Salesforce サプライヤーの行動規範の概要

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

合法的かつ倫理的なビジネスに関する Salesforce の基準を概説する。
サプライヤーの行動規範とは何かを説明する。
Salesforce の倫理および誠実性について学習するためのリソースを挙げる。

Salesforce における倫理

Salesforce には世界各地にパートナーがいます。そのパートナーは規模も業種も事業内容もさまざまです。けれども、その役割が何であれ、Salesforce が期待することは同じです。当社はパートナーに対して、合法的かつ倫理的な方法でビジネスを行うことを求めます。

Salesforce は、透明性、信頼、尊重、コミュニケーションを重視します。Salesforce とパートナーシップを締結する場合に重要なことは、あなた、そしてあなたの会社がこれらの価値を堅持することです。倫理的な行動を取ることで、Salesforce とあなたの組織の強力な関係の基盤が構築されていきます。

パートナーとして、サードパーティと提携することがあるかもしれません。この後見ていくとおり、他の事業体と協力する中で、倫理的な問題となる可能性のある事象が生じることがあります。Salesforce はそのパートナーおよび当社のサービスを利用する他のサードパーティに対し、高い水準の倫理および誠実性をもって事業運営にあたることを求めます。

このモジュールでは、Salesforce パートナーが遭遇する可能性のあるいくつかのシナリオを検証していきます。正しい行動が必ずしも明白でない状況を取り上げ、そうした状況への対処に必要な知識を習得できるようにします。

サプライヤーの行動規範の確認

また、Salesforce サプライヤーの行動規範に目を通しておくことを奨励します (「リソース」セクションまたは当社の一般向け Web サイトにリンクが記載されています)。サプライヤーの行動規範には、パートナーに対する当社の期待が説明され、これらの共通基準を満たすためのガイダンスが示されています。サプライヤーの行動規範には、腐敗防止の問題のほか、パートナーや製品およびサービスのサプライヤーによる強制労働や児童就労の使用禁止など、他の重要な期待も記載されています。

もう 1 つのリソースとして、四半期に一度、サードパーティパートナー向けの倫理トレーニング Web セミナーを実施しています。この Web セミナーは、当社のポリシーを理解し、関連するあらゆる法令を遵守したうえで高い水準の誠実性をもって行動するために極めて役立つリソースです。Web セミナーへの参加に関心がある場合は、Salesforce パートナーコミュニティで詳細を確認できます。Salesforce の担当者が、次回のセミナーへの登録をお手伝いします。

Salesforce パートナーはすべて、コンプライアンス誓約書に署名する必要があります。この誓約書は、本モジュールで説明する規則、特に腐敗防止に関する規則の遵守を確約するものです。

この単元にはパートナーにとって役立つと思われる情報が記載されていますが、これは Trailhead で、法律事務所ではありません。ベストプラクティスや期待を順に見ていく中で軽妙なトーンになることもありますが、検討していく内容は至って深刻な問題です。法的な助言が必要な場合は、各社の顧問弁護士に相談してください。モジュールの後半で、倫理的な問題を報告するために必要なリソースもご紹介します。