プロのようなプレゼンテーション

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 自信を持ってプレゼンテーションを行う。
  • プレゼンテーションの不具合に冷静に対処する。
  • プレゼンテーションのベストプラクティスをまとめる。

練習あるのみ

スライド、スクリプト、デモ、聴衆が揃いました。ステージに登る準備ができたかというと、それにはもう少しかかります。最後の最後につまずきたくはありません。落ち着いて、プレゼンテーションのヒントを確認しましょう。

プレゼンテーション中に手を動かす講演者。

まぶたを閉じて、これまで目にした素晴らしいパフォーマーについて考えてみましょう。生まれつきの才能があるように写ったかもしれませんが、ある日、目覚めたらパフォーマンスの極意を知っていたというわけではありません。滑らかなプレゼンテーションの鍵は練習です。

「リハーサルをしましょう! ...」Becka Dente (MTI、Salesforce MVP)

「リハーサルをしましょう! プレゼンテーションの主導権を渡すときに使用するフレーズを知っておきましょう。各人が話すスライドと要点を決め、自分の強みに集中しましょう。あとは練習あるのみです!」Becka Dente (MTI、Salesforce MVP)

Lek と Nyah がどのようにプレゼンテーションの準備を進めたのかを見ていきましょう。

スクリプトのアウトラインが完成したら、もう一度 Web 会議を行い、プレゼンテーションのリハーサルを実施して、お互いに取り組みが必要な点についてメモを取り、改善案を出し合いました。

ビデオミーティングを行う 2 人のイラスト。

Nyah は速度を落とすことを意識し、Lek は厳密にスクリプトどおりに話そうとしすぎずに、口調を会話的にすることを意識しました。

さらに 2 人は、話す役割を交代するタイミングを書き留めておき、セクション間の引き継ぎを練習して、スムーズに交代できるようにしました。

ここで、Salesforce が誇る#優れた管理者であり、プレゼンターでもある Mike Gerholdt から、プレゼンテーションを完璧に仕上げるためのプロのヒントを聞きましょう。

  • 予行演習をする — 友人、家族、同僚の前でリハーサルを行って、フィードバックを収集し、イベント前の緊張を克服します。
  • 中断しない — 止まらずに 5 回練習します。実際のプレゼンテーションの場では、中断してやり直すことはできません。最初から最後までノンストップで 5 回練習しましょう。
  • 何も持たない — 最後の何回かのリハーサルはスクリプトを見ないでやってみます。スライドのみを使用します。
  • 休憩する — イベントの数日前には、プレゼンテーションに関する作業を止めます。十分がんばったので、リラックスしましょう。何を話すかはわかっているので、もう大丈夫です!

「パブリックスピーキングとは、人々を助けることです...」Krystal D. Carter (Duff & Phelps)

「パブリックスピーキングとは、人々を助けることです。トレーニングを提供して仕事がうまくなるのを助ける場合でも、プライベートまたは仕事上で成長するモチベーションを高める場合でも、それは同じです。ちなみにプロのヒントは、スピーチの前には早口言葉をいくつか唱えてウォームアップするということです。」— Krystal D. Carter (Duff & Phelps)

平常心でのプレゼンテーション

当日になり、まばゆい光の中に踏み出す準備ができました (実際、かなりまぶしい場合があります)。ステージ上での見栄えを高め、平常心を保つためのヒントを集めました。

ステージに上がる前に

想像してみましょう。練習もして、スライドの出来も素晴らしく、それを覚えもしました。ところが、セッションの部屋に向かって歩いているときに、急に胃のあたりがざわついてきて、手が震えだしたのです。これは緊張です。ベテランのプレゼンターでもショーの前には緊張します。大切なことは、緊張したときにどう対処するかです。

両手に包み込まれたエスプレッソのカップ。

プレゼンテーションの前日に、緊張を和らげるためにできることを考えておきましょう。どうすればリラックスして、ステージに上がる準備ができていると感じられるかを自問します。静かな (またはそれに近い) 一角を見つけて、目を閉じることが効果的な人もいれば、スライドとスクリプトを印刷して持っておくことが役立つ人もいます。あるいは、十分な練習をしたことを思い出すだけで、呼吸が楽になるかもしれません。それが何であれ自分に合った方法を実行しましょう。

ステージ上でのプレゼンテーションのヒント

ステージに上がり、始める準備ができました。プレゼンテーション能力を最大限に引き出すためのヒントを次にいくつか挙げます。

「親しみが感じられる顔の人を 4 人選びます...」Brian Kwong (Better Partners、Salesforce MVP)

「部屋のあちらこちらから、親しみが感じられる顔の人を 4 人選びます。プレゼンテーション全体を通して、その人たちと目を合わせます。こうすることで聴衆全員を見ているように見えます。実際には親しみが感じられ、自分に興味を持ってくれている人に焦点を合わせているにもかかわらずです。

Brian Kwong (Better Partners、Salesforce MVP)

  • 速度と音量 — 速度を落とし、通常の声よりも大きな声で話します。一般的に、興奮状態になることで、知らず知らずのうちに速度が上がりがちです。部屋の後ろの方にいる声が届きにくい人に向かって話しているようなつもりでいれば、概ね適切な話し方ができるでしょう。
  • つなぎ言葉 — 「えー」、「あー」、「まあ」など、日常会話で多用しがちなつなぎ言葉はなるべく使用しないようにトレーニングします。これらは、聞いている人の気が散る原因になります。自分がつなぎ言葉を使用しているかどうかわからない場合は、自分が話しているのを録音すればすぐにわかります。
  • 口調 — 笑顔で話し、恐れずに聴衆に親しげな態度で接します。また、緊張すると声が高くなりがちなので、リラックスして呼吸を続けるように心がけます。
  • ボディランゲージ — 聴衆をざっと見回すのではなく、一度に 1 人ずつ、しっかりと目を合わせます (実際に聴衆が見えない場合でもそうします)。これによって聴衆は、見られていて、つながりがあると感じられます。限定的に身振りを使用します。身振りが小さすぎると緊張しているように見え、大きすぎると聴衆の気が散ります。演壇の後ろからは出ましょう。ただし動きすぎないようにします。

「Q&A は怖いと思われるかもしれません...」Beth Breisnes (Bigger Boat Consulting、Salesforce MVP)

「Q&A は怖いと思われるかもしれません。答えがわからない質問をされたらどうしましょう? 実際、エキスパートだからといって、すべての答えを知っているわけではありません。どこで答えを見つけられるかを知っているだけです。ためらわずにこう言いましょう。「それはいい質問ですね! 私にもわかりません。調べて後でご連絡します。」そして、メールを交換するか、Chatter や Twitter などの好みの場所に答えを投稿することを約束します。そうした経験はこのように捉えましょう。答えがわからないのは恥ずかしいことではありません。これは聴衆の 1 人があなたに学習を続ける機会を与えてくれたということなのです。」— Beth Breisnes (Bigger Boat Consulting、Salesforce MVP)

予期しない事態の対処方法

ステージ上にいるときに何らかの問題が発生することがあります。インターネット接続が失われたり、ステージに上がるまでは問題なく動作していたコードやワークフロールールで突然エラーが発生したりして、次に何が起こるかがまったくわからなくなってしまいます。

経験を積んだプレゼンターなら誰でも、ステージ上での悪夢のような体験を 1 つや 2 つは語ることができます。それが自分に起きても落ち込むことはないのです。そのときにすべき最善のことは、深呼吸をして、何が起きているのかを聴衆に (ユーモアを交えて) 伝え、次に進むことです。聴衆はあなたに共感し、人としてさらにあなたに親しみを感じるでしょう。ずっと求めていた笑いをついに取ることさえできるかもしれません。それに、これで世界が終わるわけではありません。

「代替策を用意します...」Phillip Southern (clicks 2 code、Salesforce MVP)

「代替策を用意します。デモが計画どおりにいかない場合や、接続性などの問題が発生した場合は、期待されるスクリーンショットや最終結果を用意しておき、何が起きるのかを説明できるようにします。」— Phillip Southern (clicks 2 code、Salesforce MVP)

最後にお伝えしたいヒントは、リラックスして楽しみましょう、ということです。これは、あなたの晴れ舞台ですし、楽しんで何かをしている人を見るのに勝ることはありません。そういえば、Nyah と Lek のプレゼンテーションがどうなったのかを見てみましょう。

ストーリーの結末 (そして始まり)

予想できた結果ではありますが、Nyah と Lek のプレゼンテーションは大成功でした。聴衆からは総立ちの拍手喝采を受け、ステージから降りるときにはハイタッチが待っていました。

成功したプレゼンターがハイタッチしていて、背後では聴衆が拍手しているイラスト。

素晴らしい人々に出会えただけでなく、オフィスに戻った後も Chatter のセッションフィードで会話を続けることができました。彼らは、スライドデッキの PDF を投稿し、セッション動画が Salesforce によって投稿されると、ソーシャルメディアを使用してプレゼンテーションを宣伝し、これらのリソースを使用してブログ記事を更新しました。さらに、ソーシャルメディアやセッションの Chatter フィードに投稿された質問に答え、セッション参加者とのエンゲージメントを続けました。

当然ともいうべき称賛を受けるだけに満足せず、彼らは次のプレゼンテーションの計画を始めています。すべての優れた開発者と同様に、その過程で直面した問題から学び、プロセスに調整を加えています。

これこそ、グッドエンディングです。あなたのストーリーはどうですか?

このモジュールで説明したヒントが集約されている便利な 「Public Speaking Skills Checklist (パブリックスピーキングスキルのチェックリスト)」 をダウンロードしましょう。あなたのプレゼンテーションの成功ストーリーもきっと素晴らしいものになるでしょう。Trailblazer Community で共有されるのを楽しみにしています。がんばってくださいね。

リソース