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Summer '22 で認定 Industries CPQ デベロッパー資格を更新する

学習の目的 

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Lightning Web コンポーネント (LWC) インターフェースを使用して Industries CPQ にアクセスする方法を説明する。
  • 一括アセット処理を使用して、複数のアセットを同時に選択する方法について説明する。
  • Vlocity Product Designer で商品、選択リスト、オブジェクト種別を作成して設定する方法を共有する。
  • Vlocity Product Designer のオファー仕様機能のメリットを挙げる。
メモ

この Trailhead バッジは誰でも取得できますが、このモジュールは認定 Industries CPQ デベロッパーの有資格者を対象としています。

Salesforce 認定資格

Salesforce 認定 Industries CPQ デベロッパー資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには指定された期日までに、CPQ デベロッパーの更新情報が記載されたこのモジュールを修了する必要があります。資格を維持するためにもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

この資格の詳細を知りたい方は、Trailhead の「Industries CPQ デベロッパー」資格ページをご確認ください。一般的な質問に対する回答が記載されています。

認定資格の機密を守る

質の高い認定試験を実施し、価値ある資格を認定することは Salesforce の最優先事項です。業界随一と広く認められている認定資格制度を維持するためには、試験のセキュリティを確保し、その機密を保持することが不可欠です。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、「Salesforce Credential and Certification Program Agreement (Salesforce 認定資格プログラム規約)」に同意いただく必要があります。詳細は、Trailhead ヘルプ記事「Salesforce Credential and Certification Program Agreement and Code of Conduct (Salesforce 認定資格プログラム規約および行動規範)」に記載の Salesforce 認定資格試験の受験ポリシーを確認してください。

過去数回のリリースで多数の機能が強化されています。ここでは、今回のリリースの機能強化で特に重要なものについて説明します。

Lightning Web コンポーネント (LWC) インターフェースを使用して Industries CPQ にアクセスする 

Winter '22 リリース以降、使い慣れた Lightning Web Components (LWC) インターフェースで Industries CPQ を使用できます。Salesforce アプリケーションランチャーから Industries CPQ アプリケーションを開くだけです。

ただし、このアプリケーションが刷新されている点に注意します。FlexCard と LWC では Industries CPQ のカートが再設計され、書き換えられています。LWC では、[商品を追加] を選択して、Industries CPQ アプリケーションの注文または見積から、あるいはセールスなどの別のアプリケーションからカートを開くことができます。また、取引先の [アセット] タブからカートを開くことも可能です。

新しい LWC インターフェースを利用すると、Industries CPQ のユーザーエクスペリエンスやパフォーマンスが向上します。Salesforce LWC の標準に準拠しているため、消費者のような直感的なエクスペリエンスが実現します。LWC インターフェースは Angular インターフェースよりも応答性が高く、バックエンド API へのコールが最適化されます。このすべてが結集されたことにより、クライアントの購入エクスペリエンスと営業担当の販売エクスペリエンスの双方が向上します。

LWC アプリケーションを使用するには、Industries CPQ データパック (リソースを FlexCard に変換するプロセス) を移行する必要があります。レベルベースのカートの更新 (LevelBasedApproach) をオフにして、Industries CPQ アプリケーションを表示します (OmniStudio ライセンスが有効になっていない場合はこの手順を使用します)。

一括アセット処理で複数のアセットを選択する  

日常業務の効率化が可能になりました! 一括アセット処理では、ビジネス上またはサービス上の同じ (あるいは異なる) 取引先から複数のアセットを選択して、同時に更新できます。複数のアセットを選択して、見積や注文を作成できるようになりました。その後、個別に、またはまとめて変更を実施できます。

次のようなメリットがあります。

  • 柔軟性 — 複数の登録者、サービスロケーション、通信業者のネットワークサイトのアセットを更新、修正、キャンセルできます。
  • 正確性 — アセットに対するアクションが非同期でリアルタイムに検証されます。
  • 拡張性 — 大規模なトランザクションでのアセットの更新、修正、移動、切断がサポートされます。

アセットの一括更新については、他にもさまざまな機能強化が実施されています。

  • アセットを見積または注文に移動する場合、アセットの価格変更により、反復的な価格設定が維持されるか、価格設定プランのパラメーターに基づいて反復的な価格が更新されます。
  • 一括アセット処理の完了時にユーザーに通知されます (またはエラーが発生します)。

Industries CPQ では、注文または見積の作成時にオファー ID に基づいてアセットがグループ化されるため、複数のアセットを簡単に更新できます。アセットのグループごとに、ルートバンドルの削除、省略可能な子バンドルの追加または削除、ルートバンドルや子バンドルの属性と項目の更新などを実行できます。

アセットのグループの更新を指定すると、ジョブが作成され、ジョブが非同期で処理されていることが通知されます。このジョブがバックグラウンドで処理されている間に、次に更新するアセットのグループを選択できます。ジョブの完了時に、変更が行われたことを伝える通知が届きます。

Vlocity Product Designer を使用して商品、選択リスト、オブジェクト種別を作成して設定する

変更を追跡するために、Vlocity Product Designer で商品、Vlocity 選択リスト、Vlocity オブジェクト種別を作成して設定できるようになりました。

この最大のメリットは、こうした変更を販売チャネルやその他のカタログ機能に表示せずに実行できることです。変更をリリースする準備ができたら、商品、選択リスト、オブジェクト種別の特定のドラフトバージョンに発効日とカスタムで自動生成されたバージョン番号を設定して、販売チャネルやその他のカタログ機能にリリースします。

ただし、商品、選択リスト、オブジェクト種別の新バージョンをリリースした後で、少数の項目を除き、そのバージョンにさらなる変更を加えることはできません (詳細は、「Lifecycle Status for Objects, Products, Projects, and Picklists (オブジェクト、商品、プロジェクト、選択リストのライフサイクルの状況)」を参照)。商品、オブジェクト種別、選択リストを変更する場合は、その新バージョンが必要です。

バージョン管理対象のオブジェクトはすべて、ドラフト状態とリリース済み状態の複数のバージョンをサポートします。

  • 商品のいずれかのバージョンからドラフトバージョンを作成します。
  • 商品仕様、選択リスト値、オブジェクト種別のリリース済みバージョンは削除できません。
  • 商品仕様、選択リスト値、オブジェクト種別のリリース済みバージョンを変更する場合は新バージョンを作成します。リリース済みバージョンには命名方式、発効日、状況が必要です。

既存の商品仕様、オファー、選択リスト、オブジェクト種別は、名前、説明、バージョンなどの条件で検索します。検索結果に参照可能な全バージョンが示されます。ドラフトとリリース済みバージョンの詳細を確認できます。2 つ以上のバージョンを比較して、変更内容を検証します。

[バージョン履歴] をクリックして、商品または選択リストのバージョン履歴を確認します。[バージョン] ダイアログが表示され、商品または選択リストのバージョン、参照可能になった日、作成日が示されます。[バージョン] ダイアログで [新しいバージョン] をクリックすると、商品または選択リストの新バージョンを作成できます。

商品バージョン管理を Digital Commerce ソリューションに拡張すれば、商品のイノベーションや市場への対応が加速されます。営業チームは商品バージョン管理を使用して、ビジネスを中断することなく、既存のオファーに対する変更をサポートして追跡できます。また、商品バージョン管理機能を使用して、ビジネスを中断することなくオファーを変更したり、変更をリリースしたりすることもできます。この機能が Digital Commerce ソリューションに拡張されました。

Digital Commerce の商品バージョン管理を使用して次のことができます。

  • ビジネスを中断することなく、進行中のトランザクションに商品の変更を適用する。
  • CPQ や注文履行にバージョン管理を使用して失注を減らす。
  • 商品バージョンを追跡して比較する。Digital Commerce ソリューションを使用した正確な注文作成に、商品設定の定期的な変更を反映させます。

Digital Commerce の商品バージョン管理は次の機能をサポートします。

  • 参照と検索: キャッシュ可能なすべての API の referencedatetime という URL パラメーターを使用して、現在の日時または参照日時において有効な商品バージョンを確実に返します。デフォルトは GMT の currentDate() です。
  • Digital Commerce の拡張キャッシュ: 商品のバージョン管理を認識する Populate API や Regenerate API のキャッシュジョブなどです。
  • 設定操作とバスケット操作: Digital Commerce のカスタマージャーニーで選択した、商品バージョンに固有の商品設定やチェックアウトを正確にキャプチャします。
  • Populate API のキャッシュジョブ: 同じ商品の複数のバージョンのキャッシュを生成する、バージョン情報リストジェネレーターという新しいバッチジョブもこの 1 つです。このジョブには、同一の商品やプロモーションの全バージョンに関する情報が含まれます。
  • タイムスライス: 間隔が異なる商品バージョン設定のスナップショットの情報を保持します。

Digital Commerce ソリューションでは、主としてカタログ定義に基づいて商品オファーと子商品がキャッシュされます。バージョン管理を有効にすると、キャッシュ管理とジョブが拡張され、オファー、新規購入フロー、変更注文の参照をサポートするタイムスライスによってオファー構造定義のすべてのバージョンがキャッシュされます。

Digital Commerce ソリューションは、オンプラットフォームの Salesforce レイヤーでキャッシュ可能な API のバージョン管理をサポートします。Digital Commerce API は、キャッシュ初期化バッチジョブ (Populate API のキャッシュ)、キャッシュ更新バッチジョブ (Regenerate のバッチ)、キャッシュの欠落フローの処理中にキャッシュされたデータのいずれかで生成されたキャッシュ API 応答テーブルの永続キャッシュを利用します。

1 つの catch: Digital Commerce では、バージョン管理が有効の場合、将来のキャッシュはサポートされません。

Vlocity Product Designer のオファー仕様機能について知る 

商品の仕様やオファーは、簡易なもの (スタンドアロン) もあれば、バンドルされているものもあります。オファーは、オブジェクト種別や商品仕様に関連付けることができます。

次の設定を使用して、商品の仕様やオファーを定義できます。

  • 仕様種別: 作成する仕様の種別 (オファー、商品、リソース、サービス) を設定します。オファーの仕様と、子を商品に追加する場合はこの設定が必須です。
  • 仕様サブタイプ: 仕様が簡易かバンドルか選択します。この設定は強く推奨されますが、必須ではありません。
  • 商品仕様 ID: 関連付けられている商品仕様を選択します。[商品仕様] 項目は、簡易オファーの場合のみ表示されます。
メモ

Digital Commerce では現在オファー仕様がサポートされていませんが、まもなくサポートされる予定です(追って詳細をお知らせします)。

仕様種別
仕様サブタイプ
商品仕様 ID

オファー

簡易

  • 商品仕様 (リソースやサービスではない) またはオブジェクト種別に関連付けることができるが、両方に関連付けることはできない。オファーが商品仕様に関連付けられていない場合は、ブレンドオファーになります。
  • 子オファーを設定できない。

バンドル

  • 商品仕様に関連付けることはできないが、オブジェクト種別を設定できる。
  • 子オファー (子商品仕様ではない) を設定できる。
  • バーチャル (オファーが親オファーの子である場合) または非バーチャル (オファーがバンドルのルート商品である場合) にすることができる。

Null

  • 後方互換を目的とする。
  • デフォルトで、オファーがバンドルとして扱われるため、子オファーを設定できる。

商品

サービス

リソース

簡易

  • 商品仕様に関連付けることはできない。
  • 子商品仕様 (子オファーではない) を設定できない。
  • バンドル仕様の子にすることができる。
  • オブジェクト種別を参照できる。

バンドル

  • 商品仕様に関連付けることはできない。
  • 子仕様を設定できる。バーチャルにすることができる (ただし、子仕様を除く)。
  • オブジェクト種別を参照できる。
  • バーチャル (仕様が親仕様の子である場合) または非バーチャル (仕様がバンドルのルート商品である場合) にすることができる。

Null

  • 後方互換を目的とする。
  • デフォルトで、仕様がバンドルとして扱われるため、子仕様を設定できる。

ただし、この設定を使用して商品を定義するときは次の点を考慮します。

種別
制限

関連付けられる仕様またはオブジェクト種別

  • 商品仕様をオファーに関連付けることができる。
  • 1 つのオファーに商品仕様を 1 つだけ設定できる。他方、商品仕様は複数のオファーに関連付けることができる。
  • 商品仕様を別の商品仕様に関連付けることはできない。

バンドル

  • 親と子の仕様種別が、バンドルされた仕様またはバンドルされたオファーと一致している必要がある。
    • オファーに、[仕様種別] が [オファー] に設定されている子商品のみを設定できる。オファーに子商品仕様を設定することはできない。
    • 商品仕様に、[仕様種別] が [商品] の子商品のみを設定できる。
    • リソース仕様とサービス仕様には、[仕様種別] が親商品と同じ値に設定されている子商品のみを設定できる。
  • 子商品を設定するには、商品に [仕様種別] の値が設定されている必要がある。

価格設定とプロモーション

  • [仕様種別] (オファー、商品、Null) が設定されている商品は、価格設定の調整や上書きが認められる。
  • [仕様種別] (サービス、リソース) が設定されている商品は、価格調整/上書きが認められる。

リソース

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