Marketing Cloud Engagement のジャーニー分析ダッシュボードの概要
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- ジャーニー分析ダッシュボードのレポートとコンポーネントについて説明する。
- [概要] タブでエンゲージメントレポートを使用してカスタマイズする。
- [コンテンツ] タブでコンテンツレポートを使用してカスタマイズする。
新しいジャーニー分析ダッシュボードの概要
消費者が各種チャネルのメッセージやコンテンツにエンゲージしているかどうか、どのようにエンゲージしているのかを 1 か所で確認できたら便利だと思いませんか?
Salesforce Marketing Cloud Engagement と Google アナリティクス 360 のインテグレーションにより、Journey Builder で、各カスタマージャーニーのクロスチャネルデータやコンテンツエンゲージメントデータにアクセスできるようになりました。このため、マーケティングキャンペーンの成果を簡単に追跡できます。
では、この新しいダッシュボードの機能やインサイトを活用するために、次のコンポーネントをさらに詳しく見ていきましょう。
- Google アナリティクス目標タイル
- メールパフォーマンスタイル
- Google アナリティクス e コマースタイル
- Google アナリティクス使用状況タイル
- Google アナリティクスコンテンツタブ
Google アナリティクス目標タイル
このタイルには、Marketing Cloud Engagement のメッセージやジャーニーによって生成された Web サイト上の紹介トラフィックに対する完了アクティビティが表示されるため、Marketing Cloud Engagement の紹介がマーケティング戦略の全体的な成果にどの程度貢献しているかに対するインサイトを得ることができます。
次のような総計値が表示されます。
- 目標達成数
- 目標値
- 目標達成率
- 放棄率
目標とは?
目標とは、サイトやアプリケーションによって各自の目的がどの程度達成されたかを測定するものです。目標は完了したアクティビティ (つまり、コンバージョン) を表し、完了するごとにビジネスが成功に近づきます。
目標の例
- E コマースサイトで購入する。
- 連絡先情報フォームをマーケティングまたはリード生成の Web ページに送信する。
- ブランドまたは顧客満足度アンケートに記入する。
- Web サイトにレビューを投稿する。
メールパフォーマンスタイル
ジャーニー分析ダッシュボードに、ジャーニー別に集約された Marketing Cloud Engagement の重要なメールパフォーマンス総計値を表示します。
たとえば、登録者の受信箱にどれほど効率的に配信しているかをメールの配信到達率で監視したり、メッセージにどれほどの効果があったかを一意の開封率や一意のクリック数で監視します。
表示できるメール総計値についての詳細は、この記事を参照してください。
Google アナリティクス e コマースタイル
ある時点で、あなたのメールがユーザーの心に届いているのかどうかを見極めたいと思うことがあります。開封数やクリック数が、コマース指向のブランドのコンバージョン数や収益にどのように結び付いているのかを知りたいと思うこともあります。そのような場合は、[e コマース] タイルをクリックします。
次のような総計値が表示されます。
- 収益
- トランザクション数
- 平均注文金額
- e コマースコンバージョン率
Google アナリティクスサイト使用状況タイル
あなたのオファーが功を奏したようです! ユーザーが次々とクリックして Web サイトに到達しました。ここで、お客様が Web サイトでブランドにどのようにエンゲージしているかに対する新しいインサイトを確認してみましょう。[サイト使用状況] タイルを表示して、サイトを見て回ったり情報を閲覧したりした登録者数、登録者が表示したページ数、あるいはサイトにアクセスしたがすぐに去った登録者数などを把握します。
次のような総計値が表示されます。
- ページビュー数
- セッション数
- ページ数/セッション
- バウンス率
Google アナリティクスコンテンツタブ
クリック率などの一過的な総計値を確認したら、次はクリック後にコンテンツがエンゲージメントや購入決定にどのように影響しているかを表すスナップショットを取得します。
総計値を表示するには、ジャーニー分析ダッシュボードに移動して、[コンテンツ] タブをクリックし、[すべてのコンテンツ] タイルを表示します。
このタイルはテーブルとして表示され、各行にジャーニー内の個々のコンテンツが示されます。(注意: 外部コンテンツにリンクされているコンテンツのみが考慮されます)。
列として追加された最大 14 の総計値を表示して、レポートビューをカスタマイズします。
- コンテンツ名 (事前設定されたディメンション)
- コンテンツタイプ (事前設定されたディメンション)
- 一意のページビュー数
- 目標コンバージョン率
- 目標達成数
- 平均検索 (ページ) 深度
- 平均セッション期間
- 放棄された目標
- 目標値
- 目標収益
- ページビュー数
- 平均注文金額
- e コマースコンバージョン率
- ユーザー数
Google アナリティクス 360 のレポートの統計値についての詳細は、この記事を参照してください。
ダッシュボードのカスタマイズ
こうしたレポートやビューに 1 か所でアクセスする方法がわかったところで、次はチームのニーズに合わせてジャーニー分析ダッシュボードをカスタマイズします。
カスタマイズにはいくつかの方法があります。
日付範囲ビューを選択する: 事前設定された日付範囲から選択するか、独自のカスタム日付範囲を設定します。
経時的なデータを比較する: 2 つの日付範囲を選択し、マーケティングの経時的なパフォーマンスを比較します。
必要のないタイルは折りたたみます。
そして、最も重要なレポートが最初に表示されるようにタイルを並べ替えます。
リソース
- 外部サイト: Google アナリティクスのサポートドキュメント — About Goals (目標について)
- 外部サイト: Google アナリティクスのサポートドキュメント — About Ecommerce (e コマースについて)
- Salesforce ヘルプ: メールパフォーマンスタイルのメトリクスの定義
- 外部サイト: Google Analytics Dimensions & Metrics Explorer (Google アナリティクスの Dimensions & Metrics Explorer)
- 外部サイト: Marketing Cloud Engagement + Google アナリティクス 360 の発表に関するブログ投稿
- 外部サイト: Open Colleges Q&A (オープンカレッジの Q&A)