今後の製品リリースに採用されるアイデアを追跡する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 今後のリリースの計画時に優先度設定サイクルの結果をどのように活用するのか説明する。
- Salesforce 製品マネージャーが更新したアイデアの最新状況を確認する。
- 以前の優先度設定サイクルで製品ロードマップに追加されたアイデアを検索する。
称賛前の一休み
2 週間の優先度設定サイクルの終わりに、結果が IdeaExchange に投稿されます。Jose はサイトに戻り、自身のアイデアのランキングを確認します。Jose のアイデアがなんと 3 位にランクされていました。「カレンダーエントリをドラッグアンドドロップする」という 4 位のアイデアよりも 20,000 枚も多くのコインを獲得していました。つまり、Jose のアイデアが開発されるということです、よね? ちょっと待ってください。そうと決まったわけではありません。
Salesforce 製品チームは優先度が上位のアイデアに着手するつもりですが、ここで重要な点は、リリースプロセスの計画の段階で想定どおり進行できるかどうかを検証し、連動関係が動作することを確認して、チームが予定されている期間内に高質の機能をデリバリーできるようにすることです。優先度設定サイクルの終了後、ロードマップの更新に通常は 3 ~ 4 か月を要します。そのため、Jose は根気よく待ち続ける必要があります。
アイデアの状況を確認する
アイデアの状況が変わると (チームがアイデアの開発を決定した場合など)、通常は製品マネージャーがアイデアにコメントを追加します。通知の受信にオプトインしている場合は、コメントが付けられた時点で通知を受け取ります。
製品チームがリリース計画をまとめ、開発フェーズに進めた時点で、製品マネージャーが優先度が上位のアイデアの状況を [開発中] に変更します。[開発中] になったアイデアは、IdeaExchange の [Prioritization (優先度設定)] ページにある [Winners (勝者)] セクションで勝者と宣言されます。[Winners (勝者)] セクションには、優先される各機能が製品に正式リリースされる予定日も示されます。
優先度設定リストに掲載されたアイデアで、開発に進まなかったものは、[Open (オープン)] 状況に戻ります。製品マネージャーは、その後のリリースを検討し始めるときにも、そうしたアイデアが優先度の上位にランクされたことを覚えています。そして、オープン状態に戻ったアイデアがまた上位にランクインし、チームがその後の開発サイクルで着手できるものである場合には、次回のサイクルの優先度設定リストに掲載される可能性が高くなります。
称賛すべき理由
Jose は、Salesforce 製品マネージャーによって自身のアイデアが更新されたことに気が付きました。[開発中] になったのです! IdeaExchange の [Prioritization (優先度設定)] セクションにアクセスし、自身のアイデアが本当に勝者と宣言されているかどうか確かめます。リリースの計画時に、Wanda は想定どおり進めることができるかどうかを確認し、1 回の開発サイクルの終わりにこの機能をデリバリーできると判断しました。
Cloud Kicks の Linda も Jose のアイデアの状況が更新されていることを確認します。開発サイクルが通常 4 か月かかることを認識し、受賞者のページでリリース予定日がまだ先であることを確認した Linda は、Jose のアイデアに倣って今すぐ称賛することにします。会場を埋め尽くす人々が拍手をしている写真を印刷し、Jose がランチに行っている間にモニターに貼り付けました。ランチから戻った Jose がニヤリと微笑み、自身がコミュニティとともに Salesforce 製品を向上させたことにより、4 か月後には営業担当も Salesforce で各自のマイルストーンを祝いながら微笑んでいるところを想像します。