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ESM の機能について知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ESM が Communications Cloud とどのように連携するかを説明する。
  • ESM が通信サービスプロバイダー (CSP) 向けに提供する業種固有のソリューションについて説明する。

基盤

ESM は Communications Cloud の 4 つのメイン製品上に構築されており、そのそれぞれが CSP 固有の要件を満たすようにカスタマイズされています。

Infiwave の営業部門、マーケティング部門、サービス部門はすでに Salesforce Communications Cloud を使用して卓越したカスタマーエクスペリエンスを提供しています。このプラットフォームの事前作成済みのプロセス、インテグレーション、データモデルを使用することで、カタログ主導のモジュール式手法による完璧な注文が実現されています。

ここでは、エンタープライズ販売の複雑さに対応するために ESM がこれらの製品に適応してそれを強化し、さらに機能を追加するしくみを調べてみましょう。

コンポーネントと機能

エンタープライズ販売エクスペリエンスをシンプルで合理的なものにするために、Infiwave は Communications Cloud プラットフォームに ESM を追加します。ESM では 4 つのコンポーネントを使用して業種固有のソリューションを提供します。

業種固有のソリューションを提供する ESM の 4 つのコンポーネント。

コンポーネントには次が含まれます。

  • エンタープライズ販売に不可欠なアプリケーションに統合されたビジネスプロセス
  • 主要な通信商品向けの定義済みの設定可能な商品モデル
  • 一般的なエンタープライズ販売向けに設計された設定可能なテンプレート
  • Communications Cloud プラットフォームにシームレスに統合される適応性が高い組み込みコア機能

ビジネスプロセス

Infiwave は ESM のビジネスプロセスを最適化することで、ボトルネックを特定し、非効率な部分を改善し、全体的なパフォーマンスを強化できます。営業担当は設定可能なガイド付きジャーニーを使用して、販売サイクルのフェーズを進めることができます。ビジネスプロセスには主に次のものがあります。

  • 見積と注文の強化: 注文または見積が作成された後、履行される前に、重要な情報を追加します。接続日や請求取引先を使用して注文グループをまとめて効率的に更新します。各グループメンバーにリンクされた情報 (電話番号など) を使用して注文商品を更新します。
  • サービスアカウントとサブ注文の作成: 注文作成では、オファー設定に基づいてエンタープライズ見積またはエンタープライズ注文をプライマリ注文とサブ注文に変換されます。サービスアカウントは通常は各サブ注文に関連付けられますが、ESM ではサービスアカウントが存在しない場合には作成されます。
  • 住所検証とサービス可能状況: ESM では Google Maps API を使用して検証を行うかユーザーが手動で住所を追加することを許可します。
  • ロケーションと登録者のデータ処理: CSV または XLS ファイルを使用してロケーションと登録者の一括アップロードを実行します。または、予測住所機能を使用して住所やサービスアカウントを取得します。1 つの取引先から、法人取引先にリンクされたすべてのサービスアカウントを照会できます。

商品モデル

ESM では設定可能な定義済み商品モデルが幅広く提供されます。Infiwave は自社の固有の要件に合わせて次のモデルを調整できます。

テンプレート

エンタープライズ販売ワークフローを合理化するために、ESM には一連のカスタマイズ可能なテンプレートと、専用に設計されたプランが用意されています。CLM に統合された事前作成済みテンプレートを使用してすばやく契約を生成し、そのテンプレートを使用してロケーションまたは登録者ベースの提案を作成します。

さらに、注文オーケストレーション機能により、請求や在庫などのシステムに接続するための明確なワークフローの概要が示されます。これにより、すべての作業に正しい順序で取り組むことができ、スムーズで効率的な注文履行への道が開かれます。

メモ

Industries 注文管理には商品とサービスの 2 つのビューが組み込まれています。それは、お客様が望むものと CSP が提供するもので、前者は商的注文、後者は技術的注文と呼ばれます。

コア機能

ESM には再利用可能なコアコンポーネントのライブラリがあります。DataRaptor、Integration Procedure、Apex クラス、Omniscript といった基本要素を使用して、営業のさまざまな機能やワークフローを効率的に管理します。

次の表は大企業向けのいくつかのワークフロです。

ワークフロー

説明

グループおよびメンバーの見積と注文

営業チームの効率を高めます。お客様やロケーションをグループ化することで複雑な商談を合理化し、商品やサービスに対する一括要求をより効果的に処理できます。

メンバー一括アップロード

複数のロケーションや登録者の詳細を迅速にアップロードします。これによって大量の顧客データの管理が簡略化され、効率と生産性が高まります。

商品一括編集

同じ商品を対象とする複数の見積または注文の品目を変更します。一括追加、一括切断、一括変更などのオプションを使用して市場やお客様のニーズにすばやく適応します。

見積のコピー

既存のエンタープライズ見積をコピーします。これにより、見積を複製したり、コピーした見積を特定のニーズに合わせて調整したりして、時間を節約すると共に提案間での一貫性を維持できます。

地図によるロケーションの視覚化

Google マップインテグレーションを使用して、お客様のロケーションを地図上に直接視覚化します。市場を地理的に表示することで、計画やリリース戦略に役立てます。

インライン価格調整

ESM を使用して商品を設定しているときに、カート内で価格を直接調整します。リアルタイムで価格を更新して、セールスプロセス中の柔軟性とスピードを向上させます。

線形関係

各商品は複雑な階層関係の影響を受けず、独立して動作します。商品のライフサイクル管理が簡略化されれば、ビジネスの進化に合わせて商品を調整できます。

見積概要ページ

見積の包括的な概要を表示し、オファーを確認したり、割引を適用したり、線形関係を作成したりします。

Infiwave は ESM を使用して、ソリューションを定義し、提案を交渉し、複数のロケーションや登録者を対象とした注文を作成して送信できます。ESM は Industries CPQ の各機能と統合され、大規模な企業、行政機関、公共セクターのお客様への販売に伴う固有の課題に対処するようにソリューションを強化できます。

コンポーネントと機能をおさらいしておきましょう。

この単元では、ESM について学習し、ESM と Communications Cloud が連携してセールスプロセスを強化するしくみを理解しました。Infiwave がカスタマイズ可能なビジネスプロセス、商品モデル、便利なテンプレートなどを使用してエンタープライズ販売ジャーニーを合理化する手順も知りました。

次の単元では、ESM によって営業チームの職務がどのように変革されるかを学習します。

リソース

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