生産性機能と分析機能について学ぶ
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Sales Engagement が Sales Cloud Everywhere Chrome 拡張機能とどのように連携するかを説明する。
- Sales Engagement のケイデンスレポートとエンゲージメントレポートを確認する。
- Sales Engagement を使用してメールとカレンダーの生産性を向上させる。
Sales Cloud Everywhere
Candace が次に学ぶ機能は、Sales Cloud Everywhere です。この Chrome 拡張機能を使用すれば、営業担当は Web を使用しながら Salesforce ツールにアクセスできます。ユーザーは、Web ページを表示しながら、ToDo リスト、エンゲージメントアラート、レコード作成、拡張リストワークスペースにアクセスできます。Linda は拡張機能パネルの項目を 1 つずつ説明していきます。
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ToDo リスト: Candace は、Web ページを表示しながら同時に拡張機能パネル内で待機中の ToDo を表示、絞り込み、並び替え、検索、完了できます。作業中に Salesforce の外部で情報を参照できます。
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フィード: エンゲージメントアラートを表示するリストです。これらのアラートは、見込み客が実行するアクション (メールの開封、返信、リンクのクリックなど) について営業担当に知らせます。Candace はタブを切り替えなくても、Web で調べ物をしながらフィードで通知を確認して見込み客に連絡することができます。
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レコードの作成と表示: 拡張機能を使用すると、Candace にはオプションがあります。会社の Web サイトにアクセスしているときに、Web ページで見込み客の情報を参照しながらリードレコードを作成できます。また、サイドパネルでレコードを検索することもできます。「コンテキストに沿ったインサイト」と呼ばれる機能は、Candace が表示している Web ページに関連付けられた会社を認識し、その会社のレコードを自動的に表示します。
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ワークスペース: Candace は拡張機能パネルからワークスペースにアクセスして、リスト内の複数のレコードを操作できます。
- 商談、取引先、取引先責任者、リードの各リスト用のワークスペースを使用して、レコードをすばやく並び替え、絞り込み、編集することができます。
- また、カスタムワークスペースを作成して、レコードの列と項目の表示を制御することもできます。
- チェックボックスを使用して複数の行を編集したり、個々の項目を編集したりして、すぐに保存できます。
- 商談、取引先、取引先責任者、リードの各リスト用のワークスペースを使用して、レコードをすばやく並び替え、絞り込み、編集することができます。
エンゲージメント: 追跡とレポート
エンゲージメント追跡
Linda は、メールエンゲージメント追跡を使用すれば、誰かがメールを開封したか、返信したか、含まれているリンクをクリックしたかを確認できると Candace に説明します。会社のメールシステムがどのように設定されているかに応じて、さまざまなエンゲージメント種別が追跡されます。
Sales Engagement には、個々のメールを追跡するだけでなく、メールテンプレートのパフォーマンスを比較するレポートが組み込まれています。実際、Cloud Kicks の営業マネージャーである Jose は、付属しているさまざまなエンゲージメントレポートにアクセスできます。
セールスケイデンスレポート
ケイデンスには、見込み客を顧客に変える効果と、どのケイデンスステップが最も効果的かを評価するレポートがあります。Jose は、営業担当の通話の統計や、取引を開始している見込み客の数が最も多い営業担当などを確認することができます。
- 主要なメトリクスを視覚化する標準ダッシュボードが付属しています。
- 標準レポートは、営業担当、ケイデンス、通話スクリプトまたはメールテンプレートのパフォーマンスなど、通常どのチームでも評価したいデータに焦点を当てています。
- カスタマイズ可能なレポートが含まれています。Salesforce システム管理者は事前作成済みレポートを使用して、プリセットオプションから選択できます。
- システム管理者は、カスタムレポートタイプ (CRT) を使用して追加のレポートを作成できます。
メールとカレンダーの生産性
Linda は Candace に、メールへのアクセス方法やテンプレートの使用方法がたくさんあるため、同じ情報を繰り返し入力し直す必要がないのだと言います。
メール作成
Candace はメールを一度作成すれば、対象の名など、さまざまな項目に差し込み印刷機能を使用できます。メールテンプレートを使用するクイックケイデンスを設定できます。Candace がクイックケイデンスに対象を追加すると、対象としているリード、取引先責任者、または個人取引先の名がメールに自動入力されます。メールをすぐに送信するか、プレビューして準備ができたら送信するようにメールが ToDo リストのステップとして表示されるようにケイデンスを設定できます。
カレンダー予約リンク
Candace には、メールの作成時にミーティングをスケジュールするための複数のオプションがあります。次のことが可能です。
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[Book a Meeting (ミーティングを予約)] リンクを挿入し、受信者が Candace のカレンダーから利用可能な時間を選択できるようにします。
- 複数の予約リンクをオプションとして挿入します。Candace が自分のカレンダー内の時間をクリックすると、予約リンクが作成されてメールに挿入されます。
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[Add Next Three Available Time (次の 3 個の利用可能な時間を追加)] を選択すると、次の 3 個の利用可能な時間枠がメールに自動的に挿入されます。
Einstein 活動キャプチャ (EAC) も、Sales Engagement と連携して機能する Sales Cloud 機能です。EAC は、Salesforce とメールアプリケーションやカレンダーアプリケーション間で営業活動データを同期し、営業チーム向けのインサイトを生成します。営業担当が顧客とやりとりすると、メール、行動、取引先責任者が関連レコードの活動タイムラインに追加されます。更新は自動的に Salesforce に反映されるため、チームが手動で変更する手間を省くことができます。
Jose は分析を使用して Cloud Kicks のメール計画を微調整します。Candace は、テンプレート、パーソナライズ、自動化を使用したメールケイデンスステップで時間を大幅に節約できることを知りました。そのため、質の高いメッセージでより多くの対象にリーチすることできます。メールエンゲージメントは Salesforce で取得されるため、Candace の結果は Jose の分析に取り込まれ、チーム全体がメール最適化について継続的なフィードバックループのメリットを得ることができます。
Sales Engagement ツールボックスを確認する
Sales Engagement は時間を節約し、Candace とチームの生産性を高めるツールが詰まったツールボックスのようだと表現した Linda に Candace も同感です。Candace は、既存の顧客とやりとりする時間を削らずに、新しいリードを効率的に処理することができます。チームは、ケイデンスを使用してベストプラクティスを定義して改善し、ToDo リストを表示して日常業務に優先順位を付け、広範な分析を確認してうまくいっている部分と改善すべき部分を把握できます。Sales Engagement には、セールスプロセス全体の効率を最大化する主要な Salesforce 機能も組み込まれています。
Jose とチームが Sales Engagement を実装する様子を一緒に見てきました。あなたの会社にも Cloud Kicks と同じような懸念事項がありますか? または、今すぐにでも解決したい営業の課題がありますか?
次は、他のユーザーの視点から Sales Engagement を見てみましょう。
リソース
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Salesforce ヘルプ: クイックケイデンスを使用したアウトリーチ ToDo の簡素化
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Salesforce ヘルプ: ケイデンス
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Salesforce ヘルプ: ケイデンスのパフォーマンスに関するレポート
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Salesforce ヘルプ: Sales Cloud Everywhere
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Salesforce ヘルプ: ワークスペースでの独自の方法でのデータの表示
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Salesforce ヘルプ: Einstein 活動キャプチャ
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Trailhead: 営業活動の自動化