フローでの外部サービスの使用

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Flow Builder ツールボックスで、外部サービスアクションを見つける。
  • 外部サービスアクションを使用してシンプルなフローを作成する。

始める前に

  1. このモジュールを受講する前に、まず「簡単なフローの作成」モジュールを受講し、次に「Flow Builder」モジュールを受講することをおすすめします。この単元は、フローに関するこの 2 つのモジュールで学習する概念に基づいています。事前に準備を整えてからこのモジュールを受講することで、コードを使用しない Salesforce 機能を使いこなすスキルを習得できます。
  2. 前の単元を受講して、指定ログイン情報を作成し、外部サービスウィザードを使用して [BankService] 外部サービスを登録してください。この単元では、作成した指定ログイン情報と新しい外部サービスの両方が必要です。

外部ビジネスアクションにアクセスするフローの作成

これまでに学び、設定したことを実践するフローを作成しましょう。スキルを試し、ビジネスプロセスを実装する準備はできていますか? では、始めましょう。 
メモ
前の単元の指定ログイン情報と外部サービス登録によって、外部 Web アクションをフローから使用できるようになります。

プロジェクト: よりパーソナライズされたエクスペリエンスを提供するために、この架空の銀行は Salesforce を使用して銀行口座に対する営業活動を追跡したいと考えています。銀行の新しいビジネスプロセスを使用することで、銀行の担当者は Salesforce 内から銀行口座を追加できるようになります。このとき、銀行口座種別や銀行口座 ID などの銀行口座の詳細は Salesforce のユーザレコードと銀行のバックエンドサービスの間で同期されます。口座を追加する担当者は複数いるため、ビジネスロジックで既存の銀行口座を確認するか、新しい銀行口座を作成することができる必要があります。
このプロセスを自動化するには、この銀行 Web サービスを外部サービスとして登録します。銀行サービスが登録されると、銀行サービスの口座の API 操作 (追加更新取得) が Salesforce 内の Flow Builder ツールで表示され、アクセス可能になります。この時点で必要なものがすべて揃っています。ここで作成するフローでは、銀行の担当者が口座にアクセスするたびに自動的に新しい銀行口座を追加するか既存の銀行口座の詳細を更新し、銀行サービスからの新しい情報を Salesforce に送信します。 

後の Challenge でいくつかのビジネスアクションを完成させて拡張しますが、Flow Builder で作成する新しいビジネスプロセスをここでお見せします。 
ステージとロジックを詳しく見て、情報の流れを確認しましょう。このフローを完成させるために作成する「ステップ」が 5 つ表示されています。

  1. 画面 Bank Account Record (銀行口座レコード): 銀行の担当者が画面で入力する情報から口座名と口座種別を取得します。
  2. アクション Add Bank Account (銀行口座の追加): 銀行サービスの API 仕様を外部サービスに登録したため、仕様で定義されているすべての API 操作アクションをフロー内で同じアクションとして使用できます。ここでは addAccount アクションを使用し、API 入力と出力を指定します。入力と出力は Salesforce 組織と銀行サービスの間で使用する変数に割り当てます。
  3. 決定 Bank Account Updated? (銀行口座更新?)  ロジックによって銀行口座が存在していて更新が必要かが評価され、必要に応じて新しい銀行口座が作成されます。
  4. 割り当てAssign Existing Bank Account ID (既存の銀行口座 ID の割り当て): 銀行口座が存在する場合は既存の銀行口座の口座 ID を割り当て、この値を使用して Salesforce ユーザアカウントを更新します。
  5. レコードを更新 Update Salesforce User Record (Salesforce ユーザレコードの更新): Salesforce ユーザの姓が銀行口座レコードと一致した場合は、Salesforce ユーザレコードが銀行口座種別と銀行口座 ID で更新されます。銀行サービスに一致する姓がなく、新しい銀行口座レコードが作成された場合は、Salesforce ユーザレコード (一致する名前が Salesforce にある場合) が新しい銀行口座種別と銀行口座 ID で更新されます。

さらに Salesforce 組織を準備するために次のことを実行する必要があります。 

  • ユーザオブジェクトに 2 つの新しいカスタム項目、「Account Type」(口座種別) と「Account ID」(口座 ID) を作成します。これが、銀行の新しい顧客を入力するたびに Salesforce ユーザレコードに銀行口座種別と銀行口座 ID を保存する項目になります。
  • そして銀行に新しい顧客が来ると、銀行の担当者が最初に Salesforce ユーザを作成します。

その手順については、次のセクションで説明します。

フロー内の外部サービスアクション

前の単元から読み進んできた場合には、外部サービスウィザードを使用して外部サービスを登録し、外部サービスアクションがウィザードに表示されています。アクションを確認するために、Flow Builder に移動しましょう。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「フロー」と入力し、[フロー] を選択します。
  2. [新規フロー] をクリックして [画面フロー] を選択し、[次へ] をクリックして [自由形式] を選択します。
  3. ツールボックスで [要素] タブを選択し、[アクション] をキャンバスにドラッグします。
  4. 前の単元で使用した API 仕様に基づいて外部サービスがインポートしたアクションを確認するには、[検索条件] を [種別] に変更し、[外部サービス] を選択して、検索ボックスをクリックします。
  5. 外部サービス登録 (この例では BankService) ごとにまとめられたアクションを表示するには、[検索条件] を [カテゴリ] に変更し、[BankService] を選択して、検索ボックスをクリックします。使用可能な BankService のアクションを確認したら、次に進みます。
  6. [キャンセル] をクリックして [設定] に戻ります

外部サービス登録で追加されたアクションのリスト

たとえば、外部サービスウィザードに表示されていた getAccount アクションのほか、addAccountDeleteAccountupdateAccount も表示されます。これらの外部サービスアクションは、架空の銀行に関連する API 操作で、情報を取得したり、口座レコードを追加したりするためにフローで使用できます。外部サービスにははるかに多くのアクションを設定できます。その数は、各自が使用する具体的なサービスや、ユースケースに基づいてAPI 仕様のスキーマをどのように定義するかによって異なります。

いよいよこれらのアクションを独自のフローで使用します。 

まず Salesforce のユーザオブジェクトで「Account Type」(口座種別) と「Account ID」(口座 ID) の 2 つのカスタム項目を作成しましょう。これで、ユーザレコードに銀行サービスから取得した銀行口座種別と銀行口座 ID の値を保存する項目ができます。

  1. [設定] から、[オブジェクトマネージャ] を選択して、[ユーザ] を選択します。
  2. [項目とリレーション] をクリックして、[新規] (カスタム項目) をクリックします。
  3. [データ型] で [テキスト] を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [項目の表示ラベル] に Account Type (口座種別) と入力し、[長さ] に 25 と入力します。残りはデフォルトのまま、[次へ] をクリックします。
  5. 組織で使用するプロファイルの項目レベルセキュリティが参照可能に設定されていることを確認して、[次へ][保存 & 新規] の順にクリックします。
  6. [データ型] で [テキスト] を選択し、[次へ] をクリックします。
  7. [項目の表示ラベル] に Account ID (口座 ID) と入力し、[長さ] に 25 と入力します。残りはデフォルトのまま、[次へ] をクリックします。
  8. 組織で使用するプロファイルの項目レベルセキュリティが参照可能に設定されていることを確認して、[次へ][保存] の順にクリックします。

Salesforce で Maria Thompson という顧客のユーザレコードを作成しましょう。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスにユーザと入力し、[ユーザ] を選択します。
  2. [新規ユーザ] をクリックします。
  3. [名] に Maria と入力します。
  4. [姓] に Thompson と入力します。
  5. [ユーザライセンス] で、[Salesforce Platform] を選択します。
  6. [プロファイル] で、[標準 Platform ユーザ] を選択します。
  7. ここではテスト組織を使用しているため、あなた自身のメールアドレスを使用します。
  8. 使用するユーザ名とニックネームを入力して (または自動入力される値をそのまま使用して) 保存します。
興味がある場合は、ユーザ Maria Thompson の Salesforce ユーザアカウントに 2 つの新しいカスタム項目 ([Account Type (口座種別)][Account ID (口座 ID)]) があることを確認できます。お察しのとおり、いずれの項目も今は空です

Maria Thomson は銀行で当座預金口座を開くことを希望しています。すでに Salesforce で彼女のユーザは作成してあります (ビジネスロジックに基づく必要な手順です)。次は、銀行の担当者が簡単に新規口座作成プロセスを実行し、Salesforce の機能を活用して新しい銀行口座を追跡できるようにしましょう。


そのためにはフローを使用します。

外部サービスアクションを使用したフローの作成

準備はいいですか? まずは、架空の銀行の新しい銀行口座を作成するか、既存の銀行口座を更新できるフローを作成します。 

画面
  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに フロー と入力し、[フロー] を選択します。
  2. [新規フロー] をクリックして [画面フロー] を選択し、[次へ] をクリックします。
  3. [自由形式] を選択します。
  4. ツールボックスで [要素] タブを選択し、[画面] 要素をキャンバスにドラッグします。
    • 表示ラベル: Bank Account Record (銀行口座レコード)
    • API 参照名: Bank_Account_Record
  5. 入力コンポーネントのリストから、[テキスト] コンポーネントを 2 つ [フローの表示ラベル] 画面キャンバスにドラッグします。
  6. 最初の [テキスト] コンポーネントをクリックして強調表示します。
    • 表示ラベル: Last Name on Account (口座の姓)
    • API 参照名: Last_Name_on_Account
  7. 2 番目の [テキスト] コンポーネントをクリックします。
    • 表示ラベル: Bank Account Type (銀行口座種別)
    • API 参照名: Bank_Account_Type
  8. [完了] をクリックします。
  9. [保存] をクリックしてフローを保存し、フローのプロパティを設定します。
    • フローの表示ラベル: Bank Account Records (銀行口座レコード)
    • フローの API 参照名: Bank_Account_Records
  10. [保存] をクリックし、警告を無視します。
メモ
フローの作成中には、作業内容を失わないように早めに、そして頻繁に保存してください。
今のところはまだフローに 2 つのテキスト入力を可能にする画面要素を追加しただけです。次はアクションを追加しましょう。 

定義上、アクション要素はフローの外部のアクションを実行します。このアクションは API 仕様を登録したときに外部サービスによって作成されたものです。外部銀行サービスによって登録されたアクションをコールすることは、フローの外部のアクションを呼び出す例です。

ここでは、Salesforce 内部から架空の銀行の口座を追加しようとしています。そんなことはかなり優秀な開発者でないとできないのでは、とお思いでしょうか? いいえ、そんなことはありません。外部サービスによって、難しい処理はすべて実行されます。あとは Flow Builder や Einstein ボットなどのツールを使用して接続を行うだけで、完璧なデータ処理を作成できます。

続けるには、フローのアクション要素として [addAccount] アクションを追加しましょう。このアクションは API 仕様の操作から取得されたものです。既存の銀行口座が存在しない場合には[addAccount] アクションを使用して銀行サービスで新しい銀行口座を作成します。このアクションは 2 つのユーザ入力を取り込み、BankService の指定ログイン情報を使用して銀行サービスをコールし、名前と口座種別の両方が一致する既存の銀行口座を探します。

この API 仕様の addAccount 操作には 2 つの出力値があり、それをここで変数として定義します。 

  • 201: 一致する名前が見つかりませんでした。現在、銀行口座がありません。そのため、addAccount を介して新しい銀行口座が作成されます
  • 409: 一致する名前が見つかったという例外 - 銀行口座がすでに存在するため、新しい銀行口座は作成しません。この場合、フロー内でメッセージと既存の口座の詳細が返されます。詳細が返されるのは、どの口座によって 409 例外がトリガされたかがわかるようにするためです。

ここで出力値を定義して、フローの下流にあるその他の要素で利用できるようにします。  この単元の残りの部分を受講し、ハンズオン Challenge を実行すれば、Salesforce の便利な機能を使いこなせるようになります。

アクション

  1. ツールボックスで [要素] タブを選択し、[アクション] 要素をキャンバスにドラッグします。
  2. [検索条件] を [種別] に変更し、[外部サービス] を選択して、検索ボックスをクリックします。
  3. [addAccount] を選択します。
    • 表示ラベル: Add Bank Account (銀行口座の追加)
    • API 参照名: Add_Bank_Account
  4. [入力値を設定] の下で、[accountName] 項目をクリックして Name と入力し、[Last_Name_on_Account] を選択します。
  5. [入力値を設定] の下で、[accountType] 項目をクリックして Type と入力し、[Bank_Account_Type] を選択します。
  6. [詳細] セクションを展開し、[手動割り当て変数] をオンにします。
  7. [出力値を保存] の下で [_201] をクリックし、[新規リソース] を選択します。
  8. [新規リソース] で次のように設定します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: account
    • データ型: Apex 定義
    • Apex クラス: ExternalService__BankService_accountDetails
    • フロー外部での可用性: [入力で使用可能] および [出力で使用可能]
  9. [完了] をクリックします。
  10. [出力値を保存] の下で [_409 Exception] をクリックし、[新規リソース] を選択します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: existingAccount
    • データ型: Apex 定義
    • Apex クラス: ExternalService__BankService_accountDetails
    • フロー外部での可用性: [入力で使用可能] および [出力で使用可能]
  11. [完了] をクリックします。



多くの銀行担当者が新しい顧客をサインアップしているため、Maria Thompson の口座がすでに存在している可能性があります。そこで、口座がすでに存在しているかどうかを評価するロジックを追加しましょう。  

フローが実行されると、口座が存在しない場合にはフローは口座作成パスに転送され、addAccount によって新しいユーザの口座の更新に進みます。口座がすでに存在する場合 (デフォルトの結果) は、更新パスに転送され、銀行からの情報で Salesforce ユーザレコードを更新するだけです。この種類の評価と分岐ロジックは Salesforce の決定要素に最適です。 

決定
  1. ツールボックスの [要素] タブから、[決定] をキャンバスにドラッグします。
  2. [新規意思決定] ウィンドウの上部で、次の値を入力します。
    • 表示ラベル: Bank Account Updated? (銀行口座更新?)
    • API 参照名: Bank_Account_Updated (API 参照名では文字列の最後の「?」を削除します)
  3. [結果] セクションの左側に [新しい結果] と [デフォルトの結果] の 2 つの結果がリストされています。
  4. [新しい結果] が選択されていることを確認し、[結果の詳細] セクションで次の値を入力します。
    • 表示ラベル: Bank Account Created (銀行口座が作成された)
    • API 参照名: Bank_Account_Created
    • [結果を実行する条件の要件] で [すべての条件に一致 (AND)] を選択します。
    • [リソース] に次の条件を入力します。
      リソース 演算子
      existingAccount null $GlobalConstant.True
    • ここでは existingAccount リソースでサフィックス (existingAccount.idexistingAccount.name など) を指定していません。これは、1 つの項目ではなくオブジェクト全体で一致をチェックするためです。つまり、既存の口座を更新するには最初の画面入力で指定される名前と口座種別の両方が一致する必要があります。一致が見つからない場合は新しい口座を作成します。 
  5. [デフォルトの結果] を選択し、次のように入力します。
    • 表示ラベル: Bank Account Found (銀行口座が見つかった)
  6. [完了] をクリックします。
メモ
[Bank Account Found (銀行口座が見つかった)] には条件がありません。これは、デフォルトの結果であるためです。フローで口座を作成するための条件が満たされない場合、フローは常にこのパスを進み、口座情報を更新します。

銀行口座がすでに存在している場合は、フローで Salesforce ユーザの [Account ID (口座 ID)] 項目を銀行の口座 ID で更新します。これを実行するには、値を変数 (account.id) に割り当てる必要があります。

割り当て
  1. ツールボックスから、[割り当て] をキャンバスにドラッグします。
  2. [新規割り当て] ウィンドウで、次の値を入力します。
    • 表示ラベル: Assign Existing Bank Account ID (既存の銀行口座 ID の割り当て)
    • API 参照名: Assign_Existing_Bank_Account_ID
  3. [変数値を設定] で、次の値を入力します。
    変数 演算子
    account.id 次の文字列と一致する existingAccount.id
  4. [完了] をクリックし、警告を無視します。
メモ
[変数] の値をコピーして貼り付けることはできません。変数を設定するには、account と入力し、[Apex で定義された変数] の下の [account] をクリックし、[id] を選択します。

変数に保存された値を使用して、Salesforce ユーザレコードの銀行口座種別と銀行口座 ID を更新しましょう。 

レコードを更新

  1. ツールボックスから、[レコードを更新] 要素をキャンバスにドラッグします。
  2. [新規のレコードの更新] ウィンドウで、次の値を入力します。
    • 表示ラベル: Update Salesforce User Record (Salesforce ユーザレコードの更新)
    • API 参照名: Update_Salesforce_User_Record
  3. [レコードを識別する条件を指定し、項目を個別に設定] を選択します。
  4. [このオブジェクト種別のレコードを更新] で、次のように設定します。
    • オブジェクト: ユーザ
  5. [ユーザレコードを絞り込み] で、次のように設定します。
    • レコードを更新する条件の要件: すべての条件に一致 (AND)
    • 項目: LastName
    • 演算子: 次の文字列と一致する
    • 値: Last_Name_on_Account
  6. [ユーザレコードの項目値を設定] で、次のように設定します。
    • 項目: Account_ID__c
    • 値: account.id ([Apex 定義] の下)
  7. [+ 項目を追加] を選択します。
    • 項目: Account_Type__c
    • 値: Bank_Account_Type ([画面コンポーネント] の下。[Apex 定義] の下ではありません。)
  8. [完了] をクリックします。

銀行口座所有者の Salesforce ユーザレコードの 2 つのレコード変数も必要です。

2 つのレコード (単一) 変数の作成

  1. [ツールボックス] から、[マネージャ] タブを選択します。
  2. [新規リソース] をクリックし、次のプロパティを設定した変数を作成します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: accountTypeField
    • データ型: レコード
    • オブジェクト: ユーザ
    • フロー外部での可用性: 出力で使用可能
  3. [完了] をクリックします。
  4. [ツールボックス] から、[マネージャ] タブを選択します。
  5. [新規リソース] をクリックし、次のプロパティを設定した変数を作成します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: user
    • データ型: レコード
    • オブジェクト: ユーザ
    • フロー外部での可用性: 出力で使用可能
  6. [完了] をクリックします。

あともう一歩です。フローを接続する必要があるだけです。コネクタノードを対象要素にドラッグして正しい順序で要素を接続し、ビジネスプロセスが実行時に正しい流れで実行されるようにしましょう。忘れずに保存しましょう。  

  1. [開始]画面 [Bank Account Record (銀行口座レコード)] に接続します。
  2. 画面 [Bank Account Record (銀行口座レコード)] アクション [Add Bank Account (銀行口座の追加)] に接続します。
  3. アクション [Add Bank Account (銀行口座の追加)]決定 [Bank Account Updated? (銀行口座更新?)] に接続します。
  4. 決定要素の両側に出力コネクタのスペースがあるように、キャンバス上で決定要素を配置します。
  5. 決定 [Bank Account Updated? (銀行口座更新?)] の結果を 割り当て [Assign Existing Bank Account ID (既存の銀行口座 ID の割り当て)] に接続します。
  6. メッセージが表示されたら、決定結果に [Bank Account Found (銀行口座が見つかった)] を選択してパスに割り当て、[完了] をクリックします。
  7. 割り当て [Assign Existing Bank Account ID (既存の銀行口座 ID の割り当て)]レコードの更新 [Update Salesforce User Record (Salesforce ユーザレコードの更新)] に接続します。
  8. 決定 [Bank Account Updated? (銀行口座更新?)]レコードの更新 [Update Salesforce User Record (Salesforce ユーザレコードの更新)] に接続します。
  9. [保存] をクリックします。

もう少しで完了です。 

デバッグモードを使用してフローをチェックしましょう。 

[デバッグ] をクリックし、[実行内容の詳細を表示して、Lightning ランタイムでフローを表示します] を選択して、[実行] をクリックします。 

[Last Name on Account (口座の姓)] に Thompson と入力し、[Bank Account Type (銀行口座種別)] に Checking (当座預金) と入力します。 

[次へ] をクリックします。

この入力によってフローが実行されます。[デバッグの詳細] で、作成したばかりのフロー全体を確認します。まずテキスト入力があります。次に [BANKSERVICE.ADDACCOUNT] の下ではテキスト入力が適切に割り当てられ、出力が次のいずれかを示すことが確認できます。
既存のアカウント:


{!existingAccount} = 409exc

および

{!account} = 201 (null)

または口座が見つからず新しい口座が作成された:

{!existingAccount} = 409exc (null)

および

{!account} = 201

[決定] フェーズでは決定の結果が確認されます。変数が割り当てられています。


そして [レコードの更新] の下では、Salesforce の [Account Type (口座種別)] 項目と [Account ID (口座 ID)] 項目に銀行 Web サービスからの新しい値が入力されています。  

メモ

異なる結果 (201 または 401) が表示されても心配いりません。結果は、アプリケーションの口座の更新状況によって異なります。

さあ、Salesforce で Maria Thompson のユーザレコードを見てみましょう。

銀行の担当者として Salesforce に名前と口座種別を入力すると、フローアプリケーションによって自動的に銀行サービスで既存の銀行口座が更新され (または新しい銀行口座が作成され)、口座 ID と新しい口座種別が Salesforce ユーザレコードに返されました。これで、Salesforce 内から銀行口座の営業活動を追跡できるようになりました。コードを使用しないと言いましたよね。実際に、1 行もコードを記述せずにすべての作業が完了しました。

シンプルなアプリケーションの制限

エラーが発生する可能性があることも知っておく必要があります。たとえば、[Last Name on Account (口座の姓)] に「Maria Thompson」と入力していたら、この項目ではスペースが認められないため、エラーが表示されていたはずです。同様に、6 文字未満の名前 (「Jones」) を入力した場合も、このシンプルなアプリケーションの制限のためにエラーが表示される可能性があります。次のようなコードが表示される可能性があります。

コード Acme 銀行サービス向けの説明
200 システムで指定された名前の口座が見つかりました
201 この口座が存在せず、作成できる場合の応答
204 システムで指定された名前の口座が見つかった場合の応答
400 口座名が最小の 6 文字未満の場合またはスペースが含まれている場合のエラー応答
404 口座がサービスによってサポートされていない場合または見つからなかった場合のエラー応答
409 口座が存在し、作成できない場合の応答

メモ

実際に外部の銀行サービスで使用するフローを作成する場合は、名前ではなく、一意の識別子を使用してレコードを作成するものと思われます。他にも銀行のシナリオにしては基本的すぎるロジックはありますが、ここでは外部サービスの説明に重点を置いているため、簡潔にしています。 

まとめ

最初の単元の図を覚えていますか? ここでもう一度、これまでに実行したパスやステップを確認しましょう。OpenAPI 準拠のスキーマ定義を設定する必要があるものの、実施した作業の多くは宣言的 (コードが少ないか不要) なものでした。思ったより楽でしたよね?

外部サービスワークフローの 6 つのステップ。

外部サービスアプリケーションの拡張とハンズオン

銀行の主要な関係者は、あなたが前のセクションで実行した銀行サービスのプロジェクトを非常に気に入りました。そしてさらに、既存の銀行サービスワークフローに別のビジネスプロセスを追加したいと考えています。 

追加の 4 つのステップは完了すると次のようになります。 


メモ

以前の「外部ビジネスアクションにアクセスするフローの作成」セクションの銀行の外部サービスプロジェクトをまだ完了していない場合は、この拡張に取り組む前に完了してください。そうしないと、検証する対象がありません。

この単元で作成したフローにアクション (画像のステップ 6) を追加しましょう。口座がすでに存在する場合は、銀行の担当者に口座情報を表示します。口座が存在しない場合は、銀行の担当者に通知します。ステップ 7 ~ 9 はハンズオン Challenge で実行します。

まず、2 つの変数を作成しましょう。1 つは銀行口座がすでに存在し、確認できるかどうかについての情報を保存し、もう 1 つは銀行口座が存在しない場合のものです。 

2 つの Apex 定義変数の作成

  1. [Bank Account Records (銀行口座レコード)] フローに戻ります。
  2. ツールボックスで [マネージャ] タブを選択し、新しいリソースを作成します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: checkedAccount
    • データ型: Apex 定義
    • Apex クラス: ExternalService__BankService_accountDetails
    • フロー外部での可用性: [入力で使用可能][出力で使用可能] の両方をオンにします。
  3. [完了] をクリックします。
  4. 2 つ目の変数の新しいリソースを作成します。
    • リソース種別: 変数
    • API 参照名: notFoundAccount
    • データ型: Apex 定義
    • Apex クラス: ExternalService__BankService_errorModel (必ず末尾が「errorModel」になっているものを選択してください)
    • フロー外部での可用性: [入力で使用可能][出力で使用可能] の両方をオンにします。
  5. [完了] をクリックします。
アクション
  1. ツールボックスで [要素] タブを選択し、[アクション] 要素をキャンバスにドラッグします。
  2. [検索条件] を [カテゴリ] に変更し、[BankService] を選択して、検索ボックスをクリックします。
  3. [getAccount] を選択します。
    • 表示ラベル: Verify Bank Account (銀行口座の検証)
    • API 参照名: Verify_Bank_Account
    • accountName: Last_Name_on_Account
    • [詳細] セクションを展開し、[手動割り当て変数] をオンにします。
  4. [出力値を保存] で、次のように設定します。
    • >_200: checkedAccount (Apex で定義された変数)
    • >_404 Exception: notFoundAccount (Apex で定義された変数)
  5. [完了] をクリックします。
  6. [Update Salesforce User Record (Salesforce ユーザレコードの更新)] レコードの更新要素を [Verify Bank Account (銀行口座の検証)] アクション要素に接続します。
  7. [保存] をクリックします。

リソース

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