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インタラクション概要を設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • インタラクション概要設定を有効にする。
  • [インタラクション概要] コンポーネントをホームページと取引先ページに追加する。
  • [インタラクション出席者] コンポーネントをインタラクションレコードページに追加する。
  • ロール階層ベースの共有を無効にする。
  • インタラクションとインタラクション概要の準拠データ共有を有効にする。

このモジュールでは、受講者が Salesforce システム管理者で、インタラクション概要を設定する適切な権限を有するものと想定しています。けれども、システム管理者でなくても大丈夫です。このまま読み進み、本番組織でシステム管理者がこれらの手順をどのように実行するのかを確認します。Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。Trailhead Playground ではインタラクション概要機能を使用できません。

インタラクション概要設定を有効にする

Matt がまずすべきことは、インタラクション概要設定を有効にすることです。この操作により、インタラクション概要機能の設定に必要なすべての関連コンポーネントを使用できるようになります。インタラクション概要設定を有効にした後で無効にすることはできません。 

Matt は次の手順に従って、インタラクション概要設定を有効にします。

  1. 設定 をクリックして [設定] をクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに interaction summary (インタラクション概要) と入力し、[インタラクション概要設定] を選択します。
  3. [インタラクション概要] を有効にします。

[インタラクション概要] 設定が有効になっている [インタラクション概要設定] ページ

[インタラクション概要] コンポーネントをホームページと取引先ページに追加する

Matt は、Rob が組織にログインするたびにインタラクション概要に簡単にアクセスできるようにしたいと考えています。頻繁にアクセスするのはホームページとクライアントの取引先ページの 2 つであることを Rob から聞いています。そこで Matt は、[インタラクション概要] コンポーネントをこの 2 つのページに追加することにします。

[インタラクション概要] コンポーネントには、追加したページのコンテキストに応じたインタラクション概要が示されます。つまり、Rob が組織にログインして [ホーム] タブを開くと、全取引先のうち、Rob がアクセス権を有するインタラクション概要がすべて表示されます。特定の取引先を開くと、その取引先に関連するインタラクション概要のみが表示されます。よくできています!

Matt は次の手順に従って、[インタラクション概要] コンポーネントをホームページと取引先ページに追加します。

  1. ホームページで、設定 をクリックして、[編集ページ] をクリックします。取引先ページについても、取引先レコードページを開いて、同じ操作を実行します。
  2. Lightning アプリケーションビルダーで、コンポーネントのサイドバーから [インタラクション概要] コンポーネントをページにドラッグします。
    [インタラクション概要] コンポーネントが追加された Lightning アプリケーションビルダー
  3. [保存] をクリックします。

[インタラクション出席者] コンポーネントをインタラクションレコードページに追加する

Rob がクライアントとのインタラクションで適切に記録したいと思っている情報の 1 つが、出席者です。これまではミーティングメモの脚注に書き留めるか、記憶に頼っていました。けれども、メモが蓄積されるにつれ、クライアントとの過去のミーティングの出席者をすべて覚えられなくなってきました。 

Salesforce では、こうした問題を解決するために「インタラクション出席者」を考案しました。Rob は今後、まさにこのコンポーネントを使用して、インタラクションの出席者を記録できます。 

Matt は次の手順に従って、[インタラクション出席者] コンポーネントをインタラクションレコードページに追加します。

  1. 設定 | [設定] | [オブジェクトマネージャー] タブをクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに、interaction (インタラクション) と入力し、[インタラクション] オブジェクトをクリックします。
  3. [Lightning レコードページ] | [インタラクションレコードページ] | [編集] をクリックします。
  4. [このオブジェクトのデータがありません] ウィンドウが表示されたら、[OK] をクリックします。このウィンドウが表示されるのは、まだインタラクションが作成されていないためです。
  5. コンポーネントのサイドバーから、[インタラクション出席者] コンポーネントをページにドラッグします。
  6. [保存] をクリックします。

ロール階層ベースの共有を無効にする

ロール階層ベースの共有では、組織に設定したロールのランクに基づいてデータを共有できます。この機能はデフォルトで有効になっているため、自動共有が可能です。今回の買収取引について、Rob はコンプライアンスマネージャーがアクセス許可した上司以外には、関連するインタラクションや概要が共有されないようにしたいと考えています。そこで、Matt はインタラクションと概要の両方でこの設定を無効にします。

  1. 設定 をクリックして [設定] をクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに、interaction (インタラクション) と入力し、[インタラクション概要設定] を選択します。
    • ロール階層を使用したインタラクション概要へのアクセス権を無効にするには、[インタラクション概要のロール階層ベースの共有] を無効にします。
    • ロール階層を使用したインタラクションへのアクセス権を無効にするには、[インタラクションのロール階層ベースの共有] を無効にします。

インタラクションとインタラクション概要のロール階層ベースの共有が無効になっている [インタラクション概要設定] ページ

インタラクション概要の準拠データ共有を設定する

「Financial Services Cloud の準拠データ共有」モジュールを修了している場合は、CDS を設定するためにシステム管理者が実行すべき基本的な手順を済ませています。この単元では、CDS をインタラクション概要と連携させるために必要な残りの設定を行います。

インタラクションとインタラクション概要の準拠データ共有を有効にする

Rob がインタラクションやインタラクション概要をチームメンバーと共有するためには、Matt が Rob の CDS を有効にしておく必要があります。この手順は次のとおりです。

  1. 設定 をクリックして [設定] をクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに object enablement (オブジェクト有効化) と入力し、[オブジェクト有効化設定] を選択します。
    • インタラクションの CDS を有効にするには、[インタラクション] を有効にします。
    • インタラクション概要の CDS を有効にするには、[インタラクション概要] を有効にします。

[インタラクション] と [インタラクション概要] の設定が有効になっている [オブジェクト有効化設定] ページ

メモ

メモ

各自のビジネスユースケースにおいて、CDS を統制された方法で共有する必要がない場合は、Salesforce の他の共有機能を使用してインタラクションや概要を共有できます。

[関係者の管理] コンポーネントをインタラクションレコードページに 追加する

関係者とは、CDS を使用してインタラクションや概要に対するアクセス権が付与されたユーザーです。[関係者の管理] コンポーネントでは、Rob がインタラクションやインタラクション概要を一度に数人の関係者と共有できます。関係者が個別のユーザーであることもあれば、グループであることもあります。 

また、[関係者の管理] コンポーネントでは、共有候補の関係者がインテリジェントな方法で表示されるため、メモを簡単に共有して時間を節約できます。  インタラクションの場合は、候補として表示された取引先やインタラクション出席者を追加できます。概要の場合は、取引先、パートナー取引先、インタラクション、インタラクション出席者を追加できます。

Matt は、前のセクションで [インタラクション出席者] コンポーネントを追加した場合と同じ方法で [関係者の管理] コンポーネントを追加します。まず、コンポーネントをインタラクションページに追加します。

  1. 設定 | [設定] | [オブジェクトマネージャー] タブをクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに、interaction (インタラクション) と入力し、[インタラクション] オブジェクトをクリックします。
  3. [Lightning レコードページ] | [インタラクションレコードページ] | [編集] をクリックします。
  4. [このオブジェクトのデータがありません] ウィンドウが表示されたら、[OK] をクリックします。このウィンドウが表示されるのは、まだインタラクションが作成されていないためです。
  5. [関係者の管理] コンポーネントをページにドラッグします。
  6. 共有候補として表示する関係者の種別を選択します。 
    1. [インタラクションの共有] コンポーネントを選択し、[提案リストの関係者種別] で [選択] をクリックします。
      [関係者の管理] コンポーネント
    2. [選択可能] ボックスで、関係者種別を選択し、選択 をクリックして [選択済み] ボックスに移動します。Matt は [取引先] を選択します。
    3. [OK] をクリックします。
  7. Lightning アプリケーションビルダーのページに戻り、[保存] をクリックします。

[関係者の管理] コンポーネントをインタラクション概要レコードページに追加する

次に、Matt は [関係者の管理] コンポーネントをインタラクション概要レコードページに追加します。 

  1. 設定 | [設定] | [オブジェクトマネージャー] タブをクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに、interaction summary (インタラクション概要) と入力し、[インタラクション概要] オブジェクトをクリックします。
  3. [Lightning レコードページ] | [インタラクション概要レコードページ] | [編集] をクリックします。
  4. [このオブジェクトのデータがありません] ウィンドウが表示されたら、[OK] をクリックします。このウィンドウが表示されるのは、まだインタラクション概要が作成されていないためです。
  5. コンポーネントのサイドバーから、[関係者の管理] コンポーネントをページにドラッグします。
  6. 共有候補として表示する関係者の種別を選択します。 
    1. [インタラクション概要の共有] コンポーネントを選択し、[提案リストの関係者種別] で [選択] をクリックします。
    2. [選択可能] ボックスで、関係者種別を選択し、選択 をクリックして [選択済み] ボックスに移動します。Matt は [取引先] を選択します。
    3. [OK] をクリックします。
  7. Lightning アプリケーションビルダーのページに戻り、[保存] をクリックします。

これで Matt が組織にインタラクション概要を適切に設定することができました。次の単元では、Rob が 1 つ目のインタラクション概要を作成し、その各部を管理するところを一緒に見ていきます。では、先に進みましょう。

リソース

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