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ドキュメント生成機能の詳細を知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Industries Document Generation の機能を説明する。
  • Document Template Designer について知る。

主要な機能

Industries Document Generation は非常に強力なソリューションです。チームは次のことを実行できます。

  • Document Template Designer ツールでドキュメントテンプレートを作成する。
  • テンプレートでデータトークン、条件ロジック、表を使用する。
  • オブジェクトベースのテンプレートを使用して、トークンを Salesforce オブジェクト項目に直接マッピングする。
  • JSON を使用して内部データと外部データを抽出してマッピングする。
  • さまざまなソースやプロセスを使用してドキュメントを生成する。

では、それぞれの機能について細かく見ていきましょう。

Document Template Designer

ドキュメントテンプレートは、生成されるドキュメントの構造、コンテンツ、形式を定義します。Document Template Designer は、Salesforce でドキュメントテンプレートを作成するためのツールです。このツールを使用すると、HTML ベースのテンプレート、Microsoft Word テンプレート、Microsoft PowerPoint テンプレートを定義して、パラグラフ、ページ列、表、画像などの書式設定されたテキストを使用できます。このデザイナーでは、既存のテンプレートを使用してドキュメントを生成したり、テンプレートの新しいバージョンを作成できます。

次のスクリーンショットは、ユーザーインターフェース (UI) と [Start New Template (新規テンプレートを開始)] 画面を示しています。ここで、さまざまなオブジェクト用のドキュメントテンプレートを作成します。

[Start New Template (新規テンプレートを開始)] 画面が表示され、[Template Settings (テンプレート設定)] セクションと [ファイル添付] セクションが強調表示されている Document Template Designer の UI

Template Designer を使用して、テンプレート設定を定義し (1)、アップロードされたドキュメント/ファイルを表示します (2)。

データトークン、条件ロジック、表

ときには複雑なプロジェクトを構築しなければならないことがあります。そのような場合には、テンプレートにトークンを挿入してさまざまな機能を実行できます。Industries Document Generation では次のようなトークン種別と機能がサポートされています。

トークン種別 機能

変数

ドキュメントテンプレートに JSON 要素として渡される変数の値を表示します。 

繰り返しコンテンツ

コンテンツセクション (商品のリストなど) を繰り返します。 

条件ロジック

Boolean 条件をチェックして、特定の条件が満たされた場合にコンテンツを表示します。コンテンツは表形式で表示できます。 

画像

生成されたドキュメントに動的画像を挿入します。

リッチテキスト

生成されたドキュメントにリッチテキストコンテンツを挿入します。 

ハイパーリンク

生成されたドキュメントに動的 URL を挿入します。

オブジェクトを使用したデータマッピング

HTML ベースのテンプレートを作成するときに、テンプレートを SFDC オブジェクトデータに関連付けることができます。次の図は、オブジェクトベースのデータフローとマッピングを示しています。

オブジェクトベースのドキュメント生成データフローとマッピングを示すフロー図

オブジェクトベースのテンプレートは契約、商談、注文、見積などの特定のオブジェクトにのみ適用されます。契約ドキュメントセクション内の各トークンは SFDC オブジェクト項目にマッピングされます。

JSON を使用したデータマッピング

Salesforce に保存されているデータまたは外部システムのデータをドキュメントに入力できます。Industries Document Generation テンプレートは、どのソースからでも JSON データを受け入れます。

次の図は、データの抽出と変換のしくみを示しています。

JSON ベースのドキュメント生成データフローとマッピングを示すフロー図

テンプレートを作成するときに、JSON インプットデータに関連付けることができます。たとえば、テンプレートは OmniScript の DataRaptor Extraction Step のインプット JSON データ、またはユーザーが直接入力する OmniScript のデータを受け入れることができます。

メモ

DataRaptor や OmniScript とは一体何ぞや、と思われているかもしれません。簡単に言えば、DataRaptor とはデータの取得、変換、更新を行う構成可能なサービスで、OmniScript はビジネスプロセスを完了するためのガイド付きパスをユーザーに提供します。どちらも OmniStudio ツールセットの一部です。再確認するには、「OmniStudio アーキテクチャ」モジュールを参照してください。

クライアント側またはサーバー側の処理

クライアント側とサーバー側のサンプル OmniScript を使用してドキュメントを生成できます。また、Salesforce Platform で独自の OmniScript、Integration Procedure、Apex クラスを作成してドキュメントを生成することもできます。Integration Procedure は、1 回のサーバーコールで複数のアクションを実行する宣言型のサーバー側プロセスです。生成されるドキュメントの最終的な出力形式は、.docx、.pptx、または .pdf です。 

プレビューモードでのクライアント側 OmniScript の例を次に示します。

サンプルのクライアント側 OmniScript のプレビュー

OmniScript によるガイドに従って、ドキュメントの生成に必要な各ステップを実行できます。この場合は次のステップが含まれます。

  1. オブジェクト ID を入力する
  2. テンプレートを選択する
  3. 生成オプション
  4. ドキュメントを生成する

契約、見積、商談のいずれのレコードページでも、関連するレコードから直接ドキュメント生成プロセスをトリガーできます。また、バックエンドプロセスとしてドキュメント生成を設定する必要がある場合もあります。

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