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EDA 設定と ERD の操作の習得

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • EDA 設定と基本設定の操作を知る。
  • EDA のエンティティリレーションダイアグラム (ERD) について説明する。

EDA 設定のツアー

EDA 設定には教育機関の固有のニーズに合わせて特定のオブジェクトを設定するのに役立つさまざまな情報が含まれています。EDA は柔軟にカスタマイズできるため、EDA 設定に何が含まれていて、それらをどのように使用することで学校コミュニティのニーズを満たすことができるかを理解することは、システム管理者の業務にとって非常に重要です。この単元では、EDA 設定の操作、知っておくべき用語、エンティティリレーションダイアグラム (ERD) について説明します。これらの EDA 設定の基本を習得した後には、EDA 設定の詳細とベストプラクティス専用のモジュールを参照できます。それがこのトレイルの次のモジュールです。この単元の最後にある「リソース」セクションにもリンクがあります。

Cloudy College の Nina Brown は教育業界での経験が豊富なシステム管理者で、EDA 設定に精通しています。彼女に案内してもらいましょう。本番組織または Trailhead Playground に EDA をインストールした場合は、ログインして同じ手順を実行できます。次の手順に従って EDA 設定に移動し、設定を開始してください。

  1. ホームページで [Education Cloud 設定] タブをクリックします。 
    1. このタブがホームページに表示されていない場合は、[その他] の下に入れ子になっている可能性があります。また、[Education Cloud 設定] を検索して選択することでも、アプリケーションランチャーから [Education Cloud 設定] に移動できます。
  1. [製品] にある Education Data Architecture を見つけて、[設定] をクリックします。

[Education Cloud 設定] タブで EDA の [設定] ボタンを選択します。

EDA にはそのまま使用できる標準機能が多数ありますが、自分と自分の教育機関にとって EDA が最適に機能するように独自の設定を行うことも可能です。そのための場所が EDA 設定です。EDA 設定には作業を開始するためのガイドがあります。このガイドに従って主要な設定の判断を行うことで、自分の教育機関にとって使いやすいように Salesforce 組織を設定できます。

左側のパネルにある設定バーから EDA 設定を操作します。

より優れた判断の指針になるように、EDA のいくつかの重要な標準オブジェクトについてと、その各オブジェクトが互いにどのように関連しているかを知っておくと役立ちます。Nina は、EDA の操作と設定の方法を学習し始めたときに自分のために次の設定用語の早見表を作成しました。そして、同じ教育業界のシステム管理者の参考になるならと、共有してくれました。ありがとう、Nina。

EDA 設定セクション

設定

設定の重要点

人とグループ

  • 取引先モデル
  • 取引先責任者情報
  • 住所

取引先と取引先責任者は EDA に不可欠です。それぞれ、学校で行われていること (教育、スポーツ、クラブなど) と人 (学生、教職員、管理者) を表します。

[人とグループ] 設定では多くのことが行われ、それについては後のモジュールで詳しく説明します。現時点で知っておく必要があるのは、ここで取引先と取引先責任者に関する特定の要素 (デフォルトの言語の流暢さなど) を制御し、連絡先のメールや電話番号を設定するということです。

所属 

  • 所属

所属とは、取引先責任者を取引先に結び付けるものです。[所属] 設定を使用すると、デフォルトの役割、状況、プログラム登録の削除を定義できます。

リレーション

  • リレーション

リレーションとは、取引先責任者を別の取引先責任者に結び付けるものです。リレーション設定を使用すると、相互関係 (配偶者同士など) を定義して作成し、リレーションシップ作成に関する自動化を有効にできます。 

科目と登録

  • プログラム登録
  • プログラムプラン
  • 履修科目

履修科目は、開講科目への学生の登録を追跡するために使用されます。この設定は主に履修科目を有効にするためや、学生や教職員のデフォルトのレコードタイプを設定するために使用します。

プログラムプランは、学位のために必要な特定のコースやその他の要件を追跡するために使用できます。[プログラムプラン] 設定を使用して [プラン要件階層] 機能を有効にすると、ユーザーが誤って子要件からプログラムプランを指定しないようにできます。

システム 

  • エラー
  • システムツール

システム設定も見過ごせません。ここでエラー処理設定を更新し、システムツールを使用して組織全体でレコードを更新します。

EDA の用語に精通していれば、自分の学校の設定を行うときに自信を持って判断できます。他にも EDA 設定の習得に役立つ新しい用語があります。それがエンティティリレーションダイアグラムです。

ERD の基本

エンティティリレーションダイアグラム (ERD) には、EDA 内のすべてのオブジェクトの概要とそれらの相互の関係が表示されます。

EDA のエンティティリレーションダイアグラム (ERD)

ERD 内には多くの EDA 情報が表されているため、詳しく見てみましょう。 

表されているオブジェクト種別には次の 4 つがあります。

  • 標準オブジェクト
  • 科目と登録
  • 取引先責任者情報
  • ユーティリティ

また、表されているリレーション種別には次の 2 つがあります。

  • 参照関係
  • 主従関係

主従関係では、オブジェクト間に直接的な連動関係があります。主レコードを削除すると、主従関係にあるすべてのレコードのカスケード削除がトリガーされます。参照関係は、それよりも緩やかです。参照関係は、特に共有ルール、プロファイル権限、上記のカスケード削除において主従関係の動作が必要でないか望ましくない場合に 2 つのオブジェクトをリンクするために使用されます。

オブジェクトとその相互関係を理解すれば、EDA 内のどこでどのようにデータが流れるかについて理解が深まるだけではなく、レポートの作成にも役立ちます (レポートについては後で詳しく説明します)。

メモ

ERD にはすばらしい情報が非常に数多く表されていますが、上の画像でその詳細を学習することは困難です。「リソース」セクションに移動して、EDA ERD ドキュメントへの便利なリンクを利用してください。このドキュメントには、じっくりと学習するのに適した PDF バージョンも用意されています。

オブジェクトの概要

オブジェクトは、学生のライフサイクルの各フェーズにおける教育機関内の人や活動に関する情報を整理するものです。ERD では、2 つの重要なオブジェクト、取引先責任者と取引先に関するデータが整理されます。これらの 2 つのオブジェクトは Salesforce 内でリンクされています。取引先責任者には、学生、教職員、同窓生などの賛助者に関する情報が保持されます。取引先はコンテナとして機能し、世帯、教育機関、部門、アカデミックプログラムなどに関する情報が整理されます。

Nina は最初に EDA について学習したとき、この EDA オブジェクトが教育エクスペリエンスに合わせて調整された具体的なものであることに喜びました。一方、ERD にはやや圧倒されました。そこで彼女はもう 1 つの早見表を作成しました。それは、自分の学校の特定の部門での業務に最も該当する EDA オブジェクトについて考えるためのものです。さっそく見てみましょう。

部門またはグループ

有用な EDA オブジェクト

学生募集と入学事務

  • 取引先責任者情報 (言語、住所、リレーション)
  • 出願
  • テストスコア

教育

  • 用語
  • 科目
  • 開講科目
  • 時間ブロック
  • 学期評価

学生エクスペリエンス

  • 行動関与
  • 行動対応
  • プログラムプラン
  • 科目登録
  • 出席イベント

アドバンスメント

  • リレーション
  • 所属

これは完全なリストでも制限されたリストでもなく、Nina が ERD を学習したときに彼女が EDA でアクセスできる情報が学校のさまざまな領域での設定にどのように役立つかを考えるために作成したクイックリファレンスリソースに過ぎませんが、皆さんの業務と重なる部分もあると思います。自分の学校に合わせて独自のクイックリファレンスを作成することをお勧めします。

習得度チェック

では、これまでに EDA 設定について学んだ内容を復習しておきましょう。この習得度チェックは簡単な自己診断テストで、採点されるものではありません。それでは、EDA 設定の各セクションをそのセクションで実行できる対応する設定タスクと結び付けてください。すべての EDA 設定セクションを設定タスクと結び付けたら、[送信] をクリックして習得度をチェックします。最初からやり直すには [リセット] をクリックします。

リソース

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