作業指示の生成
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 作業指示の各部を説明する。
- 手動で作業指示を生成する。
- 自動的に作業指示を生成する。
作業指示の概要
作業指示はお客様に対して実行された作業を追跡するものです。たとえば、Ursa Major では 1 つの作業指示で 1 回のソーラーパネルメンテナンス訪問を追跡できます。作業指示には、実行する必要がある作業の説明が記載されます。作業指示を完了するために必要な作業の詳細は作業指示品目で表すことができます。たとえば、ソーラーパネルのクリーニングの作業指示品目とパネルの配線点検の作業指示品目が、全体的なメンテナンス作業指示に含まれているなどです。
作業指示と作業指示品目には、作業を完了するために必要な情報が含まれています。これは、取引先、取引先責任者、納入商品、作業の優先度などの情報です。作業指示や作業指示品目には作業プラン、作業ステップ、サービスレポート、メモの関連リストがあります。
作業指示と作業指示品目を使用して、たとえば次のようなことを実行できます。
- サービス予定を生成する。サービス予定がスケジュールに追加され、作業員が割り当てられます。作業員がお客様を訪問して指示を完了するときには、Field Service でサービス予定と作業の詳細が追跡されます。
- 作業種別をテンプレートとして使用して、作業を標準化し、時間を節約する。
- ナレッジ記事を添付する。記事には、作業の詳細な実行方法を説明するものや、お客様の施設にいるときに注意すべきことのリストなどがあります。
- 各作業の進行状況を進行状況バーで追跡する。
- モバイルデバイスで詳細を表示する。
作業指示はお客様からの電話やメンテナンス計画などのさまざまなソースから作成されます。今あなたは、ソーラーメンテナンス計画から毎月の作業指示を生成しようとしています。
毎月の作業指示を生成する
前の単元で設定したメンテナンス計画を使用して、DreamHouse Realty の毎月のメンテナンス訪問の作業指示の最初のバッジを生成しましょう。
- メンテナンス計画が開いていない場合は、アプリケーションランチャーで [メンテナンス計画] を選択します。
- 前の単元で作成したメンテナンス計画 MP-0001 をクリックします。
- ドロップダウンアクションメニューで [作業指示を生成] をクリックします。
- メッセージを消し、メンテナンス計画の [作業指示] 関連リストを確認します。
これで、作業指示の最初のバッチが表示されています。
作業指示を表示する
新しい作業指示に何が含まれているかを見てみましょう。
作業指示番号、関連付けられた納入商品、その状況、推奨メンテナンス日が表示されています。
1 つを開いて詳しく見ていきましょう。
- 作業指示番号をクリックします。
- [関連] をクリックし、[サービス予定] 関連リストを表示します。
作業種別を作成したときに [サービス予定を自動作成] をオンにしたため、各作業指示にはすでにサービス予定が含まれています。作業指示とサービス予定は、作業指示の日付と期間の設定を継承しています。この作業指示は自動的に生成されたため、作業指示の詳細ページの [作成者] 項目には [自動化プロセス] と表示されています。
メンテナンス納入商品の [次のバッチの最初の作業指示の日付] も、自動的に最新の作業指示の [推奨メンテナンス日] の 1 か月後に更新されています。これによって、次のバッチに対して準備が整います。
自動的に作業指示を生成する
もちろん、[作業指示を生成] ボタンをクリックするのは気分が良いですが、実は Salesforce で自動的に処理することができるため、クリックする必要がないのです。
メンテナンス計画の自動生成を有効にしましょう。メンテナンス計画を作成したときにこれを行えば [作業指示を生成] をクリックする必要はなかったのですが、それをここで修正しましょう。
- MP-001 メンテナンス計画のドロップダウンアクションメニューで [編集] をクリックします。
- [作業指示を自動生成] を選択します。
- [Save (保存)] をクリックします。
設定が完了すると、自動作業指示生成が 1 日に 3 回実行され、関連するすべてのメンテナンス作業ルールの作業指示が自動的に作成されます。
作業指示の自動生成で問題が発生する場合は、メンテナンス計画フィードでエラーメッセージを確認してください。エラーを修正し、手動で作業指示を生成して生成が機能することを確認してから、もう一度作業指示の自動生成に切り替えます。
この単元では手動で作業指示を生成しました。さらに、作業指示に何が含まれているかを確認し、自動的に作業指示を生成しました。これで、作業ルールと納入商品を含むメンテナンス計画を設定し、それを使用して作業指示を生成することで、定期的に納入商品をメンテナンスする方法を習得できました。