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基本を理解する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • システム内を移動する。
  • ホームページで毎日の ToDo、リード、紹介を参照する。
  • クライアントまたは顧客の詳細を表示する。

メニューの説明

Financial Services Cloud は Salesforce プラットフォーム上に構築されています。つまり、パーソナライズできます。システム管理者は、業務に合わせて最適化したページレイアウトを設計し、ユーザーの作業効率を向上させることができます。システム管理者によって Financial Services Cloud がパーソナライズされている場合には、このトレイルに表示されるサンプルページとみなさんが見ているページの外観は異なります。

開始するには、Salesforce システム管理者から提供された手順に従ってください。Kotori の手順とほぼ同じ場合もありますが、まったく異なる場合もあります。ここでは、Kotori が Wealth Management アプリケーションのホームページを表示するための手順を示します。クライアントアソシエートまたはファイナンシャルアドバイザーの場合は、自分のアプリケーションに従ってください。

  1. Salesforce システム管理者から提供されたログイン情報を使用してログインします。
  2. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で、[Wealth Management] を見つけて選択します。

ヘッダーを見てみましょう。Wealth Management または Retail Banking で作業する間、このヘッダーは常に表示されています。次に、ヘッダーの各部の詳細について説明します。

グローバル検索バー (1)、アプリケーションランチャー (2)、ナビゲーションバー (3) が強調表示されたホームページのヘッダー

  • グローバル検索 (1) — レコードやファイル、グループを検索するにはここに入力します。たとえば、Rachel のクライアントレコードを検索するには、「Rachel Adams」と入力します(Rachel Adams は Financial Services Cloud トライアル組織と共にインストールされるサンプルデータに含まれるため、この例では Rachel Adams を使用します。組織によっては Rachel Adams がサンプルデータに含まれていないことがあります)。
  • アプリケーションランチャー (2) — クリックすると、アプリケーション (Wealth Management、リテールバンキングコンソールなど) の表示や切り替えが行えます。アプリケーションランチャーは Salesforce アプリケーション、サードパーティアプリケーション、そしてカスタムアプリケーションへのゲートウェイです。システム管理者がアプリケーションランチャーをスタートページに設定していることもあります。アプリケーションランチャーをクリックして、どんなメニューが表示されるか見てみましょう。すべてのアプリケーションと項目を表示するには、[すべて表示] リンクをクリックします。
  • ナビゲーションバー (3) — オブジェクトや機能には主にここからアクセスします。ナビゲーションバーに表示される項目は、その時点で何にアクセスしているかによって変わります。その他のメニューは [その他] の下に表示されます。いくつかメニューをプルダウンしてみて、どんな機能があるのか見てみてください。たくさんあるので、びっくりしないでくださいね。日常的に行う作業については、「Financial Services Cloud を使用したクライアント管理」モジュールで詳しく説明します。ナビゲーションバーをパーソナライズするには、鉛筆アイコンを選択します。

そろそろよろしいですか? それでは次に、ヘッダーのアイコンについて説明します。

4 ~ 9 が強調表示されたホームページのヘッダー

  • お気に入りリスト (1) — よく使用するレコードやリスト、グループ、その他のページへのショートカットを作成します。たとえば、重要なクライアントのレコードまたはダッシュボードを表示しながら星をクリックすると、お気に入りリストに追加されます。こうしておくと、後でこのページにすばやくアクセスできます。リストはいつでも編集して、お気に入りの追加や削除を行うことができます。
  • グローバルアクション (2) — 紹介の作成や活動の記録など、基本アクションにすばやくアクセスするのに使用します。システム管理者はここでアクションを追加して、このリストをパーソナライズできます。
  • 学習パス (3) — 組織内で直接、パーソナライズされたトレーニングを受けます。Trailhead のカスタマイズされた学習コンテンツと外部リソースを使用して、シームレスに作業とスキルアップを行います。
  • Salesforce ヘルプ (3) — ウォークスルーや動画など、ヘルプとトレーニングリソースにアクセスできます。言わば、Salesforce の世界地図のようなマップで、ここにすべてが含まれています。怖がらずにいろいろ触ってみてください。
  • 設定 (5) — 組織の設定やメンテナンス、パーソナライズを行うことができます (管理者権限がある場合)。
  • 通知 (6) — ToDo アラーム、Chatter 投稿のメンション、承認申請など、ここで通知を参照できます。
  • プロファイルと個人設定 (7) — プロファイルにアクセスして、個人設定を表示したり、更新したりすることができます。プロファイルでも自分のパスワードを変更したり、写真を更新したりできます。

愛しき我が家、ホーム

ホームページは、1 日の仕事始めに最初に表示されるページです。Salesforce システム管理者が会社に合わせてホームページをパーソナライズしている場合があります。その場合は、ホームページの外観が標準のホームページとは異なることがあります。

下にスクロールして Kotori のホームページの残りの部分を見てみましょう。

(1) 紹介パフォーマンス、(2) 私に割り当てられた紹介の概要、(3) 私に割り当てられた紹介、(4) 私の上位の紹介者 (年度累計) の各ペインを含むホームページ

まず、ホームページには、紹介を扱う多くのカードが表示されます。紹介はあらゆるビジネスにおいて重要な部分です。紹介については、「Client List Growth with Financial Services Cloud (Financial Services Cloud によるクライアントリストの増大)」モジュールで詳しく説明します。ここでは、Kotori が紹介を追跡するために必要な情報がホームページにどのように表示されるかを見てみましょう。

  • 紹介パフォーマンスを経時的に参照できます (1)。
  • 自分に割り当てられた紹介を参照できます (2 と 3)。これで Kotori は、最も見込みのある照会をフォローアップして、オンボードにつなげることができます。下にスクロールして、上位の照会の一覧を参照します。
  • Kotori のホームページには他にも1 日を整理するための生産性カードがあり、アシスタントカード (4) には、すぐに対応する必要がある自分が担当しているリードと商談が表示されます。

これ以外にも、近い誕生日や RMD (最低引出義務)、ToDo をリマインドしてくれるカードがあります。可能な限り最高のサービスをお客様に提供するために Wealth Management が非常に役立つことが分かった Katori は感激しています。

ホームページは完全にパーソナライズ可能ですが、パーソナライズを実行できるのは Salesforce システム管理者のみです。Kotori は、優先事項に合わせて移動してもらいたい項目をメモにしてシステム管理者に依頼します。

クライアントプロファイルを掘り下げる

ここでは、クライアントまたは顧客のプロファイルページを見てみましょう。プロファイルページには、住所や金融口座情報など、クライアントまたは顧客の詳細が表示されます。システム管理者がクライアントまたは顧客のページを変更している場合があります。その場合は、このページの外観とは少し異なります。

次の動画は、クライアントデータの表示に関する基本について説明しています。

今後は Bob にスポットライトを当てる番です。Bob のカスタマープロファイルの 1 つを見てみましょう。リテールバンキングに従事している方は、手順をしっかり見てください。

  1. Salesforce システム管理者から提供されたログイン情報を使用して、アプリケーションにログインします。
  2. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で、[リテールバンキングコンソール] を見つけて選択します。
  3. ナビゲーションバーで [取引先] をクリックします。

Bob は Retail Banking アプリケーションを使用しているため、ホームページは Kotori のホームページとは異なります。Bob のホームページには、デフォルトで [取引先] ページが表示されます。Kotori は Wealth Management アプリケーションを使用していますから、このページに移動するには、ナビゲーションバーで [取引先] タブをクリックする必要があります。これが Bob の画面です。

Retail Banking ホームページ

デフォルトでは、最近参照された取引先がページに表示されます。Bob はまだ取引先を参照していないため、何も表示されません。

  1. [取引先] ドロップダウンから [最近参照したデータ] ではなく [私の取引先] を選択します。
  2. 取引先名をクリックします。Bob が [Rachel Adams] をクリックします。

Rachel の口座の詳細が次のように表示されます。

1 ~ 6 が強調表示された Rachel Adams の口座ページ

  • 顧客名 (1) — この例では顧客名は「Rachel Adams」です(Financial Services Cloud トライアルエディションにサインアップすると、Rachel のレコードがサンプルデータとして含まれています)。
  • 概要 (2) — Rachel Adams が所有する口座の概要が表示されます。この概要には、Rachel の口座の総額、Bob の会社で管理されている Rachel の運用資産の総額、Rachel のカテゴリが含まれます。また、このセクションには、スケジュールされた Rachel との次回の接触日と、Bob の会社の誰かが Rachel と最後に接触した日付も表示されます。
  • 顧客情報を把握します (3)。
    • [詳細] タブには、名前、マーケティングセグメント、状況など、Rachel に関する特定の情報が表示されます。下にスクロールすると、Rachel の住所や資産の概要、クライアントサービス情報、個人的な関心事の具体的な内容など、その他の詳細が表示されます。Rachel のことをよく知るにはここを見ると良いでしょう。
    • [金融口座] タブには、Rachel のすべての金融口座と金額が表示されます。
    • [リレーション] タブには、Rachel の世帯構成が表示されます。
    • [ゴール] タブには、Rachel の投資運用ゴールと、そのゴールへの達成度が表示されます。[Chatter] タブをクリックすると、Chatter での Rachel との接触が表示されます。
    • [紹介] タブには、Rachel の紹介履歴が表示されます。
    • [関連] タブには、保有銘柄、取引先責任者、個人ライフイベントなど、Rachel に関連する情報が表示されます。
  • 活動と活動タイムライン (4) — Bob は [活動] タブをクリックして、会社と Rachel との接触 (今後と過去の接触を含む) に関する情報を表示するタイムラインを確認します。Bob はこのようなわかりやすいフォームで顧客との接触が表示されることに満足しています。これは以前のシステムではなかなか見つけられなかった情報です。
  • 顧客とのやり取りの作成 (5) — [活動] タブにある 3 つの ToDo のいずれかをクリックして、顧客とのやり取りを作成します。たとえば、Bob は Rachel の当座預金口座から Bob の銀行への振替について Rachel に電話するための ToDo を作成します。

Financial Services Cloud の概要と機能について理解できました。Financial Services Cloud を使用して既存のクライアントを育成する方法についての詳細は、「Financial Services Cloud を使用したクライアント管理」モジュールを参照してください。

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