ドキュメント生成ソリューションを使用する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ドキュメント生成の一般的なユースケースを挙げる。
- アプリケーション機能の使用方法の概要を説明する。
典型的なユースケース
見積は Industries Document Generation で生成できるドキュメントの一例にすぎません。実際には、Salesforce のどの標準オブジェクトまたはカスタムオブジェクトからでもドキュメントを作成できます。
ドキュメント種別とそれを使用するユーザーを詳しく見てみましょう。
ドキュメント種別 |
使用するユーザー |
|---|---|
|
契約
|
営業チームは、営業サイクル中に条項、義務、支払スケジュール、品目、電子署名などを含むカスタマイズされた企業契約を生成できます。また、機密保持契約やサービス契約も作成できます。 |
|
見積
|
保険エージェントや多くの業界のカスタマーサービス担当は、商品とサービスの複雑な見積を作成する必要があります。このような見積ドキュメントには、製造リベート、小売プロモーション、枠組合意などのセクションが含まれます。 |
|
提案
|
保険エージェントは多くの場合、複数の顧客の補償、リスク、賠償、スケジュールの詳細を定義する詳細な提案ドキュメントを生成します。 |
|
レポート
|
マネージャーやその他のロールは、進行中の商談、成立した商談、特定のキャンペーンからのリードなど、あらゆるものを表示する書式設定されたレポートを作成できます。 |
Industries Document Generation を活用する
Infiwave のセールスプロセスを合理化するという Sophia のミッションを覚えていますか? チームが見積ドキュメントを生成できるように、設定する必要があるフローを見てみましょう。
テンプレートのカスタマイズ
まず最初にSophia は、Microsoft Word または PowerPoint で .docx または .pptx テンプレートを作成します。見積ドキュメントの一部は動的になります。たとえば、顧客名、注文の詳細、見積日は見積ごとに異なります。このコンテンツにはトークンを使用して、JSON ソースのデータを生成されるドキュメントにマージします。
ドキュメントテンプレートデザイン
次のステップは、.docx または .pptx ファイルを Document Template Designer にアップロードすることです。Sophia は一意の名前とテンプレートの種類を定義し、トークンマッピング方法を選択します。トークンマッピングは JSON ベースであり、データは内部または外部のデータソースから取得できます。テンプレートを定義してテストしたら、ドキュメント生成プロセスで使用する準備が整います。
ドキュメント生成
次のステップはドキュメント生成プロセスの起動です。どのユースケースやシナリオでも、クライアント側ドキュメント生成とサーバー側ドキュメント生成という 2 つの方法のいずれかを使用してプロセスを設定できます。
-
クライアント側ドキュメント生成にはユーザー操作が必要であり、OmniScript を使用してドキュメントが生成されます。Salesforce には、この機能を実装するためにカスタマイズして使用できるサンプルの OmniScript と Integration Procedure が用意されています。
- 通常、サーバー側ドキュメント生成にはユーザー操作は必要ありません。代わりに、ドキュメントを生成する要求がバックエンドサーバーによって処理されます。
次の図は、クライアント側処理とサーバー側処理を使用したプロセスを示しています。
クライアント側とサーバー側のドキュメント生成を比較してみましょう。
リソース