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商品バンドルを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • エンタープライズ商品カタログ (EPC) で商品バンドルを作成する手順を説明する。
  • バンドルの親商品を作成する。
  • 価格を親商品に適用する。
  • 子商品を商品バンドルに追加する。
  • 商品のカーディナリティを設定する。

バンドルを作成する

たった今、Infiwave のマーケティングチームが、新しい Infiwatch シリーズ 5 と Infiwave Phone 10 を含む新たな商品バンドルを導入する計画であると商品設計者 Devi Jacob に告げました。新しいバンドルをいつ使用できるようになるかと聞きながら、今すぐ取り組んでほしいという雰囲気を醸し出しています。Devi は別の販売オプションを新しいオファーに提供できることにワクワクしながら、商品バンドルの作成に移ります。 

バンドル作成の概要

Devi は、次の手順に従って、エンタープライズ商品カタログ (EPC) で商品バンドルを設定します。

  1. 親商品を作成する。
  2. 価格をバンドルに追加する。
  3. 子商品をバンドルに追加する。
  4. 子商品のカーディナリティを設定する。

親商品を作成する

Devi は、商品バンドルを作成する最初のステップは親商品を設定することだとわかっています。 

商品仕様とオファーを作成したときと同じように、Devi は商品デザイナーの [Products (商品)] タブに移動し、[Create New Product (新規商品を作成)] をクリックします。

[Create New Product (新規商品を作成)] ボタンが強調表示されている商品デザイナーの [Products (商品)] タブ。

[New Product (新規商品)] ページで、商品がバンドルであることを示すわかりやすい名前を [Name (名前)] に入力し、[Product Code (商品コード)] を入力します。シンプル商品を作成する方法とバンドルの親商品を設定する方法には、いくつかの重要な違いがあります。商品が子商品を保持できるように、[Specification Type (仕様種別)] を [Offer (オファー)] に設定し、[Specification Sub Type (仕様サブ種別)] を [Bundle (バンドル)] に設定します。

もう 1 つの重要な違いは、オブジェクト種別の割り当てはバンドルの親商品にのみ行えるということです。ここで、Devi はバンドル定義の基本属性が保持されている [Base Bundle Offer (ベースバンドルオファー)] オブジェクト種別を使用します。

Infiwave Phone 10 & Infiwatch バンドルの [New Product (新規商品)] ページ。

Devi は、バンドルが CPQ カートで販売可能になるように、親商品の [Status (状況)] を [Active (有効)] に設定し、[Orderable (注文可能)] を選択します。 

できるだけ早くバンドルを市場に投入したい Devi は、必要な設定を行います。[Effectivity (有効)] を [Active (有効)] に設定し、[Selling Start Date (販売開始日)] 項目と [Fulfillment Start Date (履行開始日)] 項目に今日の日付を入力します。 

[Done (完了)] をクリックして、変更内容を保存します。

親商品設定ページの [Effectivity (有効)] 設定。

価格をバンドルに追加する

次に、Devi はバンドルの価格を作成します。子商品を追加する前に、この作業を行い、追加する子商品と同じ価格リストに親商品を関連付けます。子商品は、同じ価格リストからの価格が含まれている場合にのみ、[Structure (構造)] タブに表示されます。

[Pricing (価格設定)] タブで、[New Price (新規価格)] をクリックします。

[Pricing (価格設定)] タブの [New Price (新規価格)] ボタン。

Devi は、子商品の価格を積み上げ集計してバンドルの合計金額を導き出したいと考えています。[Add Price (価格を追加)] パネルで、次のプロパティを設定します。

プロパティ 説明

Price List (価格リスト)

子商品で使用される価格リストに一致する価格リストを選択します。

Display Name (表示名)

親商品の価格値を設定します。Devi は、子価格を積み上げ集計してバンドルの合計金額を導き出すことにしたため、$0.00 と入力します。

Virtual Price (仮想価格)

バンドルの親商品の価格がすべての子商品の価格の合計である場合、その親商品でこのチェックボックスをオンにします

[Price List (価格リスト)]、[Display Name (表示名)]、[Virtual Price (仮想価格)] の項目が表示されている [Add Price (価格を追加)] パネル。

次に、[Pricing Details (価格設定の詳細)] セクションと [Availability (使用可能状況)] セクションに入力します。 

プロパティ 説明

Type (種別)

この項目には、価格種別が [Charge (請求)] (バンドルされたオファーのデフォルトオプション) であることが示されています。

Amount (金額)

親商品の価格値を設定します。Devi は、ここでも 0.00 と入力します。

Currency (通貨)

通貨 (USD など) を選択します。 

Recurring Frequency (定期頻度)

請求を特定の期間繰り返す場合に選択します ([Monthly (毎月)]、[Weekly (毎週)] など)。Devi は、価格をお客様に 1 回限り請求する [One-time (1 回)] を選択します。 

Start Date (開始日)

ただちに有効にするには、今日の日付を選択します。

End Date (終了日)

価格を無期限に有効にする場合、空白のままにします。

上記の情報を入力したら、[Done (完了)] をクリックします。 

[Pricing Details (価格設定の詳細)] セクション。

Devi は、親商品を企業対消費者 (B2C) 価格リストに関連付けました。

子商品をバンドルに追加する

次に、Devi は先ほど作成したバンドルに子商品を追加します。

[Structure (構造)] タブをクリックします。[Quick Add (クイック追加)] パネルに、追加できるカタログ内のすべての商品のリストが表示されます。

[Structure (構造)] タブと、使用可能な商品のリストが表示されている [Quick Add (クイック追加)] パネル。

[Quick Add (クイック追加)] リストに商品を表示するには、商品のプロパティで [Specification Type (仕様種別)] を [Offer (オファー)] に設定します。親商品と同じ価格リストに属していることも確認してください。

各商品を検索し、商品を親商品に直接ドラッグします。 

親商品に接続された子商品が表示されている [Structure (構造)] タブ。

凡例を参照すると、商品が商品子品目 (PCI) リレーションで接続されたことがわかります。 

子商品のカーディナリティを設定する

バンドルの準備ができました! Devi は、商品がこのバンドルの一部である場合にお客様が注文できる子商品の数を制限できます。 

[Infiwatch 5] 商品を選択すると、[Edit Relationship (リレーションを編集)] パネルが開きます。注文可能な最小数量を 1 に、最大数量を 2 に、デフォルト数量を 1 に設定します。この設定では、お客様はバンドルに少なくとも 1 個のスマートウォッチを含める必要があり、もう 1 個注文に含めることもできます。1 個は大切な人への贈り物にするとよいかもしれません。 

子商品 Infiwatch 5 のカーディナリティ設定が表示されている [Edit Relationship (リレーションを編集)] パネル。

必要に応じて、他の子商品のカーディナリティ設定を編集します。 

子商品バンドルのカーディナリティを上書きする

Devi がバンドルの子商品のカーディナリティを設定した後、そのバンドルを別のバンドルに追加する場合はどうすればよいでしょうか? また、カーディナリティはどうなるでしょうか? この孫商品のカーディナリティは簡単に上書きでき、特定のバンドルの一部である場合にのみ目的のカーディナリティ設定が使用されます。このプロセスを詳しく見ていきましょう。

Devi は、マーケティングチームが個人向けシンプル選択プランというバンドルオファーを Infiwave Phone 10 & Infiwatch バンドルに追加してほしいと思っていることを知りました。このバンドルには、無制限の通話とテキスト、4G LTE データプラン、モバイルホットスポットなどのモバイルプランオプションが含まれます。この子バンドルでは、4G LTE データプランの許容最大数量は 5 個ですが、注文あたりの許容数を 2 個のみにする必要があります。  

子商品を選択し、Create Override (上書きを作成)  をクリックします。

[Edit Relationship (リレーションを編集)] パネルの [Create Override (上書きを作成)] アイコン。

[Overridden Value (上書きされた値)] セクションで、新しいカーディナリティ値を入力します。

新しいカーディナリティ値が表示されている [Overridden Value (上書きされた値)] セクション。

Devi が少し手を止めてメールをチェックしてみると、「もう 1 つ」という件名のメッセージがありました。マーケティングチームは、Infiwave の新しいチャンネルサブスクリプション InfiStream TV をこの新しいバンドルから除外してほしいと思っています。個人向けシンプル選択プランバンドル単独で注文された場合には、その一部として引き続き販売したいと考えています。Devi はどのように設定すればよいでしょうか? 簡単です。子商品 InfiStream TV で別の上書きを作成し、最小数量、最大数量、デフォルト数量を「0」に設定します。

子商品 InfiStream TV の [Edit Relationship (リレーションを編集)] パネルの [Overridden Value (上書きされた値)] セクション。

InfiStream TV は、カート内で Infiwave Phone 10 & Infiwatch バンドルの品目ではなくなりましたが、個人向けシンプル選択プランがカートに追加された場合はその一部として引き続き表示されます。 

子商品属性を上書きする

マーケティングチームは、Infiwatch の色オプションからブラウン、グリーン、パープル、イエローを除外したいと考えています。Devi は、子商品 Infiwatch に属性の上書きを使用して実行できることを知っています。 

[Edit Relationship (リレーションを編集)] パネルの [Attributes (属性)] セクションで、Create Override (上書きを作成)  をクリックします。

[Create Override (上書きを作成)] アイコン。

[Edit Attribute (属性を編集)] パネルで、[Brown (ブラウン)][Green (グリーン)][Purple (パープル)][Yellow (イエロー)] を選択します。この属性は、お客様がバンドルの一部として Infiwatch を注文した場合にカート内で使用できなくなりました。 

[Edit Attribute (属性を編集)] パネルの [Excluded Value(s) (除外値)] プロパティ。

すべてが想定どおりに機能していることを確認するために、Devi はカートで新しいバンドル設定をテストしました。やや複雑な商品バンドルをいとも簡単に設定できたことに大変喜んでいます。新しいバンドルが販売可能であることをマーケティングチームに知らせると、大喜びされました。いったん作業が完了した Devi は、コーヒーとクッキーを楽しもうと、笑みを浮かべながら休憩室に向かいます。 

リソース

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