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提供者リレーションカードの設定

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 提供者カードの種別とその使用方法を挙げる。
  • 提供者カードをページレイアウトに追加する。

情報を一目で確認する

提供者データモデルは、医師、医療従事者、施設に関する情報を表すオブジェクトの複雑なコレクションです。医師には複雑なリレーションのネットワークがあるため、データはさらに複雑になります。次のようなデータがあります。

  • 医師と提供者組織との (勤務医または提携医師としての) つながり
  • 勤務先の診療所
  • 開業場所
  • 業務時間
  • 資格
  • 認定資格
  • 支払者ネットワーク

提供者カードを使用すれば、複雑な提供者リレーションを 1 ページに視覚化できます。Lightning アプリケーションビルダーを使用して、リレーションカードコンポーネントを取引先ページや取引先責任者ページに追加し、そのページに含めるリレーションカードの種別を指定できます。

取引先責任者または取引先については、関連する情報をすべて参照できます。これにはオブジェクト (提供者組織、病院の場所、業務時間など) と属性 (専門分野、資格、NPI など) が含まれます。たとえば、取引先責任者ページには、その取引先責任者が関連付けられているすべての取引先が表示されます。一方、医療従事者の取引先レコードには、提携病院の場所が表示されます。

リレーションカードがなければ、Audrey はその情報にアクセスするためにいくつもの関連リストやページを移動して回る必要があります。提供者リレーションカードを使用することで、Audrey は何度もクリックする必要がなく、効率的に作業できます。

提供者リレーションカードの種別

さまざまな種別の提供者リレーションカードを設定して提供者組織と医師との関係を表示できます。いくつか例を紹介しましょう。

場所

オブジェクトリレーション

どの医師がこの施設に勤務しているか?

取引先ページ

施設 (取引先) に関係するすべての医師 (個人取引先) を表示する。

どの施設にこの医師は勤務しているか?

個人取引先ページ

医師 (個人取引先) に関係するすべての施設 (取引先) を表示する。

他のどの医師がこの医師と一緒に勤務しているか?

個人取引先ページ

医師 (個人取引先) に関係するすべての医師 (個人取引先) を表示する。

どのスタッフメンバーがこの医師と一緒に勤務しているか?

個人取引先ページ

医師 (個人取引先) に関係するすべてのスタッフメンバー (個人取引先) を表示する。

どの医師がこのスタッフメンバーと一緒に勤務しているか?

取引先責任者ページ

スタッフメンバー (取引先) に関係するすべての医師 (個人取引先) を表示する。

この表では:

  • 第 1 列はカードに表示したい情報です。
  • 第 2 列はこのカードを表示したいレコードページです。
  • 第 3 列はカードを表示するレコードページとこのカードに関係するもう一方のオブジェクトの間のリレーションに関するより詳しいコンテキストです。

たとえば、病院のレコードページにカードを設定すれば、コールセンターエージェントはその病院に勤務する各医師のカードを参照できます。Salesforce では、病院は一般に法人取引先としてモデル化されるため、カードは取引先レコードページに表示されます。ここでは各カードに医師に関する情報を表示し、Salesforce では医師は一般に個人取引先としてモデル化されるため、カードには取引先 - 個人取引先リレーションがあります。 

提供者カードを設定ウィザードで設定する

新規提供者カードを作成するには、[設定] に移動し、[クイック検索] ボックスで「リレーションカード種別マネージャー」を検索してクリックします。リレーションカード種別マネージャーには、既存の全カードのリストがあります。各カードに関する主要な情報にすばやく目を通し、各カードが有効かどうかをマークできます。 

リレーションカード種別マネージャー

新規カードを作成するには、[新規] をクリックします。これにより設定ウィザードが開始し、新規カードの作成をガイドします。このウィザードには次の 2 ステップがあります。

  • リレーションカードを設計
  • カードのコンテンツを設計

リレーションカードを設計

このステップでは、カードの名前を指定し、カードを表示する組織内のページを設定し、カードとそれを表示するページとのリレーションを定義するように求められます。

リレーションカード設定ウィザードの [リレーションカードを設計] ページ

提供者カードの名前を入力します。[このカードを表示するページは?] で、オブジェクト (取引先または取引先責任者) とレコードタイプを選択します。[このカードを表示するページとこのカードとの関連は?] で次のいずれかのオプションを選択します。

  • 同じオブジェクト: 表示する情報のすべては、カードが表示されるオブジェクトにあります。たとえば、カードは施設の取引先ページに表示され、カードには施設の住所と電話番号 (どちらも施設の取引先に保存されている) が表示される場合です。
  • 直接的: 表示する情報は、現在のオブジェクトに直接関係するオブジェクトにあります。たとえば、施設のカードに施設での予定を予約する個人の名前と連絡先情報を表示します。取引先オブジェクトには、その情報が含まれる取引先責任者オブジェクトへの参照項目があります。
  • 間接的: 表示する情報は、ベースオブジェクトをカードが表示されるページに接続する連結オブジェクトにあります。たとえば、[ヘルスケア担当医師の施設] は医師を勤務場所と照合する連結オブジェクトです。

カードを保存したら、カードに表示する項目を追加できます。

カードのコンテンツを設計

このステップでは、カードに表示する情報を選択するように求められます。 

リレーションカード設定ウィザードの [カードのコンテンツを設計] ページ

カードに追加する項目を左ペインで参照します。[選択した項目をカードに追加] ボタンをクリックして、目的の項目を右ペインに追加します。[保存] をクリックしたら、カードは使用可能になります。

提供者カードをページレイアウトに追加する

カードを設定できたら、ページに配置してユーザーに表示できます。個人取引先レコードページ用の Lightning アプリケーションビルダーは次のようになります。 

[リレーションカード] コンポーネント、サンプルのカスタムヘッダー表示ラベル、カード種別を選択する場合にクリックするオプションが表示されている [Account Record Page (取引先レコードページ)]。

コンポーネントをページに配置する手順は、次のとおりです。

  1. Lightning アプリケーションビルダーで [リレーションカード] コンポーネントを検索します (1)。
  2. コンポーネントをページにドラッグします。
  3. コンポーネントの名前を変更する場合は、コンポーネントのプロパティペインで [ヘッダーの表示ラベル] を編集します (2)。[選択] をクリックしてタブに表示するカード種別を選択します (3)。
  4. 作成したカードを [選択可能] リストから [選択済み] リストに移動し、[OK] をクリックします。

[選択可能] リストと [選択済み] リストに各種カードが表示されている [カード種別] 画面

リレーションカードコンポーネントを適切なページに配置し、そのページを保存して公開したら、ユーザーはすぐに使い始めることができます。 

まとめ

これで、提供者リレーションカードと提供者検索機能の両方を設定してエージェントの日々の負担を減らす方法がわかりました。優れた提供者データモデルは責務を軽減する強力な手段となります。すべての連絡先情報を一元化することで、エージェントの作業負担が大幅に軽減されます。ぜひ実際にお試しください。

リソース

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