施設と時間ブロックの作成
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- EDA で施設を作成する。
- EDA で時間ブロックを作成する。
重要な「場所と時間」
授業やその他の学校活動をスケジュールするとき重要なのは、イベントの場所と時間です。EDA では場所を施設で、時間を時間ブロックで表します。
- 施設には、教室、講堂、研究室など、キャンパス活動が行われる場所を指定できます。また、学生活動が直接行われない学校の建物 (メンテナンスや IT 施設など) が使用されることもあります。
- 時間ブロックには学校で追跡する時間枠、たとえば科目が開講される時間や施設を利用できる時間などを指定できます。
場所を表す施設
教育機関の規模や構造に関係なく、施設は EDA の設定の重要な要素となり得ます。キャンパスに建物、オフィス、教室、学習用スペースがある場合は、施設を使用します。施設オブジェクトの使用例をいくつか見てみましょう。
- Nina は施設を使用して Cloudy College の開講科目と特定の教室や講堂を関連付けています。また、教職員メンバーと各オフィス、学生と割り当てられた寮の部屋を関連付けるのにも施設を使用しています。
- 施設レコードは、教室や活動エリアを表すほかにも、プロパティアセット間のリレーションを定義するためにも使用できます。たとえば、Nina は Smith Science Building (スミスサイエンスビルディング) という親施設レコードを作成し、その下に East Wing (東棟) と Lecture Hall 103 (講堂 103 号) という施設レコードをネストしました。
施設レコードの作成
Cloudy のシステム管理者 Nina Brown が、Smith Science Building に East Wing と Lecture Hall 103 という施設レコードをネストして作成したことを前述しました。次に、これらのレコードを作成し、関連付けるために Nina が実行した手順を説明します。
- EDA で [施設] タブに移動し、[New (新規)] をクリックします。タブが表示されない場合、アプリケーションランチャー () で [施設] を見つけて選択し、[New (新規)] をクリックします。
- 施設レコードの詳細を入力します。
- 施設の名前を追加します。この例で Nina が入力する施設名は
Smith Science Building
(スミスサイエンスビルディング) です。 - 施設の責任者である団体を表す取引先に施設を関連付けます。Nina は Smith Science Building を Cloudy College の教育機関取引先に関連付けます。
- 施設定員、より大きな (親) 施設の一部かどうかなど、その他の情報を指定します。Nina は Smith Science Building の親施設項目を空白のままにします。
- 施設の名前を追加します。この例で Nina が入力する施設名は
- [保存 & 新規] をクリックします。
- 新しい施設レコードの詳細を入力します。
- Nina がこのレコードで入力する施設名は
East Wing
(東棟) です。 - これを Cloudy College の教育機関取引先に関連付けます。
- East Wing は Smith Science Building の一部なので、[Smith Science Building] を親施設として選択します。
- Nina がこのレコードで入力する施設名は
- [保存 & 新規] をクリックします。
- 新しい施設レコードの詳細を入力します。
- Nina がこのレコードで入力する施設名は
Lecture Hall 103
(講堂 103 号) です。 - これを Cloudy College の教育機関取引先に関連付けます。
- Lecture Hall 103 は Smith Science Building の East Wing にあるため、[East Wing] を親施設として選択します。
- Nina がこのレコードで入力する施設名は
- [Save (保存)] をクリックします。
これで、Cloudy キャンパス内の建物を表す施設レコードが作成され、その建物の 1 棟と、その棟内の講堂を表す施設レコードがそれぞれ適切にネストされました。建物内の有効な施設スペースをすべて設定するまで、Nina は引き続き追加の棟と部屋の施設レコードを作成してネストすることができます。
時間を表す時間ブロック
EDA では、時間ブロックは何かがスケジュールまたは追跡される期間を指します。この「何か」には、科目、ミーティング、イベント、活動などが挙げられます。Nina は時間ブロックを使用して Cloudy で特定の科目が開講される時間を定義します。Nina は 2020 年秋学期に開講される解剖学科目の時間ブロックを作成しようとしています。この後、この時間ブロック先を作成するために実行する手順を説明します。
時間ブロックレコードの作成
時間ブロックを作成する前に、関連付ける取引先を設定しておくことをお勧めします。この取引先は教育機関全体または大学内の学部を表すのが理想です。Nina は作成する時間ブロックに Cloudy College の教育機関取引先を使用します。
施設レコードと同様、設定時に学校で追跡する特定の時間枠ごとに時間ブロックレコードを作成します。時間ブロックデータの実装を始めるときには、おそらく複数のレコードを作成することになるので、1 回の作業セッションで複数のレコードを作成する次の手順に従ってください。
- 教育機関などの取引先レコードから、[Time Blocks (時間ブロック)] 関連リストで [New (新規)] をクリックします。
- たとえば、Nina は [Cloudy College] 取引先レコードを選択します。
- 時間ブロックの名前を入力し、開始時刻と終了時刻を追加します。取引先名は変更しないでください。
- Nina はこの時間ブロックに
Section 1
(セクション 1) と名前を付けます。開始時刻を9:00am
、終了時刻を10:15am
と入力します。
- Nina はこの時間ブロックに
- 必要に応じて省略可能な項目に入力します。[保存 & 新規] をクリックし、必要に応じて追加の時間ブロックレコードの作成を続けます。
EDA でのキャンパスの設定方法の説明は以上です。お疲れさまでした。このモジュールに含まれている取引先とその他のレコードを作成して、EDA でつながりのあるキャンパスを構築するための基盤を設定しました。次のステップは何だと思いますか? 人を追加することです。EDA を活用するために重要なのは、Salesforce に人を追加することです。準備ができましたら、「EDA の対象者管理」モジュール (「リソース」セクションにリンクがあります) で EDA 管理者ジャーニーの次のステップにお進みください。