属性カテゴリと属性を作成する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 商品デザイナーで商品属性カテゴリを作成する。
- 商品デザイナーで商品属性を作成する。
属性カテゴリと属性作成の概要
Infiwave の商品設計者である Devi は、自社のスマートウォッチ商品に含める属性のリスト (バンドの色、サイズ、容量など) をまとめました。この属性を Smartwatch (スマートウォッチ) オブジェクト種別に保存します。
バンドの色やバンドの種類などの一部の属性では、お客様がオプションのリストから好みに合うものを選べるようにするため、選択リストを接続します。オペレーティングシステムのような他の属性の値は、使用可能なオプションが 1 つしかないため設計時に設定する予定です。
商品デザイナーで属性を作成する手順は次のとおりです。
- 属性カテゴリを作成する。
- 商品属性を作成して選択リストを接続する。
属性カテゴリを作成する
まず、Devi は新しいスマートウォッチの属性を含めるための属性カテゴリを作成します。
- アプリケーションランチャー
で、Vlocity 商品デザイナーを見つけて選択します。
- Vlocity 商品デザイナーのナビゲーションメニューで、[Vlocity Attribute Categories (Vlocity 属性カテゴリ)] を選択します。
3.[Vlocity Attribute Categories (Vlocity 属性カテゴリ)] ワークスペースに、既存カテゴリのリストが表示されます。[New (新規)] をクリックしてカテゴリを作成します。
4.[New Vlocity Attribute Category (新規 Vlocity 属性カテゴリ)] 設定画面で、Wearables (ウェアラブル) 属性カテゴリを定義します。
次の表に、属性カテゴリの作成時に定義するプロパティを示します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Name (名前) |
属性カテゴリの短い名前を指定します。属性カテゴリ名は、実行時、カートの商品設定ウィンドウでヘッダーとして表示されます。 |
Code (コード) |
属性カテゴリの一意のコードを指定します。このコードは設計時にのみ表示されます。 |
Description (説明) |
属性カテゴリの目的についての説明を入力します。設計時にのみ表示されます。 |
Applicable Types (適用可能種別) |
新しい属性カテゴリが適用するオブジェクトをリストから選択します。商品属性カテゴリの作成時は、[Product2] を選択します。これは、商品のオブジェクト種別の作成に使用するベースオブジェクトです。 |
Applicable Sub Type (適用可能サブ種別) |
新しい属性カテゴリが適用するレコードタイプを選択します。属性カテゴリの作成時は、[Product Attribute (商品属性)] を選択します。プロファイルと契約期間の属性カテゴリを作成することもできます。 |
Display Sequence (表示順序) |
レコード詳細ページでの属性カテゴリの配置を設定する値を入力します。この数値は、すべての属性カテゴリで一意である必要があります。後でカテゴリを順序に挿入できるように、10 間隔の数値を使用することをお勧めします。 |
商品属性を作成して選択リストを接続する
新しい属性カテゴリの設定が完了した Devi は、関連付けられた商品属性の作成を始めます。
- 商品デザイナーのナビゲーションメニューで、[Vlocity Attributes (Vlocity 属性)] を選択します。
2.[Vlocity Attributes (Vlocity 属性)] ワークスペースで、[New (新規)] をクリックします。
3.[New Vlocity Attribute (新規 Vlocity 属性)] 画面で、Band Type (バンドの種類) 属性の項目を入力します。[Value Type (値の種別)] を [Picklist (選択リスト)] に設定し、[Picklist (選択リスト)] 項目で [Band Type (バンドの種類)] 選択リストを選択します。
次の表に、この設定プロパティについて詳しく示します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
Name (名前) |
商品属性の短い名前を入力します。この必須の値は、実行時、カートの設定ウィンドウに表示されます。 |
Code (コード) |
一意の属性コードを入力します。この必須の値は、設計時にのみ表示されます。このコードは一意の値にし、ATT_ というプレフィックスの後に英数字値を続けた形式にすることをお勧めします。属性の種別を示すラベルを入力することもできます (実行時を「RT」、設計時を「DT」、分解を「DC」として示すなど)。 |
Description (説明) |
属性の目的についての説明を入力します。この説明は設計時にのみ表示されます。 |
Active (有効) |
このチェックボックスをオンにすると、共有カタログ全体で属性が使用可能になります。 |
Attribute Category (属性カテゴリ) |
関連付けられた属性カテゴリを定義します。作成した各属性は属性カテゴリに割り当てる必要があります。この参照項目を使用して、適用可能なカテゴリ名を検索して選択します。 |
Encrypted (暗号化) |
このチェックボックスを使用して、個人情報などの非公開データ (社会保障番号など) を保護します。特定のユーザーのみがデータにアクセスできるようになります。 |
Value Type (値の種別) |
属性のデータ型を入力します。オプションには、通貨、パーセント、テキスト、数値、チェックボックス、日付、日時、選択リスト、複数選択リスト、ルックアップがあります。 |
Default Value (デフォルト値) |
テキスト値か数値のいずれかを入力します。この値は、選択リストが属性に接続されている場合は適用されません。 |
選択リスト |
選択リストを接続するには、ここで選択リストの名前を選択します。 |
Display Sequence (表示順序) |
カート内の商品詳細ページで属性カテゴリ内に属性が表示される順序を示す一意の数値を入力します。後で他の属性を簡単に挿入できるように、10、20、または 30 などの順序を使用します。たとえば、連番を「15」に設定して 10 と 20 の間に新しい属性を追加することが可能になります。 |
Filterable (絞り込み可能) |
このチェックボックスをオンにすると、カート内で属性を使用して商品を絞り込めるようになります。 |
Exclude From Basket Cache (買い物カゴのキャッシュから除外する) |
このチェックボックスは、属性が価格設定や設定の有効性に影響を与えない場合にのみオンにします。このチェックボックスをオンにすると、価格設定や設定に関する API 要求で属性がスキップされ、パフォーマンスが向上します。 |
4.上記のプロパティを設定したら、属性が適用される該当オブジェクトを選択します。
オブジェクト種別と商品の設定時に属性が参照項目に表示されるように、[Product (商品)] オブジェクトが選択されていることを確認してください。
Devi のケースに戻りましょう。他のスマートウォッチ属性を作成しながら、安堵のため息をついています。以前のシステムでは、新商品を作成するたびに属性を手動で定義する必要があり、その機能は非常に限定されていました。かなり面倒でした。共有カタログでは、属性を 1 回作成すれば、必要に応じて適用し、新しい商品をすばやく作成できます。新しいスマートウォッチ商品を作成するときが来たら、この属性を再利用し、固有の値を割り当てて商品をカスタマイズできます。
このモジュールでは、共有カタログで使用する選択リストと属性について詳しく学びました。基盤となるコンポーネントの作成が完了したため、この商品メタデータを保存するオブジェクト種別の作成をいつでも開始できます。
さらに詳しく学ぶには
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