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注文品目と納入商品の価格を変更する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 価格変更のインターフェースと実装の目的を挙げる。
  • 価格の使用可能日を使用して商品の価格変更を行う方法を説明する。
  • コンテキストルールを使用して納入商品の価格を変更する方法を説明する。
  • 取引先の納入商品を価格変更する方法を簡潔に説明する。

速やかな対応

価格変更は、価格が経時的に変動する商品に対応する場合に便利なメカニズムです。頻繁に変化する変数 (通貨換算レート、エネルギーコスト、利用状況価格など) を制御できます。注文、見積、商談のすべての品目の請求金額、または特定商品のみの請求金額を調整できます。顧客がすでに使用している納入商品の価格を変更することもできます。

Infiwave マーケティングチームのリクエストにより、開発者の Eliza は Infiwave が市場の変動に素早く対応して競争力を維持できるように、Industries EPC での価格変更の設定に取り組んでいます。もちろん、新しい価格を提供商品に割り当てるのは簡単なことですが、注文を送信済みの顧客や商品をすでに使用している顧客についてはどうすればよいのでしょうか?

Training Playground に登録する

このモジュールにはハンズオン Challenge がありませんが、練習のために手順を試してみたい場合は、Industries CPQ とサンプルデータを含む特別なトレーニング組織が必要です。通常の Trailhead Playground には、Industries CPQ やサンプルデータは含まれていません。

次の手順に従って、今すぐ無料のトレーニング組織を取得してください。

  1. Industries Training Playground にサインアップします。
  2. フォームに記入します。
    • 名と姓を入力します。
    • 有効なメールアドレスを入力します。
    • 会社名を入力します。
    • [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  3. 確認メールが届いたら (数分かかる場合があります)、メールに記載されている情報に従って Trailhead Playground にログインしてください。

実践的な練習には、以降の単元の「リソース」セクションにあるプラクティスガイドを使用してください。

価格変更の基本

Industries EPC では、価格変更サービスがバックグラウンド処理として価格の正確さを確認します。具体的には、価格リストエントリの使用可能日を評価、検証します。適用済みのコンテキストルールの条件を品目がまだ満たしていることと、手動調整が引き続き適用されるかも確認します。

価格リストエントリの検証を実行する価格変更サービス。

この図が示すように、価格変更サービスでは価格リストエントリを検証し、価格、調整、コンテキストルール、使用可能日が引き続き適用可能であることを確認します。

インターフェースと実装

RepricingInterface を使用して、商品価格を簡単に変更できます。2 つの実装が含まれています。

  • DefaultRepricingImplementation は既存価格を維持します。
  • RepricingElementServiceImplementation は品目または品目の親オブジェクト (注文品目、注文ヘッダーなど) の価格変更を行います。この価格変更は、価格変更サービスが実行した時点における商品またはプロモーションの価格リストエントリの発効日に基づきます。

RepricingInterface に加えて、価格調整のコンテキストルールを使用して価格変更をサポートする RepricingManAdjEligibilityInterface もあります。このインターフェースを使用するには、RepricingManualAdjEligibilityService 実装を有効にする必要があります。

メモ

価格変更のインターフェースと実装では属性ベースの価格設定はサポートされません。属性ベースの価格設定には別の実装を使用します。

価格変更を実行するには、RepricingInterface の実装で RepricingElementServiceImplementation を [Active (有効)][Default (デフォルト)] に設定します。

RepricingInterface で [Active (有効)] と [Default (デフォルト)] に設定された RepricingElementServiceImplementation。

実装が有効になったため、価格変更サービスを実行できます。

価格変更 API

価格変更 API の呼び出し方に応じて、注文、見積、商談、納入商品の対象品目をすべての品目、または特定の品目に指定できます。一括処理ジョブを実行して複数のオブジェクトの品目の価格を変更することもできます。詳細は、この単元の最後にある「リソース」セクションのリンク先を参照してください。

注文品目の価格変更

試しに、Infiwave のマーケティングチームは Eliza に、今日からデータプラン商品の価格を下げてほしいと依頼しました。履行にまだ送信されていない保留中の注文に新しい価格を使用できるようにしてほしいと思っています。Eliza はこの変更を行うにあたり、新しい価格リストエントリを商品に追加し、使用可能日を調整した後に、価格変更サービスを実行します。

プラクティスガイド「Work with Repricing (価格変更を操作する)」を使用して、この手順を一緒に実行してみましょう。

コンテキストルールの条件に応じた取引先の納入商品の価格変更

価格変更の成功を喜んでいる Eliza は、Acme 取引先に関してマーケティングチームから別の依頼を受けました。Infiwave は、プラチナ顧客であるという理由でインターネット商品の特別価格を Acme に提示していましたが、Acme はもうプラチナ顧客ではありません。Acme のサービスレベル契約 (SLA) のステータスが変わっていることから、Eliza はこの商品の価格を上げる必要があります。

Eliza は、以下のインターネット商品の [Pricing (価格設定)] タブに示されているように、コンテキストルールによってプラチナ顧客にのみ特別な価格設定が適用されていることがわかっています。

$20 という価格エントリ上のプラチナ取引先ルールセット。

プラチナ取引先ルールセットによって、定期価格が $20 に設定されています。Acme はプラチナ顧客ではなくなったため、更新する必要があります。

プラクティスガイド「Work with Repricing (価格変更を操作する)」を使用して、Eliza がこの変更を行う手順を一緒に実行してみましょう。

次の単元

マーケティングチームは、Eliza が調整してくれたことに感謝しています。チームは、注文内の品目の価格と顧客が購入済みの商品の価格を両方変更できたことに驚いています。魔法をかけたようだと言われましたが、Eliza には価格変更インターフェースが機能したにすぎないことがわかっています。

それでは、Eliza と一緒に価格設定フックについて詳しく学びましょう。

リソース

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