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保険設定を仕上げる

学習の目的

このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。

  • 保険エージェントコンソールのホームページをカスタマイズする。
  • 保険オブジェクトのアクションプランテンプレートを作成する。
  • ライフイベントとビジネスマイルストーンに関する考慮事項の概要を説明する。
  • 保険契約と請求に関する考慮事項を挙げる。

保険エージェントコンソールのホームページをカスタマイズする

デフォルトでは、保険エージェントコンソールアプリケーションのホームページにさまざまなパフォーマンス総計値とレポートグラフが表示されます。Matt は Cumulus ユーザーのニーズに基づいて、表示する総計値とグラフを選択します。

  1. 保険エージェントコンソールのホームページにある [設定] から、[編集ページ] を選択する。
  2. [保険エージェントのパフォーマンス総計値] コンポーネントを選択します。
  3. [プロパティ] ペインで、ホームページに表示する総計値を 5 個まで選択します。
  4. [保険エージェントレポート] コンポーネントを選択します。
  5. [プロパティ] ペインで、ホームページに表示するグラフを 4 個まで選択します。
  6. [保険エージェントアクション項目] コンポーネントを選択します。
  7. [プロパティ] ペインで、ホームページに表示する総計値を 4 個まで選択します。
  8. 期間を選択します。
    • 選択した期間は、保険契約に関連する総計値にのみ適用されます。ケース、請求、リード、商談に関連する他の総計値には、期間には関係なく合計値が表示されます。
  9. 変更内容を保存します。
  10. [ページが保存されました] ダイアログで、[有効化] をクリックします。または、ホームページで [有効化] をクリックします。
  11. [アプリケーションおよびプロファイル] タブで、[アプリケーションとプロファイルに割り当て] をクリックします。
  12. ウィザードで、[保険エージェントコンソール] を選択し、適切なプロファイルを選択して [保存] をクリックします。

保険エージェントコンソールのホームページは次のようになります。

保険オブジェクトのアクションプランテンプレートを作成する

Matt は、個人ライフイベント、ビジネスマイルストーン、保険契約、保険契約補償、および請求オブジェクト用のアクションプランテンプレートを作成します。このアクションプランテンプレートを使用して、繰り返し可能な ToDo を取得し、自動的に ToDo 所有者と期日を割り当てることができます。詳細は、Trailhead の「Financial Services Cloud のアクションプラン」モジュールを参照してください。 

ライフイベントおよびビジネスマイルストーンに関する考慮事項

ライフイベントコンポーネントまたはビジネスマイルストーンコンポーネントに表示される情報の理解を深めるために、次の点を確認してください。

  • 個人取引先を法人取引先に変換する場合、関連するライフイベントは保持されます。ただし、ビジネスマイルストーンとして表示されず、取引先レコードページの [関連] タブに表示されます。
  • 法人取引先を個人取引先に変換する場合、関連するビジネスマイルストーンは削除されます。
  • ライフイベント種別またはビジネスマイルストーンタイプをユニークとしてマークした場合、その種別のイベントまたはそのタイプのマイルストーンは 1 つしか設定できません。これには終了したイベントやマイルストーンも含まれます。

保険契約および請求に関する考慮事項

保険契約コンポーネントに表示される情報の理解を深めるために、次の点を確認してください。

  • 3 つ以上の請求が進行中の場合、[オープン中の請求] KPI にマウスポインターを置くと、拡張ルックアップカードに [すべて表示] リンクのみが表示されます。[すべて表示] リンクでは、[請求] リストビューが開きます。より多くの項目をルックアップカードに含めるには、請求オブジェクトのコンパクトレイアウトを編集します。
  • 3 つ以上の保険契約の更新が必要な場合、[更新が近い契約] KPI にマウスポインターを置くと、拡張ルックアップカードに [すべて表示] リンクのみが表示されます。[すべて表示] リンクでは、[保険契約] リストビューが開きます。より多くの項目をルックアップカードに含めるには、保険契約オブジェクトのコンパクトレイアウトを編集します。
  • KPI にレコードが含まれるのは、そのレコードの特定の項目が入力されていて、その KPI の条件を満たしている場合のみです。たとえば、[支払済み保険料] を計算するときは、次のすべての条件を満たす保険契約のみが対象となります。
    • 表示しているレコードのユーザーが保険契約を所有している。
    • 保険契約が有効である (IsActive = True)。

次の表を使用して、KPI の計算方法を確認してください。

KPI

説明

計算

支払済み保険料    

有効な保険契約の保険料の合計。    

SUM (GrossWrittenPremium) FROM InsurancePolicy WHERE NameInsuredId = Current Account AND IsActive = TRUE

更新が近い契約    

90 日以内に更新が必要な有効な保険契約のリスト。    

Policies FROM InsurancePolicy WHERE NameInsuredId = Current Account AND IsActive = TRUE AND RenewalDate in next 90 days, ORDER BY RenewalDate

オープン中の請求    

ユーザーのオープン中の請求のリスト。    

Claims FROM Claim WHERE AccountId = Current Account AND IsClosed = FALSE, ORDER BY LastModifiedDate

支払済み保険金    

完了したすべての請求の承認済み金額と支払済み金額の合計。    

SUM (ApprovedAmount) FROM Claim WHERE AccountId = Current Account AND IsClosed = TRUE AND ApprovedAmount Is Not Null

まとめ

すべての状況に使用できる万能な方法はないため、Matt は保険エージェントコンソールアプリケーションのホームページをカスタマイズすることで、Zeynep のような営業エージェントや Zaw のようなサービス担当などの Cumulus スタッフの明確なニーズに応えました。 

最終的な仕上げを終え、Cumulus のドリームチームは保険事業の真のデジタルトランスフォーメーションを迎え入れる準備が整いました。Insurance for Financial Services Cloud によって統合されたエクスペリエンスが提供され、保険契約者とその家族が大切なものを守るために役立ちます。 

保険エージェントコンソールには、エージェントとサービス担当の KPI がもれなく表示されます。これにより、エージェントとサービス担当は生産性の向上、顧客リストの拡大、卓越したサービスの提供を実現できます。

また、コンソールアプリケーションでも、保険契約者の保険契約情報から、補償範囲、請求、さらにはライフイベントまでに及ぶ 360 度の統合ビューが提供されています。これが可能であるのは、コンソールアプリケーションに装備されている単一のフロントエンドで、保険契約管理、保険金請求、保険料請求システムなどの複数のバックエンドシステムに対応できるからこそです。

以前は時代遅れで複数の異なるシステムに存在していた保険契約データが、連携し合うようになったことで、Cumulus のスタッフはクライアントのニーズを真に理解し、共感できるようになりました。こうして、Cumulus はクライアントサービスの究極の目標である「卓越したパーソナライゼーション」を達成できました。

リソース

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