Salesforce ページへの Quip コンポーネントの追加
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce インスタンスに特定の Quip コンポーネントを追加する方法を理解する。
- チームにとって最も価値のある Quip コンポーネントを特定する。
Quip コンポーネントは、チームに最適なプロセスを組み合わせるために使用する基本要素です。ただし、チームの生産性を高めるために使用するには、まず先に Quip コンポーネントを Salesforce のインスタンスに追加する必要があります。
次のプロセスに従って、Quip コンポーネントを商談、取引先、取引先責任者、ケースなどに追加します。たとえば、取引先に文書コンポーネントを追加できますが、通知コンポーネントはユーティリティバーに追加します。
1.任意の取引先ページに移動します。 をクリックして、[編集ページ] を選択します。
2. 検索バーに Quip
と入力します。
3 つのオプションが表示されます。
- Quip 関連文書
- Quip 文書
- Quip 通知
3.Quip コンポーネントと通知コンポーネントの場合は、ページにドラッグして [保存] をクリックします。文書コンポーネントの場合は、さらにいくつか追加の手順を実行する必要があります。
Quip 文書を追加する前に、次の操作を実行します。
- Salesforce レコードに異なる Quip 文書を設定する場合、カスタム項目を作成する。
- 異なる Quip テンプレートを設定する場合は、2 番目のカスタム項目を作成してテンプレートの URL を保存します。
- Salesforce を Quip に接続する。[設定] に移動して、[クイック検索] ボックスに「Quip」と入力し、画面に表示される手順に従います。接続プロセスの各ステップの説明があります。
Quip 文書を追加する手順は、次のとおりです。
- 顧客の取引先ページなど、Quip 文書コンポーネントを追加する Salesforce ページに移動します。
- をクリックします。
- [編集ページ] を選択し、Lightning アプリケーションビルダーに移動します。
- 左ペインで、[Quip 文書] (1) を選択してキャンバス (2) にドラッグします。右ペインに、[レコードごとに 1 つのテンプレート] オプション (3) が選択された 4 つの Quip 文書コンポーネント設定オプションが表示されます。
5.左ペインで、Quip 文書の動作を説明する設定オプションを選択し、必須項目に値を入力します。必須項目は選択したオプションによって異なります。
- レコードごとに異なる文書 — Quip 文書の URL を保存するカスタム項目の名前を入力します。ユーザーは、既存のドキュメントを埋め込むか、新しいドキュメントを作成して埋め込むことができます。必要に応じて、システム管理者は項目の Apex トリガーを作成するか Flow Builder を使用して、特定の Quip 文書を項目に事前入力できます。
- すべてのレコードで同じ文書 — Quip 文書の URL を入力します。アクセスすると、ページおよびそのページに関連付けられたすべてのレコードに Quip 文書が埋め込まれます。
- レコードごとに 1 つのテンプレート — 共有 Quip テンプレートの URL (4) および Quip 文書の URL を保存するカスタム項目の名前 (5) を入力します。ユーザーはページを使用するときに、テンプレートに基づいて各レコードの文書を作成します。注意: URL リンク (4) には、共有ドキュメントのリンクを入力する必要があります。それ以外を入力すると、この機能は正常に動作しません。
- レコードごとに異なるテンプレート — Quip 文書の URL を保存するカスタム項目の名前および Quip テンプレートの URL を保存する項目の名前を入力します。システム管理者は、項目の Apex トリガーを作成するか Flow Builder を使用して、テンプレート項目に事前入力する必要があります。ユーザーは、文書の作成元の Quip テンプレートを選択します。
6.他のユーザーが埋め込み Quip 文書の表示、編集、またはアクセス権の要求を行うことができるかどうかを指定します。
(必要に応じて、[カスタムコンポーネント表示ラベル] 項目に埋め込み Quip 文書のカスタム表示ラベルを入力します。)
7.コンポーネントの高さ (ピクセル単位) を入力します。[保存] をクリックして、[有効化] をクリックします。
8.[有効化: 取引先レコードページ] で、[組織のデフォルトとして割り当て] をクリックし、ページを閉じます。Lightning アプリケーションビルダーを終了するには、[戻る] をクリックします。Quip 文書コンポーネントがドラッグした場所に表示されます。
[レコードごとに異なるテンプレート] を選択した場合、テンプレート項目の Apex トリガーを作成してテンプレートの URL を事前入力します。
おめでとうございます。Salesforce と Quip が接続されました。これらの手順を実行することで、Salesforce データを Quip に双方向に同期する機能を有効にしました。これで、標準オブジェクトとカスタムオブジェクトの両方を使ったアプリケーションの検討を始めることができます。たとえば、次のことができます。
- Quip 文書を Salesforce オブジェクトに添付する。これらの文書はファイルとして保存され、Salesforce グローバル検索を使用して見つけることができます。
- Salesforce ライブアプリケーションを使用する。これら (Salesforce レコードライブアプリケーションと Salesforce リストビューライブアプリケーション) を使用して、Quip 文書から双方向同期で Salesforce データを表示または更新します。
- ライブレポートを Salesforce から Quip にエクスポートする。リアルタイムで自動的に更新される Quip 文書にライブデータセクションを挿入します。
リソース
- Quip: Set up Quip Notification Component in the Utility Bar (ユーティリティバーの Quip 通知コンポーネントの設定)
- Quip: Creating Managed Sites for Partner Collaboration and Testing Workflows (パートナーコラボレーション用管理サイトの作成とワークフローのテスト)
- Quip: Salesforce Spring '19 Release Quip Updates: Salesforce Admin Guide (Spring '19 リリース Quip の更新: Salesforce システム管理者ガイド)
- Quip: Summer '19 Release Quip Updates: Salesforce Admin Guide (Summer '19 リリース Quip の更新: Salesforce システム管理者ガイド)
- Salesforce サポート: Quip 文書コンポーネント
- Salesforce サポート: Lightning ページへの Quip 文書コンポーネントの追加