ビューをカスタマイズする

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• サービス予定リストに表示される予定の対象期間を変更する。
• ガントチャートに表示される日数を設定する。
• ガントチャートのカラーパレットをカスタマイズする。

Jacinta はスケジュールに関して、もっと多くのコンテキストを得たいと考えています。現在は、リストの現在の日付の予定が表示されています。対象期間を広げて、過去数日間の予定が表示されるようにできれば便利です。Ursa Major では数日間に多くのことが起こり得ます。

彼女は、対象期間を 3 日前から今日までの 3 日間にして予定を表示したいと考えています。まず、対象期間の日数を設定します。

1. アプリケーションランチャーで、[Field Service] を検索して選択し、ディスパッチャーコンソールを開きます。
2. サービス予定リストで、 をクリックし、[ディスパッチャーコンソール設定] を選択します。
3. [スケジュール対象期間の長さ] に対象期間を入力します。Jacinta は 3 と入力します。
4. [Save (保存)] をクリックします。
5. をクリックし、対象期間に該当する項目を選択します。Jacinta は [期日]、[スケジュール済み開始時刻]、[スケジュール済み終了時刻] を選択します。
6. [対象期間] の横で、今日の日付を選択します。
   

過去 3 日間に期日、スケジュール済み開始日、スケジュール済み終了日がある予定が表示されます。Jacinta は過去 3 日間に期日がある予定をすべて見て、すでに完了しているか完了準備ができていることを確認します。次に、過去 3 日間に開始または終了が予定されていた予定を見て、予定どおりであることを確認します。

ガントチャートには、予定、予定時間、予定を実行する派遣作業員が表示されます。Jacinta はディスパッチャーコンソールのこの部分を特に気に入っています。誰が何をいつ行っているかの概要を視覚的に捉えることができるためです。

サービス予定リストと同じようにガントチャートの予定も広い範囲で表示した方が Jacinta にとっては便利です。ガントチャートでは、それを行うための方法がいくつかあります。

• ガントチャートに表示される日付 (1) — 通常、Jacinta は今日のスケジュールを表示していますが、より多くのコンテキストを得るために 1 ～ 2 日遡ることもあります。
• 表示される日を設定する方法 (2) — 矢印を使用すると、1 日ずつ前後に移動できます。カレンダーを使用すると、表示する日付を選択できます。
• ガントチャートに表示される日数を変更する方法 (3) — Jacinta は通常、変更がスケジュールに及ぼす影響がわかりやすいように同時に 2 日間を表示しています。

2 日間が表示されている Jacinta のスケジュールは次のようになります。

Jacinta は期日が近づいている作業を一目で見分けられるようにして、見落としがないようにしたいと考えています。そこで、ガントチャートで予定の期日に基づくカスタムカラーパレットを作成します。

1. ディスパッチャーコンソールで、ガントチャートの上部にある検索条件アイコンをクリックします。
2. [パレット] タブをクリックします。
3. [パレットエディターを開く] をクリックします。
   
4. [新規パレット] をクリックします。
5. 名前と説明を入力します。Jacinta は Due Date Approaching と入力します。
6. パレットの基準となる項目を選択します。Jacinta は [期日] を選択します。
7. カラースペクトルを定義します。Jacinta は選択リスト項目を使用しているため、各選択リスト値に色を割り当てます。次の値を使用します。
   • 最小値: 0 日
   • 最小値の色: #ff0000
   • 最大値: 7 日
   • 最大値の色: #ffff00
   • 値なし: #40bfbd
   • 色の数: 7
ヒント: 色覚障害者ユーザーも使いやすいように、コントラストが高いスペクトルを作成することをお勧めします。
8. [有効] を選択し、このパレットをディスパッチャーで使用できるようにします。
9. [Save (保存)] をクリックします。

パレットを作成できました。次に、このパレットをガントチャートに適用して表示する必要があります。パレットを適用すると、ガントチャートの予定の背景色が変更され、地図の予定の上に適切な色の横棒が追加されます。

1. ガントチャートの上部にある検索条件アイコンをクリックし、[パレット] タブをクリックします。
2. ドロップダウンリストでパレットを選択します。Jacinta は [Due Date Approaching (期日の近さ)] を選択します。
3. [パレットを適用] をクリックします。

新しいパレットを使用した Jacinta のガントチャートは次のようになります。詳しく見た方がよさそうな予定がいくつかあります。

ガントチャートを再読み込みするか、予定リストで表示する予定を変更すると、デフォルトのカラーパレットに戻ります。Jacinta は必要なことを確認できたため、ガントチャートを更新して、デフォルトのパレットに戻します。

Jacinta はその日の業務のためにより多くのコンテキストを得られるようにビューをカスタマイズしました。そのために、サービス予定の対象期間を変更し、ガントチャートに表示される日数を変更し、カラーパレットをカスタマイズしました。

• Salesforce ヘルプ: ディスパッチャーコンソールのガントチャートでの操作
• Salesforce ヘルプ: ガントチャートのキーボードショートカット