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オファーを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • オファーを作成し、そのオファーに商品仕様を適用する。
  • 添付ファイルをオファーに追加する。
  • 価格をオファーに追加する。
  • 商品をリリースする要件をまとめる。

オファーを提供する

Infiwave の商品設計者である Devi は、新しいスマートウォッチ商品「Infiwatch 5」の商品仕様の設定を完了しました。商品を販売可能にするために必要なステップはあと 1 つのみです。すぐに、この最新スマートウォッチを着けた人をいたるところで目にするようになります。この単元では、前の単元で設定した商品仕様を使用してスマートウォッチオファーを作成する様子を見ていきます。次の手順を実行します。

  1. オファー仕様種別を使用して商品を作成し、その商品に商品仕様を割り当てる。
  2. オファーのメタデータを指定する。
  3. 画像の添付ファイルをオファーに追加する。
  4. 価格をオファーに割り当てる。

オファーを作成する

Vlocity 商品デザイナーで、[Products (商品)] タブに移動し、[Create New Product (新規商品を作成)] をクリックします。

[Products (商品)] タブの [Create New Product (新規商品を作成)] ボタン。

[New Product (新規商品)] ページで、オファーの基本情報を入力し、オファーが仕様の属性を継承するように Infiwatch 5 の商品仕様を割り当てます。 

一般属性が入力された [New Product (新規商品)] ページ。

商品仕様を適用するには、商品の [Specification Type (仕様種別)] を [Offer (オファー)] に設定し、[Specification Sub Type (仕様サブ種別)] を [Simple (シンプル)] に設定します。CPQ カート内で商品を注文可能にするには、[Status (状況)] を [Active (有効)] に設定し、[Orderable (注文可能)] を選択します。 

[Effectivity (有効)] セクションで、[Active (有効)] を選択し、[Selling Start Date (販売開始日)][Fulfillment Start Date (履行開始日)] を今日の日付に設定します。このステップを実行すると、ただちに商品の販売と履行が可能になります。 

商品設定ページの [Effectivity (有効)] セクション。

Infiwatch 5 のオファーページでは、設計時属性と実行時属性が商品仕様から継承されています。順調です。 

Infiwatch 商品仕様から継承された設計時属性。

[Structure (構造)] タブをクリックすると、オファーと商品仕様間のリレーションが点線で示されています。

商品仕様との関連付けが点線で示されている [Structure (構造)] タブ。

商品バンドルの場合、[Structure (構造)] タブを使用して、親商品と子商品を参照および設定できます。

添付ファイルをオファーに追加する

次に、Devi はカート内で商品と共に表示される Infiwatch の画像を追加します。Infiwatch 5 の商品ページで、[Attachments (添付ファイル)] タブをクリックし、画像をアップロード領域にドラッグアンドドロップします。

商品の [Attachments (添付ファイル)] タブにある [Browse or Drop Files (参照またはファイルをドロップ)] ボックス。

基本情報を入力し、添付ファイルを保存します。

[Edit Attachment (添付ファイルを編集)] パネル。

[Attachments (添付ファイル)] タブでは、商品に関係する複数のファイルと画像を保存できます。 

[Details (詳細)] タブに戻り、更新アイコンをクリックして新規商品の画像を表示します。スタイリッシュな Infiwatch が表示されました。 
[Details (詳細)] タブ上の Infiwatch のイラスト。

価格をオファーに追加する

最後に、Devi は基本価格を商品に追加します。[Pricing (価格設定)] タブをクリックし、[New Price (新規価格)] をクリックします。 

[Pricing (価格設定)] タブの [New Price (新規価格)] ボタン。

このタブには、商品の適用済みプロモーションとコストも表示されます。

[Price List (価格リスト)] 項目で、[B2C Price List (B2C 価格リスト)] を検索して選択します。[Display Name (表示名)] 項目に、カート内で商品の横に表示される価格を入力します。

[Price List (価格リスト)] 項目と [Display Name (表示名)] 項目が表示されている [Add Price (価格を追加)] パネル。

価格を仮想価格にするオプションもあります。このオプションは、価格の積み上げを行う場合にバンドルの親商品に使用します。バンドル価格については、このモジュールの後半で説明します。

[Pricing Details (価格設定の詳細)] セクションの [Type (種別)] はデフォルトで [Charge (請求)] に設定されています。表示テキストに一致する金額を入力します。

[Pricing Details (価格設定の詳細)] パネル。

[Prices (価格)] セクションでは、通貨を変更したり、頻度を 1 回または定期的にするかを指定したりすることもできます。変更内容をただちに使用可能にする場合、[Availability (使用可能状況)] の [Start Date (開始日)] を必ず今日の日付に設定してください。また、価格がカートに表示されるように、使用可能な価格が商品に含まれていることを確認してください。 

Devi は、[Prices (価格)] ドロップダウンを展開して新しい価格のエントリを表示します。

[Pricing (価格設定)] タブの Infiwatch 価格リストエントリ。

価格に [Rules (ルール)] (1) を直接追加できます。また、[Edit (編集)][Delete (削除)] (2) も行えます。 

[Product (商品)] ページには、[Attribute Rules (属性ルール)]、[Context Rules (コンテキストルール)]、[Fulfillment (履行)] の 3 つのタブもあります。

[Product (商品)] ページの [Attribute Rules (属性ルール)]、[Context Rules (コンテキストルール)]、[Fulfillment (履行)] タブ。

以下に、各タブで実行できる機能を簡単に説明します。

  • [Attribute Rules (属性ルール)] タブ: 実行時に商品の属性とその値がどのようにユーザーに表示または非表示になるかを定義するルールを管理します。
  • [Context Rules (コンテキストルール)] タブ: カート内に表示される商品、プロモーション、価格を制御するルールセットを管理します。コンテキストルールには、カタログの提供内容の販売方法をカスタマイズする多数の機能が用意されています。
  • [Fulfillment (履行)] タブ: 注文履行を促進するオーケストレーションシナリオと分解リレーションを設定します。

オファーをリリースする

Devi は、少し手を休めて、作成したばかりの新しい Infiwatch 商品をうっとりと眺めています。その後、商品に必要なすべての項目と属性を正確に含めて定義したことを確認することにしました。カート内でコマーシャルプロダクトの表示、検索、販売を可能にするには、次の状態になっている必要があることを覚えています。 

  • 価格が含まれている。
  • 有効になっている。
  • 注文可能になっている。
  • 有効な販売開始日が指定されている。

カート内のオファーをテストする

すべてが適切に機能することを確認するために、Devi はカートで新しい注文を作成し、商品と同じ企業対消費者取引 (B2C) 価格リストを使用するよう設定します。商品リストで商品を検索すると、表示されました。

CPQ カート内の商品リストに表示された Infiwatch 5。

カートで実行時属性が設定できるかどうかを確認すると、すべて想定どおりに機能しています。Devi はよく頑張りました!

Infiwatch がお客様に販売できるようになり、Devi は上司から感謝の言葉をたくさんかけられています。次は、商品バンドルの設定方法を学習して、商品設計者としてのスキルを高めます。 

リソース

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