アセット化不可商品を作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- アセット化不可項目の目的を説明する。
- 項目マッパーを使用してデータを絞り込む方法を説明する。
- 項目マッパーを使用してアセット化不可項目を対応付ける方法を説明する。
アセット化不可項目
Infiwave の新商品について、お客様はソーシャルメディアで絶賛しています。商品設計者の Devi Jacob が商品を市場に投入した速さにマーケティングチームも喜んでいます。チームから心のこもったお礼のメールが届きましたが、そのメールには新しい依頼が 2 つ記載されていました。
- お客様が Infiwave Phone 9 を注文した場合に無料の電話ケースを含める。
- チームが電話ケースを追跡する必要はない。そのため、各お客様の取引先の納入商品リストでは電話ケースを非表示にする。
Devi は、まさにこの依頼にぴったりのソリューションを知っています。アセット化不可項目です。ただし、その項目のしくみはよくわかっていないため、Trailhead で詳しく学ぶことにしました。
納入商品とは?
「Industries CPQ の注文キャプチャ」で学習したとおり、納入商品は注文管理チームがすでにお客様に提供した商品またはサービスです。お客様の取引先には購入したすべての納入商品のリストが含まれますが、プロモーションの無料 T シャツのような特定品目は追跡する必要がない場合があります。このように、商品とサービスを注文可能にする一方で取引先上で納入商品として追跡しないようにする場合、アセット化不可項目を使用できます。この項目を機能させるには、ほんの少しの設定が必要です。項目マッパーを入力します。
項目マッパーとは?
項目マッパーは、注文キャプチャライフサイクルで商談、見積、注文、納入商品などのオブジェクトを変換する宣言型対応付けツールです。Industries CPQ (設定、価格、見積) では、品目が商談から見積へ、見積から注文へ、注文から納入商品へと移動し、納入商品から見積や注文へ戻る場合もあります。この移動は、注文情報をオブジェクト間で変換する品目間 (xLI) アクションによって可能になります。項目マッパーは、このデータ移動を起こすツールです。
項目マッパーページを使用すると、商談、見積、注文、納入商品の各オブジェクト間で項目を簡単に対応付けることができます。見積、注文、または納入商品レコードにカスタム項目を含める場合は、このインターフェースで対応付けを作成する必要があります。
[Source Object (ソースオブジェクト)] (1) と [Destination Object (対象オブジェクト)] (2) を選択します。次に、[Fields Map (項目の対応付け)] (3) で、ソースオブジェクトからの任意の項目を対象オブジェクトの同一種別の任意の項目に対応付けます。ここで示されている対応付けは、管理パッケージの一部として含まれています。
項目マッパーのもう 1 つの便利な点は、[Filters List (検索条件リスト)] (4) に検索条件を追加して、設定された条件に基づいてソース項目を制限できることです。検索条件は包含条件であり、数式で条件を定義できます。数式が指定されていない場合、項目マッパーでは AND ステートメントを使用して検索条件を結合します。
アセット化不可項目を対応付ける
この絞り込み機能は、アセット化不可項目とどのように関連しているのでしょうか? Devi は、商品レコードに [Not Assetizable (アセット化不可)] チェックボックスがあり、このチェックボックスをオンにすると商品が納入商品オブジェクトに移動しないことを知っています。
この動作を制御するには、ソースオブジェクトと対象オブジェクトを選択し、その後、項目が 2 つのオブジェクト間で継承されないようにする検索条件を使用します。
[Source Object (ソースオブジェクト)] として [Order Product (注文商品)] を選択し、[Destination Object (対象オブジェクト)] として [Asset (納入商品)] を選択します。その後、[Filters List (検索条件リスト)] で、[Not Assetizable (アセット化不可)] としてマークされていない商品を納入商品オブジェクトに移動する検索条件を作成します。
これで、Devi はアセット化不可項目を使用して、無料の電話ケースをお客様の取引先の納入商品に表示しない方法を理解しました。Infiwave のお客様が無料の特典を受け取る準備が整いました。
さらに詳しく学ぶには
Salesforce のお客様は、次の学習ジャーニーで、デジタルトランスフォーメーションの優れたツールや業種別アプリケーションに関するスキルの習得方法を確認できます。
- Communications Cloud Developer (Communications Cloud 開発者)
- Communications Cloud Consultant (Communications Cloud コンサルタント)
- Media Cloud Developer (Media Cloud デベロッパー)
- Media Cloud Consultant (Media Cloud コンサルタント)
- Energy & Utilities Cloud デベロッパー
- Energy & Utilities Cloud コンサルタント
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