保険契約と請求の高度な機能を設定する
学習の目的
このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。
- 契約の種類によって保険契約を絞り込む。
- 保険契約の関連請求を非表示にする。
- 取引先の請求履歴を表示する。
- 保険契約の状況に基づいて自動的に保険契約を無効としてマークし、請求の状況に基づいて請求を完了する。
- 契約の種類のカスタムアイコンを使用する。
契約の種類によって契約を絞り込む
保険契約コンポーネントの複数のインスタンスをページに追加する場合、Matt は契約の種類を含めたり除外したりすることにより、インスタンスごとに異なる詳細を表示します。契約の種類を除外すると、その保険契約は保険契約者のレコードページの保険契約のリストや保険契約関連の評価指標に表示されなくなりまます。
- 取引先レコードページにある [設定] から、[編集ページ] を選択します。
- [保険契約] コンポーネントの任意の場所をクリックして選択します。
- [プロパティ] ペインの [除外する保険契約の種類を選択] で [選択] をクリックします。
- 除外する保険契約の種類を選択して、[OK] をクリックします。
- 変更内容を保存します。
保険契約の関連請求を非表示にする
さらに Matt は、保険の請求リストについて、表示したくないものやデータがないものは非表示にします。たとえば Matt は、保険契約者レコードページに 2 つの保険契約コンポーネントのインスタンスを設定します。1 つは Cumulus の保険契約で、もう 1 つは競合他社の保険契約です。競合他社の保険契約の請求リストは Cumulus の担当者には関係ないため、Matt はこれを非表示にします。
- 取引先レコードページにある [設定] から、[編集ページ] を選択します。
- [保険契約] コンポーネントの任意の場所をクリックして選択します。
- [Properties (プロパティ)] ペインで、[Show claims (請求を表示)] を選択解除します。
![[保険契約] コンポーネントの [請求を表示] オプションを示す画像。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/insurance-for-financial-services-cloud-admin-advanced-features/set-up-advanced-features-of-insurance-policies-and-claims/images/ja-JP/190686fccce2f24da3b36c8eec119492_kix.qbqqqm8m7pk6.png)
- 変更内容を保存します。
取引先の請求履歴を表示する
担当者は、[Policy (保険契約)] コンポーネントの [All Claims (すべての請求)] リンクを使用して、取引先に関連付けられている請求を表示します。このリンクには、請求状況や保険契約所有者に関係なく、すべての保険契約のすべての請求が表示されます。Matt が取引先の請求履歴の表示を有効にする手順は次のとおりです。
- 取引先レコードページにある [設定] から、[編集ページ] を選択します。
- [保険契約] コンポーネントの任意の場所をクリックして選択します。
- [Properties (プロパティ)] ペインで、[Show claims (請求を表示)] を選択します。
- 変更内容を保存します。
[All Claims (すべての請求)] リンクを使用できるようになりました。
![[すべての請求] リンクを示す画像。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto,fl_lossy,q_70/learn/modules/insurance-for-financial-services-cloud-admin-advanced-features/set-up-advanced-features-of-insurance-policies-and-claims/images/ja-JP/190f31e43674618cd01545ded45cb275_kix.woj79c7lwyrl.png)
保険契約の状況項目の値を無効に対応付ける
Matt のユーザーは、保険契約のさまざまな状況の値を選択できます。状況値の多くは、契約が無効であることを意味します。Matt はこうした状況値ごとに、[Inactive (無効)] チェックボックスをオンにして、値を無効に対応付けます。
- [設定] からオブジェクトマネージャーを開きます。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Insurance Policy(保険契約) と入力し、[Insurance Policy (保険契約)] を選択します。
-
[項目とリレーション] をクリックし、[状況] を選択します。
- [状況] 選択リスト値で、対応付ける値の横の [編集] をクリックし、[無効] を選択します。
- 変更内容を保存します。
請求の状況項目の値を完了に対応付ける
Matt のユーザーは、請求のさまざまな状況の値を選択できます。状況値の多くは、請求が完了したことを意味します。Matt はこうした状況値ごとに、[Closed (完了)] チェックボックスをオンにして、値を完了に対応付けます。
- [設定] からオブジェクトマネージャーを開きます。
- [Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Claim(請求) と入力し、[Claim (請求)] を選択します。
-
[項目とリレーション] をクリックし、[状況] を選択します。
- [状況] 選択リスト値で、対応付ける値の横の [編集] をクリックし、[Done (完了)] を選択します。
- 変更内容を保存します。
契約の種類のカスタムアイコンを使用する
Matt は保険契約の種類に関連付けられているデフォルトのアイコンに代わる SVG ファイルをアップロードすることで、デフォルトのアイコンを変更します。
- [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに
Icons(アイコン) と入力し、[Icons (アイコン)] を選択します。
-
[保険契約] を選択します。
- 変更するアイコンで
をクリックし、[Change Icon (アイコン変更)] を選択します。
-
[ファイルをアップロード] をクリックし、アイコンの SVG ファイルを選択します。
- 変更内容を保存します。
Matt のシステム管理者としての高いスキルのおかげで、担当者が関連するすべての保険契約と請求の包括的な概要を使用できるようになりました。これで、Matt の管理者業務の大変な部分は完了です。次の単元では、彼が Cumulus の保険設定の仕上げを行う手順を見ていきます。
リソース
- Salesforce ヘルプ: 契約の種類による契約の絞り込み
- Salesforce ヘルプ: 保険契約の関連請求を非表示にする
- Salesforce ヘルプ: 取引先の請求履歴の表示
- Salesforce ヘルプ: 保険契約の状況に基づいて自動的に保険契約を無効としてマーク
- Salesforce ヘルプ: 請求の状況に基づく請求の自動完了
- Salesforce ヘルプ: 契約の種類のカスタムアイコンの使用