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MCP プラットフォームを操作する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Personalization の中核となる機能を説明する。
  • プラットフォームを効果的に操作して、主要なレポートツールを使用する。
  • 商品データの収集について理解する。
  • 対象を絞ったパーソナライズのためのオーディエンスセグメントを作成して管理する。

カスタマーデータの取得とレポート

Marketing Cloud Personalization の中心にあるのは Web SDK で、匿名ユーザーであるか既知の顧客であるかに関係なく、Web サイト訪問者のデータを収集します。SDK は、次のような情報を追跡します。

  • ページの滞在時間
  • 閲覧された商品やカテゴリ。
  • クリックや購入などの主要な操作
  • 位置情報や参照元。

そのため、訪問者がサイトを閲覧すると、そのすべての行動が記録されます。このデータによって、訪問者ごとのユニークなプロファイルが構築され、パーソナライズされたおすすめや対象を絞ったマーケティングができるようになります。

レポートダッシュボードの概要

Marketing Cloud Personalization にログインすると、ユーザーアクティビティやキャンペーンの成果に関するインサイトを提供するレポートダッシュボードが表示されます。このダッシュボードには、キャンペーンを追跡するための複数のレポートがあります。さらに、レポートには検索条件や目標を設定でき、ユーザー行動をより深く分析できます。

レポートタイプ

追跡対象

総収益スナップショット

  • 総収益、注文数、訪問数、平均注文額、コンバージョン率を表示する

商品のおすすめキャンペーン

  • おすすめに基づくキャンペーンによって生み出された収益を表示する

トレンドキャンペーンパフォーマンス

  • クリックスルー率や目標達成数といったエンゲージメントメトリクスを、時間の経過とともに追跡する

行動レポート

  • 新規訪問者と再訪問者を追跡する
  • エンゲージメントのレベル、ログイン状況、購入アクティビティを表示する

テクノロジーレポート

  • 訪問者が使用したブラウザーとデバイスを特定する
  • 異なる画面サイズや OS に合わせたキャンペーンの最適化を支援する

最近の訪問者レポート

  • SDK の有効化以降にサイトを訪れたすべてのユーザーを一覧表示する
  • アクティブなユーザーは緑のドットで表示され、場所や行動による絞り込みが可能

統合カスタマープロファイル

各訪問者の行動は、Marketing Cloud Personalization の詳細なプロファイルに反映されます。これらのプロファイルには、以下の情報が含まれます。

  • アフィニティイール: やり取りに基づいて訪問者の関心を視覚的に示す
  • ユーザー性: ロイヤルティステータス、所在地、その他の主要な情報を記録する
  • インタラクション歴: ページでの滞在時間、閲覧した商品、完了した取引を記録する

たとえば、リピーターである Aaron Riley のロイヤルティステータスはプラチナで、防水性と通気性に優れた商品を好む、といった情報が記録されます。こうしたインサイトは、対象を絞ったマーケティングキャンペーンやパーソナライズされたおすすめに活用されます。

商品データの収集

Marketing Cloud Personalization は、顧客データだけでなく、Web SDK または商品フィードを通して商品情報も収集します。各商品エントリには、以下の情報が含まれます。

  • 商品ページの URL
  • 価格と評価
  • メタデータ (例: 色、サイズ、特徴)

このような構造化された商品データを使用することで、商品属性に基づいてユーザーを対象にしたり、顧客の好みに合わせた動的コンテンツを作成したりすることができるようになります。

オーディエンスセグメント

セグメントを使用すると、行動や属性の条件に基づいてユーザーをグループ化できます。これらのセグメントは、パーソナライズされたコンテンツのターゲティング、キャンペーン成果の分析、マーケティング戦略の策定など、さまざまな目的に利用されます。

セグメントを作成するには、左側のメニューで [User Segments (ユーザーセグメント)] に移動します。ここでは、[All Users (すべてのユーザー)] で全ユーザーのプロファイルを確認したり、[User Segments (ユーザーセグメント)] であらかじめ定義されたオーディエンスグループを管理したりできます。たとえば、初回訪問者のセグメントを作成するには、次のように操作します。

  • 訪問回数が 1 回のみのユーザーを対象とする検索条件を設定
  • すべての期間のアクティビティを反映するように日付範囲を設定
  • 今後のキャンペーンで使用するためにセグメントを保存

再訪問者のセグメントを作成するには、条件を「2 回以上の訪問があるユーザー」に変更します。

キャンペーン最適化のための検索条件と目標

検索条件と目標を活用することで、キャンペーン成果の分析をより正確に行えます。検索条件と目標にアクセスするには、左側のメニューから [Settings (設定)] を選択し、[Filters and Goals (検索条件と目標)] に移動します。デフォルトの検索条件を適用するか、カスタム条件を作成して、ユーザーエンゲージメントを分析します。目標の例:

  • クリックスルー率の向上
  • おすすめキャンペーンからの購入コンバージョン

マーケティングキャンペーン

マーケティングキャンペーンを開始する手順はとてもシンプルです。

  • 左側のメニューから [Web Campaigns (Web キャンペーン)] に移動します。
  • フォルダーやキーワードを使ってキャンペーンを検索します。
  • ユーザーセグメントやパーソナライズ戦略に基づいて、新しいキャンペーンを作成するか、既存のキャンペーンを編集します。

収集したデータ、オーディエンスのセグメント、目標の追跡を活用することで、コンバージョンを促進する影響力の高いパーソナライズキャンペーンを実行できます。

では、次に何をすればよいのでしょうか。次にすべきことをおすすめとして提案してくれるツールがあれば便利ですよね。あります。次の単元では、Marketing Cloud Personalization のおすすめ機能について詳しく学びましょう。

リソース

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