Skip to main content
Build the future with Agentforce at TDX in San Francisco or on Salesforce+ on March 5–6. Register now.

ソース/ターゲット属性ベースの価格設定を行う

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ソース/ターゲット属性ベースの価格設定の利点を説明する。
  • ソース/ターゲット属性ベースの価格設定の方法を説明する。

最後のタスク

Infiwave の開発者である Eliza は Infiwave での価格管理方法を大きく改善しました。営業チームとマーケティングチームから感謝されていますが、やることはまだ残っています。最後のタスクは、顧客が別の特定商品を Industries CPQ カートに追加した場合にのみ商品価格の自動調整がトリガーされるよう設定することです。価格設定マネージャーは、その取りかかりとしてバックパックプロモーションを挙げています。

ソース/ターゲット属性による価格設定

属性ベースの価格設定を使用すると、カートに別の商品が入っていることに基づいて商品の価格を制御する連動関係を作成できます。価格を制御する商品が「ソース」、ソースに基づいて価格が調整される商品が「ターゲット」です。

Eliza はこの設定を行う前に、価格設定マネージャーからの要件を確認します。Back to School Student (新学期学生) キャンペーンには、Back to School Backpack (新学期用バックパック) と、DSL Service (DSL サービス) 商品および Installation (インストール) 商品を含むバンドルが含まれます。インターネット商品にフルサービスインストールを選択した顧客は、バックパックを無料でもらえます。

次の図が示すように、DSL Service (DSL サービス) 商品がソースになり、Back to School Backpack (新学期用バックパック) がターゲットになります。

ソース商品とターゲット商品が含まれるソース/ターゲット属性ベースの価格設定。

ルックアップテーブルを作成する

すでに Playground 組織には、ソース/ターゲット属性による価格設定をサポートする決定マトリックス「SourceTargetAttributePricingMatrix」が設定されています。このマトリックスを開き、新しいバージョンを作成します。

決定マトリックス SourceTargetAttributePricingMatrix V1 の [New Version (新規バージョン)] ボタン。

新しいマトリックスバージョンで、行を追加し、入力データ項目にソース商品の名前とコード、特性の名前と値を入力します。出力データ項目に、ターゲット商品の名前、月額定期請求 (MRC)、非定期請求 (NRC) を入力します。

次のスクリーンショットでは、ソース商品の名前が「Installation」(インストール) と設定されています。特性名には商品の「Installation Type」(インストール種別) 属性が示され、特性値は「Full Service Install」(フルサービスインストール) と設定されています。[Target Product Name (ターゲット商品名)] には、価格が調整される商品の名前を入力できます。バンドル内にある商品の特定の出現のみを価格設定する場合、パスパラメーター (Path1 など) を使用します。

SourceTargetAttributePricing マトリックスの入力データ行と出力データ行。

完了したら、マトリックスを保存して有効にします。

式セットを作成する

次に、Eliza はルックアップテーブルを使用して計算を実行する式セットを作成します。この式セットの設定は、標準属性ベースの価格設定で作成したものとほぼ同じです。

式セットビルダーで次の手順を実行します。

  • SourceTargetAttributePricingMatrix をコールするルックアップテーブル要素を追加する。
  • MRC 出力と NRC 出力の 2 つの式セット変数を設定する。
  • ルックアップテーブルからの MRC 出力と NRC 出力を式セット変数に対応付ける 2 つの計算ステップを作成する。

SourceTargetAttributePricingMatrix 式セット。

最後に、式セットを保存して有効にします。

価格設定プランステップを作成する

他の属性ベースの価格設定を行ったときと同じように、Eliza はソース/ターゲット属性による価格設定のルックアップテーブルと式セットを実行する価格設定プランステップを作成します。

[General Properties (一般属性)] パネルで、ステップの名前、実装名、メソッド名、順序を入力します。

新しい価格設定プランステップの [General Properties (一般属性)] パネル。

次に、ステップのパラメーターを入力します。[Parameters (パラメーター)] ウィンドウで、[ProcedureName] 項目に式セット名を入力し、[MatrixName] 項目にルックアップテーブル名を入力します。出力列 [Target Product Name (ターゲット商品名)] に「Path1」と入力したことを覚えていますか? ここで、このパスを商品に割り当てます。価格設定プランステップは Back to School Backpack (新学期用バックパック) に適用されますが、適用されるのは Back to School Student (新学期学生) キャンペーンの一部である場合のみです。

次の形式を使用して対象パスを入力します。

[root product name]<[parent1 product name][parent2 product name][…]<[product name]

価格設定プランステップのパラメーター。

変更内容を保存すると、価格設定プランの上部に新しい価格設定ステップが表示されます。

最後に、Eliza は作業内容をテストします。注文を起動し、Back to School Student (新学期学生) キャンペーンをカートに追加します。

[Installation Type (インストール種別)] を [Full Service Install (フルサービスインストール)] に変更すると、Back to School Backpack (新学期用バックパック) の価格が $0 と表示されます。バックパック商品を単品でカートに追加した場合、定価が表示されます。これがソース/ターゲット属性ベースの価格設定の威力です。

営業チームとマーケティングチームは、Eliza が新たに設定したすべての価格設定機能に満足しています。商品デザイナーと価格設定デザイナーは、管理する必要のあるカタログコンポーネントが増えないことに喜んでいます。属性ベースの価格設定を使用すれば、いいことずくめです。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む