

ケース面接では通常、次のような質問がなされます。

種別

市場規模

コロラド大学の学生が 1 年間に食べるピザの面積はどのくらいですか?

収益性

クライアントは売上が伸び続けているにもかかわらず、子会社の利益が減少している理由を知りたがっています。

価格設定

あなたの目的は、新商品の商業化を試みるべきかどうかクライアントにアドバイスすることです。クライアントは、あなたが商品にどのくらいの値段をつけ、1 年目にどのくらいの収益を見込んでいるかという点に特に関心を抱いています。

投資判断

クライアントである世界的な製薬会社が、他の地域の市場の製薬会社の買収を検討しています。買収すべきですか?

業界分析

クライアントは中堅都市で 20 軒のレストランを経営しています。現在はランチとディナーのみですが、サービスを拡大して朝食も提供しようと考えています。どのようなことを行うようクライアントにアドバイスしますか?

新商品

炭酸飲料メーカーの大手 3 社の 1 つである飲料企業が、新商品 (ペットボトルに入ったフレーバーウォーター) の発売を検討しています。主なリスク要因は何ですか? この企業は発売すべきですか?

市場の拡大

小規模な医薬品メーカーがポーランド、スペイン、フランスのいずれかへの進出を検討しています。どの国に進出すべきですか? 国を選ぶ基準は何ですか?

ケース面接のヒントとコツ

  • ケースの説明時にメモを取る。
  • 質問をする。あなたが質問するかどうか確認するために、面接官が必要なすべての情報を明かさないことがあります。
  • 時間をかけ、結論を急がない。時として、必ずしも「正しい」答えを出すことが求められていない場合があります。面接官は代わりに、あなたがどのような推論から結論を導くかに着目しています。
  • 声に出して考える。あなたの思考回路を説明し、各ピースをどのように組み合わせてパズルを完成させるか説明します。

録画面接

録画面接 (一方向面接) は、その名のとおり、質問に対するあなたの回答を録画する面接です。電話やビデオごしに誰かと直接話すのではなく、録画して企業に送信した内容をもとに選考されます。

この種の面接では、特定の時間または期限までに録画プラットフォームにログインします。システムのプロンプトに従って、質問の答えを録画していきます。通常は、質問を読んで考えをまとめる時間が 1 ~ 2 分与えられ、その後決められた時間内に回答を録画します。 

準備は対面面接の場合と同様です。 

録音面接のヒントとコツ

  • プラットフォームで練習できる場合は、事前に練習します!
    • 録画の開始や停止方法を確認し、インターフェースを操作できるようにします。この機会に、適切な照明と見映えの良いカメラアングルを見極めます。
  • 話すときは、スクリーンではなく、デバイスのカメラに視線を向けます。
    • 自分の再生画像を紙で覆って気が散らないようにします。
  • 対面面接のすべてのエチケットが適用されます。
    • 実際の人間とやり取りするわけではありませんが、会話をしているように振る舞います。特にボディランゲージ、トーン、スピード、ピッチに注意を払います。

リソース

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