フローでのユーザアクセスの有効化
学習の目的
- 画面フローと自動起動フローを配布するための宣言型オプションを挙げる。
- 画面フローの配布オプションを比較する。
- Lightning ページでフローを配布する。
すべてのテストケースを検証したら、フローを使用する準備は完了です。適切なユーザがフローを見つけて実行できるようにしましょう。
フローユーザへの権限の付与
これで、以下の条件を満たすユーザであれば誰でもこのフローを実行できるようになりました。
- 「フローを実行」ユーザ権限がある
- ユーザ詳細ページの [フローユーザ] 項目が有効になっている
- 個々のフローで [デフォルト動作を上書きし、有効化されたプロファイルまたは権限セットにアクセスを制限します。] が選択されている場合、そのフローへのアクセス権はプロファイルまたは権限セットでユーザに付与されます。
適切なすべてのユーザにフローの実行権限が付与されていることを確認してください。
- フローを実行するユーザを特定します。
- 「フローを実行」権限を含む権限セットを作成します。
- 特定したユーザに権限セットを割り当てます。
フローの配布
ユーザがフローを実行したくても、どこにあるのかがわからなければ実行できません。そのため、フローはユーザが見つけやすい場所におきましょう。
フローをユーザに配布する方法はたくさんありますので、フローの種別によって適切な方法を選んでください。ここでは、画面フローと自動起動フローを配布するための宣言型オプションを紹介します。
種別 | 宣言型オプション |
---|---|
画面フロー |
|
自動起動フロー |
|
フロー種別ごとのすべての配布オプションについては、この単元の最後にあるリソースを参照してください。
ご覧のように、画面フローは多くの配布方法をサポート指定ますが、お勧めは Lightning ページ、フローアクション、ユーティリティバー、Lightning コミュニティページです。どのオプションを選ぶか迷ったときは、次の質問票を参考にしてください。
こんなときは | このオプションを使いましょう |
---|---|
外部ユーザもフローを利用する必要がある | Lightning コミュニティページ |
フローでレコードのコンテキストが必要 | Lightning レコードページまたはフローアクション |
フローをすべてのページから利用できるようにする必要がある | ユーティリティバー |
ユーザがページにアクセスするたびにフローを使用する | Lightning ページ |
フローはたまにしか使用しない | フローアクション |
ビジネス要件により「新規取引先責任者」フローは:
- 内部ユーザである営業担当者が利用できる必要があります (したがって Lightning コミュニティページは適切ではありません)
- コンテキストを一切必要としません (したがってフローアクションや Lightning レコードページは適切ではありません)
Lightning コミュニティページやフローアクションを使用していない場合、残されたオプションは次の通りです。
- アプリケーションのすべてのページのユーティリティバーでフローを利用できるようにします。
- アプリケーションのホームページでフローを利用できるようにします。
- 独立したアプリケーションページでフローを利用できるようにします。
これらの 3 つの選択肢を用意することで、関係者は Lightning Sales アプリケーションのホームページにフローを配置できます。
ホームページへのフローの追加
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに「ビルダー」と入力し、[Lightning アプリケーションビルダー] を選択します。
-
適切なホームページを開くか、または新しく作成します。
- [新規] をクリックします。
- [ホームページ] を選択し、[次へ] をクリックします。
- ページに名前を付けて、[次へ] をクリックします。
- [Salesforce のデフォルトページをコピー] をクリックして、[デフォルトのホームページ]を選択し、[完了] をクリックします。
-
フローコンポーネントを右列の最上部にドラッグします。
- [フロー] で [新規取引先責任者] を選択します。
- 変更を保存し、ページを有効化します。必ず、このページをデフォルトのホームページとしてマークします。
-
ホームページに移動して、実際のフローを確認します。
- [戻る] をクリックして [設定] に戻ります。
-
アプリケーションランチャーで、[ホーム] を見つけて選択します。
サマリー
おめでとうございます! 「Flow Builder を使用したフローの作成」トレイルでは、画面、ロジック、アクション、さらには変数や他のフローリソースから構成されるフローを作成しました。すべてが正常に動作することをテストし、適切なユーザがフローにアクセスできることを確認しました。これで、ユーザに会社のビジネスプロセスをガイドできるようになりました。ぜひ自動化してみてください。
フローのさらなる練習については、「Lightning フローを使用したビジネスプロセスの自動化」トレイルのプロジェクトを参照してください。